夫妻集 作:小野寺史宜
いくつかの夫婦、いや、夫妻を扱った短編集だと思ったら
連作で、世界観というよりも、仕事場が繋がっているという
えらい手近なところの色々な夫婦を集めた内容になってて、
なかなか面白く読めたのでありました
色々なパターンと年代の夫妻がでてきて、
それぞれに問題と関係があって、どうしようかとみんなが迷い、
決めて、考えてという姿が描かれている
大きな山場とかがあるわけじゃないと言ってしまえそうだけども、
実際のところ、夫妻にとっては大きな事件が起きていたり
そこで考えたり感じたり、変化していくことがポジティブに描かれているので
色々あるけど、みんながんばってるなという印象になって
とても気持ちがよかった
どんな年齢や、立場になっても、反省があり
そうなって気づく支えあいというものが見えてきたりと
なかなかよい話ばっかりで、しんみりほっこりする本だった
最終的には、当然のように大団円なわけだけど、
タイトルの通り、夫妻であるということは何かに気づいたみたいな
ごく当たり前の気持ちに寄り添った答えというのが
実によいなと思えた内容だった
自分は結婚したこともすることもなさそうだけど、こういう関係は
とてもよいなと、物語として清々しすぎて目がくらむようだったわ
色々な夫妻を集めたという感じのタイトルではあるけども、
いずれの関係も、男と女というのがもう一歩家族というものに踏み寄っていて
だからこその関係性を描いていて、凄くよかったと思うのである
娘や息子といったものを含む家族という単位ではなく、
夫妻という二人の関係性と人間性に注目しているというのがとてもよいと
思ったりするのであった
この考え方が、長続きする「夫婦」と呼ばれるそれになるのか
夫妻との違いとはなんだろうかと考えたりするのである
いくつかの夫婦、いや、夫妻を扱った短編集だと思ったら
連作で、世界観というよりも、仕事場が繋がっているという
えらい手近なところの色々な夫婦を集めた内容になってて、
なかなか面白く読めたのでありました
色々なパターンと年代の夫妻がでてきて、
それぞれに問題と関係があって、どうしようかとみんなが迷い、
決めて、考えてという姿が描かれている
大きな山場とかがあるわけじゃないと言ってしまえそうだけども、
実際のところ、夫妻にとっては大きな事件が起きていたり
そこで考えたり感じたり、変化していくことがポジティブに描かれているので
色々あるけど、みんながんばってるなという印象になって
とても気持ちがよかった
どんな年齢や、立場になっても、反省があり
そうなって気づく支えあいというものが見えてきたりと
なかなかよい話ばっかりで、しんみりほっこりする本だった
最終的には、当然のように大団円なわけだけど、
タイトルの通り、夫妻であるということは何かに気づいたみたいな
ごく当たり前の気持ちに寄り添った答えというのが
実によいなと思えた内容だった
自分は結婚したこともすることもなさそうだけど、こういう関係は
とてもよいなと、物語として清々しすぎて目がくらむようだったわ
色々な夫妻を集めたという感じのタイトルではあるけども、
いずれの関係も、男と女というのがもう一歩家族というものに踏み寄っていて
だからこその関係性を描いていて、凄くよかったと思うのである
娘や息子といったものを含む家族という単位ではなく、
夫妻という二人の関係性と人間性に注目しているというのがとてもよいと
思ったりするのであった
この考え方が、長続きする「夫婦」と呼ばれるそれになるのか
夫妻との違いとはなんだろうかと考えたりするのである