CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】バリー・シール アメリカをはめた男

2017-11-03 16:00:43 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりに映画を見てきました
本当は先月にスクランブルを見て、名車COBRA427を見たかったんだが
物凄くタイミング悪く見逃してしまったので
敵をとるではないが、前評判も高いトムクルーズ主演の
久方ぶりのヒット作を見てきたのであります

内容は史実というか、実話に基づいているんだそうで
宣伝とポスターの雰囲気から痛快バカ映画を期待していたんだが
ひりひりするというか、博打とはこういうものだよなと
そう思わされるような、降りることを許されない
どんどんと積みあがっていく何かと対峙する
或る意味恐ろしい映画でありました
痛快な部分もあったし、考えさせられるし
なかなか楽しい映画だったと思うのであります

ラストが個人的に衝撃的だったので、
まぁ実話だからそのあたりは知れ渡っているのかもですが
ネタバレを回避するため、書きはしないのだけども
なかなかどうして、考えさせられてしまったのであります
こういうのがアメリカ人、案外好きだったりするのねと
意外ではないけども、思わされる内容だと感じたのである
でも、正義とはそういうことかとも思わされてしまう
なかなか難しいところだわ、面白い

主人公が凄腕パイロットで、フライトのついでに
中南米から密輸の片棒をかついで小銭を稼いでいるとか
そんなことをしていたところ、うかりCIAに見つかって
それを利用されるというか、むしろ、
CIAのために働くようになってと、
このあたりから、加速度的に危険が増していくというのが
見ていて物凄くわかりやすく積みあがっていて
大変面白いというか、ストレスフルなのであります
仕事の危険さは痛快に写るというのに、
その報酬の金、札束が積みあがっていく様が
最高に怖いのである、凄いわ

自分のような小心者にはこれは耐えられないなという感じで、
麻薬組織とかとずぶずぶの付き合いになっていったり、
CIAの片棒担がされて、戦争に加担したりとか
もう、何をしているのかわからない感じで、
ただモノを運んでいるだけなのに、その悪というか
正義とはいえない生き方に
疑問を感じつつ、それに蓋をするというか、
ともかく、ラストシーンのエンジンキーをひねるという動作ひとつとっても
ステキすぎて最高に面白かったと思えたのでありました

或る意味、勧善懲悪の典型ではあったんだが
なかなかどうして、面白く楽しめた
いい映画だったと思うのであります
しかしまぁ、中南米のマフィア、本当に怖い、超怖い
笑いながら人殺しそうな雰囲気は
たまらなく恐ろしいと、改めて思い知ったのであります
偏見だが、なかなかどうして、そうじゃないかと
思うような恐ろしさでありました
CIAって本当に怖いというか、嫌な奴らだなと思わされた