シャッフル航法 作:円城 塔
楽しみにしすぎた
そんな按配で、この読書地獄に入ってから、
さんさんと輝く作家だと、はまってしまった円城塔さんの
新作をようやっと読んだのであります
ああ、過去読んだどれよりも、意味不明だ
凄い楽しい
そんな、自分に酔っている感じでありますけども、
今回は相当に実験的な小説でありまして、短編といっていいんだろうが、
まぁ、ひとつひとつが、読み解くのに時間がかかって仕方ないと
四苦八苦しながら読み終えたのでありました
終わってみれば、やっぱり楽しいなぁと
そういう満足でいっぱいなので、
何一つ文句はないというか、テンションが下がらない感じで
ちょっと浮かれているわけですけども
楽しい気分でいっぱいなのでありました
しかし、私がつらつら読んできたいくつかの短編の続きといっても
過言ではないと、そう断じてしまいたいところですが、
テーマというか、扱うものがずっと決まっていてかつ、
その思索や、咀嚼が深まっている、より前に進んでいると
そんな雰囲気を感じ取って、鼻息が荒くなってしまうのであります
どんどん理解できるのに遠のいていくぜ、凄いぜ
「これはペンです」にあったような、
言語を生む機械めいたそれが、実際というか実践されたらしく、
氏のプログラムから発生した詩集というか、詩について、
内容如何は意味がなく、ただ、それを作ったという
なんだろうな、この哲学とSFといったりきたりの
どっちつかずのという具合が
まぁ本当、私には楽しくて仕方なかったのでありました
数学的制限による試みも面白かったのですけども、
やっぱり私は理屈が理解できないために、
より小説に近しいといったらいいか、
論文めいているほうがまだ読みやすいというわけで、
リスを実装する話だとか、矛盾から発生する話だとか
そういうのが、なんとも、星新一的でもありながら、
もっと違うどれかという具合が
本当、非常に楽しめたのでありました
ただ、これを書くにあたり、そのうち、この人は、
現世界と没交渉となるんじゃないかと
心配になるくらいでありますけども、
それを、おそらくははすに構えてしゃらっとやってるんだと
勝手に想像しては、なんというかかっこいいと
褒めてしまうのであります、憧れてしまうのでありました
前衛といってしまっていいのか、
どことなく、筒井御大を思い起こされるような試みに
わくわくしながら、一冊しっかり堪能したのでありましたとさ
楽しみにしすぎた
そんな按配で、この読書地獄に入ってから、
さんさんと輝く作家だと、はまってしまった円城塔さんの
新作をようやっと読んだのであります
ああ、過去読んだどれよりも、意味不明だ
凄い楽しい
そんな、自分に酔っている感じでありますけども、
今回は相当に実験的な小説でありまして、短編といっていいんだろうが、
まぁ、ひとつひとつが、読み解くのに時間がかかって仕方ないと
四苦八苦しながら読み終えたのでありました
終わってみれば、やっぱり楽しいなぁと
そういう満足でいっぱいなので、
何一つ文句はないというか、テンションが下がらない感じで
ちょっと浮かれているわけですけども
楽しい気分でいっぱいなのでありました
しかし、私がつらつら読んできたいくつかの短編の続きといっても
過言ではないと、そう断じてしまいたいところですが、
テーマというか、扱うものがずっと決まっていてかつ、
その思索や、咀嚼が深まっている、より前に進んでいると
そんな雰囲気を感じ取って、鼻息が荒くなってしまうのであります
どんどん理解できるのに遠のいていくぜ、凄いぜ
「これはペンです」にあったような、
言語を生む機械めいたそれが、実際というか実践されたらしく、
氏のプログラムから発生した詩集というか、詩について、
内容如何は意味がなく、ただ、それを作ったという
なんだろうな、この哲学とSFといったりきたりの
どっちつかずのという具合が
まぁ本当、私には楽しくて仕方なかったのでありました
数学的制限による試みも面白かったのですけども、
やっぱり私は理屈が理解できないために、
より小説に近しいといったらいいか、
論文めいているほうがまだ読みやすいというわけで、
リスを実装する話だとか、矛盾から発生する話だとか
そういうのが、なんとも、星新一的でもありながら、
もっと違うどれかという具合が
本当、非常に楽しめたのでありました
ただ、これを書くにあたり、そのうち、この人は、
現世界と没交渉となるんじゃないかと
心配になるくらいでありますけども、
それを、おそらくははすに構えてしゃらっとやってるんだと
勝手に想像しては、なんというかかっこいいと
褒めてしまうのであります、憧れてしまうのでありました
前衛といってしまっていいのか、
どことなく、筒井御大を思い起こされるような試みに
わくわくしながら、一冊しっかり堪能したのでありましたとさ