おいしいごはんが食べられますように 作: 高瀬隼子
芥川賞とってると知らないで読んでしまったんだが、
もやっとした感じの気持ちが残る小説だった
人生に対する主体性でもないけど、なんといったらいいか、
大きな流れというものと、自分の気持ちというものの乖離、
あるいは、自分の気持ちという名前だが、実際はただ文句言いたいだけではないかと
そんなことを考えさせられるような、
形容しがたい、でも、そういうのあるなということを書いた小説だと読めた
別に嫌なことというか、特別悪いことだったり、
明確な悪意といったものは存在しないんだが、
なんとなく、ふわっと得している人、そう見える人というのが
気に入らないというのは、ありそうだなと思わされるところ
そうなってしまうと、やっていることがすべてそういうものに見えてしまうし、
可愛いとすら思えるしぐさが、わざとらしいと見えて、
どんどん心が冷えていってしまうというのは
人間そういうもんだよな、結局それは、その人と合わないということでないかなと
思ったりしてしまうんだが、それも文句いいつつ、
結局流れていくままに過ごしてどうなるかと
そんな一幕が描かれていた
ちゃんと読めていないだけだと思うんだが、
結局事件(というほど大きな話でもないが)の真相はどうだったのか、
誰がそれをやっていたのか、最後のそれ以外について
よくわからなかったんだが、そんななんともいえないことが
とても大事になって、大事にしたわけでもないけども、誰が悪いとかも存在しないとか
なんとも嫌なものが浮かんでいるなという、
実際にそういう状況にあったら、空気悪いな、なんて形容するんだろう世界観が
居心地悪い読書体験になって面白かった
色々と考えさせられることが増えてしまうというか、
他人についての感想が少し深くなってしまうと、
作為とか、そんなものが目についてしまうというのに
ストレスめいたものを感じるというのは、俯瞰すると最高に身勝手だなと思い知らされる
よいお話であったと思うんだが、それはそれとして、
何もいわなくても、思っているかどうかもわからなくても、
人生というか、流れは続くもんだなぁと感じる一冊でありました
芥川賞とってると知らないで読んでしまったんだが、
もやっとした感じの気持ちが残る小説だった
人生に対する主体性でもないけど、なんといったらいいか、
大きな流れというものと、自分の気持ちというものの乖離、
あるいは、自分の気持ちという名前だが、実際はただ文句言いたいだけではないかと
そんなことを考えさせられるような、
形容しがたい、でも、そういうのあるなということを書いた小説だと読めた
別に嫌なことというか、特別悪いことだったり、
明確な悪意といったものは存在しないんだが、
なんとなく、ふわっと得している人、そう見える人というのが
気に入らないというのは、ありそうだなと思わされるところ
そうなってしまうと、やっていることがすべてそういうものに見えてしまうし、
可愛いとすら思えるしぐさが、わざとらしいと見えて、
どんどん心が冷えていってしまうというのは
人間そういうもんだよな、結局それは、その人と合わないということでないかなと
思ったりしてしまうんだが、それも文句いいつつ、
結局流れていくままに過ごしてどうなるかと
そんな一幕が描かれていた
ちゃんと読めていないだけだと思うんだが、
結局事件(というほど大きな話でもないが)の真相はどうだったのか、
誰がそれをやっていたのか、最後のそれ以外について
よくわからなかったんだが、そんななんともいえないことが
とても大事になって、大事にしたわけでもないけども、誰が悪いとかも存在しないとか
なんとも嫌なものが浮かんでいるなという、
実際にそういう状況にあったら、空気悪いな、なんて形容するんだろう世界観が
居心地悪い読書体験になって面白かった
色々と考えさせられることが増えてしまうというか、
他人についての感想が少し深くなってしまうと、
作為とか、そんなものが目についてしまうというのに
ストレスめいたものを感じるというのは、俯瞰すると最高に身勝手だなと思い知らされる
よいお話であったと思うんだが、それはそれとして、
何もいわなくても、思っているかどうかもわからなくても、
人生というか、流れは続くもんだなぁと感じる一冊でありました