CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】作りたい女と食べたい女

2023-01-03 20:54:25 | ドラマ映画テレビ感想
NHK夜ドラ枠でありました
原作漫画があるとは知っていたけども、
まったく内容は知らないままで、
まぁ、夜中に具合の悪い、おいしい系の飯ネタかなとみていたら
思いのほかLGBTQ的な内容が放り込まれて
ちょっと戸惑ってしまったんだが、
それはそれとして、ほんわかとしてよいドラマでありました

何がということを書きづらい、書いてしまうとなんか違う言葉になってしまいそうな、
気に入ってみていたけど、気軽に感想を書いていいものかと
ちょっと構えてしまうのであるけど、
女性で大食漢ということへの無理解というか、
ああいうことでの妙なマウントみたいなのが、男性から行われるという
こういうパターンのセクハラというか、前時代的なハラスメントというのが
日常的に結構ひそんでいるよなと、
自分でやったことないけど、ぱっと、凄いたくさん食べる女の人を見たら驚いてしまうという
それが、どの程度どうなのかなんて考えさせられてしまったのである
でも、このドラマだと、から揚げ屋の店主夫婦がいい感じで修正してくるというのが
露骨ではなく、ほんわかしているので救われるというか
いい話だねと思い、そして、そこに小食の女性を連れてきて
その人が特にそういう思いもしないまま、ごくありふれて美味しいというという
ああ、こういう幸せの描き方はいいなぁなんて、思ったりしていたのである

二人にとって、色々とあるわけだが、
それはそれとして、それぞれが幸せである瞬間というのを
すごく丁寧に、実際に幸せだと伝わるように描いていたのがいいドラマたるところだなと
飯を作っているところ、それを食べてもらっているところ、
この二つでの、その幸せと、それに自身で気づく驚きとを同時に共存させたというか、
まぁ当然なんだけども、そういう感情の揺れみたいなのが
すごく丁寧に描かれていて、いいドラマだなーと感激していたのでありました

あとは、ひたすらうまそうだなというのと、
それにしたって食いすぎだろうというのが
なんとも夜中に具合の悪いドラマだと思いつつも
ついつい見てしまうところであったと感じるのでありました

ありていな恋愛という形がどうした、そういう情動が
人間ドラマの中で一番面白いのはわかるんだけども、
それ以外で、何が幸せかというのを大きな起伏じゃなくて
こういう形で見せてくれたというのが、いい話だったと
メモっておきたいドラマとなったのである