CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

おんな城主 直虎   悪女について

2017-11-19 21:12:59 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
意外とあっさりと、そして実にこのドラマらしい
瀬名の決着でありました
直虎の気持ちで見ると悲惨だなぁと
改めて思わされるんだが、
そういうことが繰り返されていたというのが
ありあり伝わってきて、やるせなくていいドラマだった

わかっていたけども、信康は助からないし
しかも徒労のように思われた瀬名の嘆願も
まるで意味がなかったという
何一ついいことがありませんでしたというオチは
どうかというドラマだと思いつつも
それによって、直虎が井伊の家督について
考え直す切欠となるというのは
うまい処理であるなと思うと同時に
戦国というか、織田と徳川の関係が
非常によろしくわかってよい回でありました

しかし、各人の名演が光るなと勝手に感動してしまったんだが
家康、直政、榊原ほか徳川家臣団それぞれが
非常に面白くてよかったと思うのであります
特に数正がこの後、どうしてああなったのかが
なんとなくわかるような引きになっていて
なるほどなと、勝手に納得させられてしまったのであります
本当かどうかしらんが、三河でも二つ派閥があったとすれば
わかる話なのかもしれんと感じ入る次第でありました

瀬名の覚悟もよかったし、最後のシーンの
舟を見て悟るというのが抜群に素晴らしい
きゃんきゃん上昇志向の女としてそれまで生きてきたけども
最後に、その終わりを知りながら生きていったというのが
和尚がいったとおり、命を使い切ったように見えて
実際はそういうことではないし、
そんな教訓を見せようという意図はないだろうけども
よろしく見えてしまったのでありました
ああいう生き方というのに
何かしら憧れるではないが、そうでなくては
生きる甲斐がないだろうかなんて
年老いてくると考えてしまうのでありまして
いい話だったと、感嘆したのでありましたとさ

来週以降も楽しみである