CLASS3103 三十三組

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【読書】山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

2018-06-13 21:24:20 | 読書感想文とか読み物レビウー
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた  著:山中 伸弥

実際には、山中先生に聞いたこと
インタビューをまとめた内容だそうなので
著者ではないかなとも思うんだが、先生の人となりが
物凄くよくわかって、凄いいい本でありました
子供向けなのか、懇切丁寧に振り仮名がついていたので
まぁ、大人になると逆に読みにくいんだなと驚いたんだが
それはそれ
ともかく、非常に面白い内容でした

iPS細胞とは何か、それがどうやて生まれたかというところが
物凄くわかりやすく書かれていまして、
謙遜も多く含まれているのはわかるけども、
本当に幸運でもあったんだろうと思しき記述に
大発見とはそういうものなんだろうなと納得したりであります
読んでいて、冒険しているような気分になれるほど
先生の生涯、その生き様が面白く読めたのでありました
苦労は当然のようにされているし、
実力も凄いのだけども、それとは関係なく
試練や、壁のようなものは現れるのだなと
自分とはレベルの違うそれながら、思い知ったりするのでありました
本当に凄い先生だなと尊敬してしまう

本の中では語られなかった
もっと大変なこともあっただろうにと思いつつも、
そういうことにかかずらあっている暇があったら
研究、あるいは、ハードワークと
それを課しているのか、その原動力がどこから沸いてくるのか
患者さんのためにというのが、物凄く強い動機ではあるのだけども
それとはもっと別の、根源的に責任が発生しているというか
どうしてそこまでとすら思うような、
何か別個の強い力を感じたのでありました
人間、こうあるべきであろうが、
非常に難しい、とても凄いことだ

そんなわけで、ただただ尊敬の念を深めた
そういう一冊でありました
基礎研究の面白さもよく伝わるし、生き方、そして山中先生について
大変よくわかる一冊であります、よかった


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