君のクイズ 作:小川哲
クイズってこういうものだったんだ、
初めて、クイズがスポーツであることを教えてもらった本になったけども
そういう世間と、クイズ競技者との意識の差を描きつつ、
そもそもがクイズかのように謎解きしていく物語でありました
題材が面白いから、そう引っ張られてしまうけど、
いわゆる普通の推理小説とも言えてしまう内容だった
だから、楽しく読めたわけだ
とはいえ、クイズというものの成り立ちというか、
クイズの高度な戦いのやり取りというのの説明がちょこちょこ入るために
かなり早い段階でオチが読めてしまうというのが、
ある種この本の中で起こったことと一緒だなと感じたんだが、
いわゆるミステリの最後までミスリードがあってというよりも、
完全に情報を整理して埋めていく感じなので一本調子だったのが
ちょっと残念かもと思いつつ、でも、その詰め方がよいので
さくさく読めて、やっぱりなと楽しめた感じであります
とはいえ、そもそものトリックでもないが、
事件、および謎と呼ぶべきそれの正誤よりも、そこに関わった人物の人となりがどうか、
そちらが隠されているというか、最後までわからなかったというのが
面白さの秘密だったんだろうなと思ってしまうわけだが、
なんとなし、そういう人だよなぁと
これもまた、クイズのように、理詰めになってるせいで、そういう新鮮さというか、
やっぱりな感の方が強くなってしまっているのは
読み手の私が悪いのかどうか、ともあれ、クイズにかけるものの違いというのが
ある種キーでもあってよかったと思うのでありました
もうちょっと、クイズに対する強い想いというか
主人公のそれこれが感じられたらとも思ってしまったんだが、
主人公の冷静な分析によって、ライバルの挙動のひとつひとつが
どれほど計算されていたのかがわかっていくというのはとても面白くて、
クイズ番組とか好きな人で、こういう世界だと知らない人は
タレントを見る目がかわるんだろうななんて
思わされたりしたのでありましたとさ
知的ゲームが流行ってるというのの一環だと思うんだが、
こういうのが楽しいというのは、いわゆるただのミステリを読むのとは異なる楽しさが
あるんだろうなと思う一冊でありました
クイズってこういうものだったんだ、
初めて、クイズがスポーツであることを教えてもらった本になったけども
そういう世間と、クイズ競技者との意識の差を描きつつ、
そもそもがクイズかのように謎解きしていく物語でありました
題材が面白いから、そう引っ張られてしまうけど、
いわゆる普通の推理小説とも言えてしまう内容だった
だから、楽しく読めたわけだ
とはいえ、クイズというものの成り立ちというか、
クイズの高度な戦いのやり取りというのの説明がちょこちょこ入るために
かなり早い段階でオチが読めてしまうというのが、
ある種この本の中で起こったことと一緒だなと感じたんだが、
いわゆるミステリの最後までミスリードがあってというよりも、
完全に情報を整理して埋めていく感じなので一本調子だったのが
ちょっと残念かもと思いつつ、でも、その詰め方がよいので
さくさく読めて、やっぱりなと楽しめた感じであります
とはいえ、そもそものトリックでもないが、
事件、および謎と呼ぶべきそれの正誤よりも、そこに関わった人物の人となりがどうか、
そちらが隠されているというか、最後までわからなかったというのが
面白さの秘密だったんだろうなと思ってしまうわけだが、
なんとなし、そういう人だよなぁと
これもまた、クイズのように、理詰めになってるせいで、そういう新鮮さというか、
やっぱりな感の方が強くなってしまっているのは
読み手の私が悪いのかどうか、ともあれ、クイズにかけるものの違いというのが
ある種キーでもあってよかったと思うのでありました
もうちょっと、クイズに対する強い想いというか
主人公のそれこれが感じられたらとも思ってしまったんだが、
主人公の冷静な分析によって、ライバルの挙動のひとつひとつが
どれほど計算されていたのかがわかっていくというのはとても面白くて、
クイズ番組とか好きな人で、こういう世界だと知らない人は
タレントを見る目がかわるんだろうななんて
思わされたりしたのでありましたとさ
知的ゲームが流行ってるというのの一環だと思うんだが、
こういうのが楽しいというのは、いわゆるただのミステリを読むのとは異なる楽しさが
あるんだろうなと思う一冊でありました