仙境往来―神界と聖地 著:田中 文雄
がっつり道教の勉強に踏み込んだ一冊であります
踏み込んだのは私なのでありますけども、
まずは、仙人とは何か、道教における聖地の考え方について
大変わかりやすく解説された本でありました
今まで、あれこれかじってきた甲斐もあって、
まずまず理解できたように思います
当然、全部理解したはずもないのだが、
なかなか満足な読書となった
そんなわけで、道教の成立に関する解説と、
その中で、聖地をどう定義しているかという部分に
かなり解説を割いた本でありました
道教における聖地、広義では東洋思想、中国思想におけるといいかえられる
それこれの話でありまして、
桃園の伝説から始まり、それを含めつつ
泰山や崑崙山といった、伝説の山、これらが五行と結びついてと
このあたりの展開が書かれていて
大変楽しいのでありました、面白い、なるほどなと
納得というほどではないが、そういうことなのかと
ひざを打ったような気分であります
世界の定義の仕方がなかなか面白くて、
自分を考えて、その外側にも無限に広がる世界があり、
そうかと思えば、内側に向けても無限に小さくなるというか奥へと進む世界があると
そんなことが書かれていて、特異というか
一つの考え方として、神が体に住んでいるということもあって、
世界のミクロ化したものが、人体でもあるというところが
なるほどなぁと、思わず納得してしまうような展開で
大変面白いのでありました
病気になる場合、そこの神が出ていって帰ってこないからだとか、
神様は、結構出入りするから、それをスムーズに行うように
儀礼や、儀式が制定されるとか
大変興味深いのであります
お参りの意味が、体内の神を外の世界へ返し、また戻ってきてもらうという
一連を示しているというのが、本当にもう
すごく興味深いと思えたのでありました
桃園で定義されたというべきか、
出家ではないけども、仙人という長生長春の存在への憧れと
そこにたどり着くためのあり方みたいなのが楽しくて、
そういう人たちが、桃園というところにたくさん住んでいるというのが
ある種の夢であり、憧れなのであると
これを理解しておくだけで、ずいぶん道教理解に
近づいたように思えたのでありました
続編もどんどん読んでいこう
そう思いながら、まずは一冊読んだとメモっておく
がっつり道教の勉強に踏み込んだ一冊であります
踏み込んだのは私なのでありますけども、
まずは、仙人とは何か、道教における聖地の考え方について
大変わかりやすく解説された本でありました
今まで、あれこれかじってきた甲斐もあって、
まずまず理解できたように思います
当然、全部理解したはずもないのだが、
なかなか満足な読書となった
そんなわけで、道教の成立に関する解説と、
その中で、聖地をどう定義しているかという部分に
かなり解説を割いた本でありました
道教における聖地、広義では東洋思想、中国思想におけるといいかえられる
それこれの話でありまして、
桃園の伝説から始まり、それを含めつつ
泰山や崑崙山といった、伝説の山、これらが五行と結びついてと
このあたりの展開が書かれていて
大変楽しいのでありました、面白い、なるほどなと
納得というほどではないが、そういうことなのかと
ひざを打ったような気分であります
世界の定義の仕方がなかなか面白くて、
自分を考えて、その外側にも無限に広がる世界があり、
そうかと思えば、内側に向けても無限に小さくなるというか奥へと進む世界があると
そんなことが書かれていて、特異というか
一つの考え方として、神が体に住んでいるということもあって、
世界のミクロ化したものが、人体でもあるというところが
なるほどなぁと、思わず納得してしまうような展開で
大変面白いのでありました
病気になる場合、そこの神が出ていって帰ってこないからだとか、
神様は、結構出入りするから、それをスムーズに行うように
儀礼や、儀式が制定されるとか
大変興味深いのであります
お参りの意味が、体内の神を外の世界へ返し、また戻ってきてもらうという
一連を示しているというのが、本当にもう
すごく興味深いと思えたのでありました
桃園で定義されたというべきか、
出家ではないけども、仙人という長生長春の存在への憧れと
そこにたどり着くためのあり方みたいなのが楽しくて、
そういう人たちが、桃園というところにたくさん住んでいるというのが
ある種の夢であり、憧れなのであると
これを理解しておくだけで、ずいぶん道教理解に
近づいたように思えたのでありました
続編もどんどん読んでいこう
そう思いながら、まずは一冊読んだとメモっておく