顔面放談 著:姫野カオルコ
文春で、誰それが似てる特集なる企画があるのか、あったのか、
そういうお話から始まるんだが、
基本的には映画、映画人と俳優について語ったものでした
昭和の初めの方とか、世代が完全に上の人なので、
出てくる俳優も作品も、さっぱり知らないのばっかりで
正直、誰が似てるとかいう、いわゆる顔面放談については、さっぱりわからなかったんだが
それはそれとして、似ているとは何か、どの俳優のどこがいいか
そういう話を熱っぽく語っていて、結局のところ、
そこが重要という本になっていて、なかなか楽しく読んだのでありました
内容はわからんが、好きなことを語る人を見る
そういう楽しみのある本でありました
眼を啓いたというか、なるほどなと思ったのは、
原節子についての論説で、大層な美人だと、みんながいうから
初めてそれを見る人というのが、過剰な期待をして、かつ
ぱっと見つかる写真が絶世の美女と呼ばれたデビュー頃ではなく、
脂ののった頃の写真になるから、なんか、
まぁ美人だけど…みたいな感想になって、大変不憫だという力説が
まぁ、なるほどと思うばかりでありました
実際、名前は聞くけど知らないもんな、そして、それを目当てに古い映画見ないもの
そう思ったりしたんだが、そういう言説というか、
風説のために、容姿が過小評価されている女優さんや俳優さんがいっぱいいるんだそうで
そういう人の名前が、いっぱいでてきたんだが、
やっぱり知らない人ばっかりなので困ったんだが、まぁ面白かったからいいや
整った顔というのと、印象に残る顔、スターの顔というのは
それぞれ異なるという持論の展開が面白くて、
確かにそういうことあるなとも思うし、
世間で似ているなどといっているのは、本当に相似しているわけじゃなく、
雰囲気とか、なんだったら、髪が長いかどうかくらいで、
似てると思っていたりするというのに猛烈な異見を発露していて面白かった
あとは、幼少のみぎりのかわいそうな生い立ちのせいなのか(本人談による)、
みらうじゅんに対して、並々ならぬ怨嗟、いや、辛みを書いているのが楽しく、
結局なんの本だったかわからないが、なんとなし、読まされてしまう一冊でありました
文春で、誰それが似てる特集なる企画があるのか、あったのか、
そういうお話から始まるんだが、
基本的には映画、映画人と俳優について語ったものでした
昭和の初めの方とか、世代が完全に上の人なので、
出てくる俳優も作品も、さっぱり知らないのばっかりで
正直、誰が似てるとかいう、いわゆる顔面放談については、さっぱりわからなかったんだが
それはそれとして、似ているとは何か、どの俳優のどこがいいか
そういう話を熱っぽく語っていて、結局のところ、
そこが重要という本になっていて、なかなか楽しく読んだのでありました
内容はわからんが、好きなことを語る人を見る
そういう楽しみのある本でありました
眼を啓いたというか、なるほどなと思ったのは、
原節子についての論説で、大層な美人だと、みんながいうから
初めてそれを見る人というのが、過剰な期待をして、かつ
ぱっと見つかる写真が絶世の美女と呼ばれたデビュー頃ではなく、
脂ののった頃の写真になるから、なんか、
まぁ美人だけど…みたいな感想になって、大変不憫だという力説が
まぁ、なるほどと思うばかりでありました
実際、名前は聞くけど知らないもんな、そして、それを目当てに古い映画見ないもの
そう思ったりしたんだが、そういう言説というか、
風説のために、容姿が過小評価されている女優さんや俳優さんがいっぱいいるんだそうで
そういう人の名前が、いっぱいでてきたんだが、
やっぱり知らない人ばっかりなので困ったんだが、まぁ面白かったからいいや
整った顔というのと、印象に残る顔、スターの顔というのは
それぞれ異なるという持論の展開が面白くて、
確かにそういうことあるなとも思うし、
世間で似ているなどといっているのは、本当に相似しているわけじゃなく、
雰囲気とか、なんだったら、髪が長いかどうかくらいで、
似てると思っていたりするというのに猛烈な異見を発露していて面白かった
あとは、幼少のみぎりのかわいそうな生い立ちのせいなのか(本人談による)、
みらうじゅんに対して、並々ならぬ怨嗟、いや、辛みを書いているのが楽しく、
結局なんの本だったかわからないが、なんとなし、読まされてしまう一冊でありました