CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

タイムスクープハンター 緊急指令! 守れ秘伝の味

2014-01-08 21:31:12 | ドラマ映画テレビ感想
正月ドラマのお話であります
昨年は、東京まで映画の試写会をおっかけたもので、
その続きと聞いたら見ないわけにはいかない、
しかも、ごちそうさんとコラボだとか
すげぇなNHK、なんでもありだな
もっとやれ

そんな気分で、楽しみにしてみました
本放送に加えて、翌日の昼間くらいにすぐ再放送されてたそれも
しっかり見終えたのでありました
面白かった、相変わらずタイムスクープハンターだった
ステキであります

内容は、映画の続きと聞いていましたが
どこが続きなのかというほど、まるで映画には触れず
さりとて、映画の筋書きと同じように
同時代だけではなく、そこを遡って取材したり、
そのせいで、時代が変わったから修正したりと
映画で見られたお約束が、
随所にちりばめられていたのが楽しかったのでありました
あんまり、時代にかかわりすぎてしまうと
本道である取材がおざなりになってしまうから、
できるだけ腰をすえてやってほしいと思うんだが
これはこれで楽しいのであります

大正と江戸における、鰻についてあれこれてなわけで、
企画がたったころは、未曾有の鰻危機だったアレだよなと
映画試写会のために感想文書いた身としては、
こんな話しをやってほしいとか書いたような気がします
それに答えるべく、関西から始まり、江戸の、
その時代の鰻文化というのが紹介されて面白かった
特に、お正月に御屠蘇として、みりん飲んでるとか
まったく知りもしなかった
相変わらずありがたい番組であります

期待していた、ごちそうさんコラボについては、
いい塩梅で乗っかっていたという感じで、
個人的には大満足でありました
杏さんが、だんだん好きになってきた
いや、もともと好きだったけど、なんだろうときめき?
そんな風に思うほど、め以子としても、
ミナミとしてもよかったと思うのでありました

話しの内容はいつものとおりで、
なんだかんだ喜ばしい気持ちで終わるというステキさで、
大正のぼったくりカフェーの姿とか
面白いものも見られたし大満足しつつ
今年も、新シーズンが始まりますようにと
祈るばかりなのでありました

【読書】覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

2014-01-07 20:06:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰  著:池田貴将

半年ほど前に流行った超訳シリーズというわけで、
さっと手にとってみました
まさか、次の大河ドラマに関係してくるとは
ついぞ思うこともありませんでしたが
ちょうど、吉田松陰という人について
あれこれ読んでみたいと思っていたので
もってこいでありました

ただ、と断っていいのか、
超訳などという触れ込みながら、
その実はただ、訳してあるだけのような
若干、現在に置き換えてあるものの
なんというかな、抱腹絶倒であったり、うなりあがるような何かといった
そういうものではありませんでした
どちらかというと、まっとう、至極まっとうな
松蔭の言葉を紹介した本であります

ちょっと、つくりに面食らってしまうところですが、
前回の、資本主義が憎い本と同じく、
題目と内容がちぐはぐなところがあって、
内容は、松蔭のいずれかの発言について
現代語訳しているものの、題目はそれを端的にあらわした、
とは言いがたいのもいくつか見られまして、
これだったら、出典をそのままのっけて置いてもらったほうが
よかったんじゃないかしらなどと
ついつい不平を述べてしまうのでありました

さて、内容

吉田松陰がどういう考えの人だったのか、
そういったことが理解というか、触れることができるといった方がよい、
そんな言葉がいくつか並んでいる本であります
どの言葉がよかったとかは、例によって
読み終わると覚えていないのでありますが、
漠然と描いていた松蔭の人となりというか
思想みたいなのが、わかりやすく書いてあったと思える
いや、むしろ、
思想ありきのようにすら見えるといっていいんだろうか
本当に、こんなことを言っていたんだろうかと
首をかしげたくなるほど、おとなしい文面で綴られております

どうにも、私の中の松蔭像が狂人であるがゆえんでしょうが、
その狂いがにじみ出るような、恐ろしい思想というか、
チカラみたいなのが、どうも届いてこない、
その部分を抜き取って、綺麗にしてあるんじゃないか
そう思うくらいに、整った内容であります
言っていることはもっともだし、正道で、
よく松蔭先生と言っている人たちが、
物語で、あれこれと語るそのものでありますが
どうも行儀がよすぎる、もっと凄いのを期待したのに残念
そんな感想であります

ただ、生きることにまじめであるというか、
全力で生きることについて、つとつと書いてありまして
見事というか、確かにこのとおりに生きていられたら
そのようになれるかもしれないと、
あまりの正しさに目がくらむようでもあり、
それを実践したから、ああだったんだろうかとも
思いをはせたりできて
なかなか、楽しい本だったのでありました

生き様の本なので、幕末思想については語られていませんので、
それがまた、読み物としてほどよいのかもしれないと
思ったりもするのでありました

2013年紅白歌合戦

2014-01-06 21:12:12 | ドラマ映画テレビ感想
その時にレビウしておけよと
思わなくもないですが、例年のとおり、
年が明けてもっちりしてきたところでレビウであります
昨年も、一昨年に続いて、
なんだかんだと見通してしまいました
なかなか、面白かったと思うんだけども、
世間の評判がまちまちで残念なところであります

確かにといったらいいのか、
歌番組としてどうだったかといわれると、
あんまり記憶にない感じになってしまう
そんな按配でしたが、やはり、あまちゃんスペシャルが利いておりました
割と、飛ばし飛ばしで見ていたので、
正確なところは理解できないというか、
最終回の次という触れ込みで、本放送中は
決して東京に来ることができなかった、ユイちゃんが
紅白に出てくるなんていう、凄いことがなんて、
あれこれ考えてみると、本当にもう、
あまちゃんのための紅白だったかのようにも思える
そういうステキさでありました
この、紅白でその年を総括した感じは、
遠くは、風林火山のときにガクトが謙信やってたのを
彷彿とさせるというか、
あのときみたいな、見ていた人にとって
最高のそれだったと思うのでありました

しかし、巧妙に作られた内容だったといいますか、
最初の中継が素人感を出している
ちんぷんかんぷんな内容かと思わせながら、
録画だったというのが衝撃でありまして、
それをうまいこと使ってのライブという
見事な内容にもっていかれた
特に、紙芝居になってから、タクシーがNHKに届くという
そのあたりは最高によろしい具合でありました

あとは、ただただ、潮騒のメモリーが三回流れたにもかかわらず
飽きることがないというか、それぞれのバージョンのよさみたいなのが
物凄く伝わってきて楽しくて仕方ない
そんな、まさかの一話分15分でありました
本当、NHKは凄いなもう

それと、割とアウトローな感じでありましたが
アグレッシブなくまモンと、ふなっしーのどつきあいに、
イカ大王の見切れ具合が非常に面白くて
客席で、一生懸命腕ふりまわしているイカ大王には
なんというかな、とてつもなく大変だったんだろうなと
うかがわせるに十分でありました

もう、昔懐かしいかくし芸大会にも近い様相といっていいのか、
ネタ見せ枠みたいなのが充実しすぎで
なんとも、ごたまぜながら楽しめたのであります
ただ、やっぱり歌番組とは言いがたいかもだわと
思ったり考えたりでありました
今年は、官兵衛をひっぱって、V6が出てきて
有働さんとイノっちの絡みが夜にも見られるという
ステキな感じになるかしらと
今から楽しみで仕方ないのでありました

そんなわけで、歌以外のところばっかりに
あれこれ目がいっていたのでありますが、
歌として、綾瀬はるかさんのソロはよかったと素直に思うところ
司会は、しっちゃかめっちゃかだけど、
まぁあんなもんだろうという気がしたし、
それよりは、泣きながらもはっきりと綺麗に歌い上げたところが
凄いなと感心したのでありました

なんだかんだ、よい紅白だったように思うのでありました

軍師官兵衛 生き残りの掟

2014-01-05 21:01:25 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
新大河ドラマの始まりであります
まさかの、北条攻めからスタートという
なかなか面白いつくりになっていました
ちょっと、そりゃないだろうと、
風林火山のときの、謙信に当たらない鉄砲を思い出したんですが
それはそれ、かっこいいからいいんだと
思うものでありました

機知溢れる子供という
一辺倒な描き方でもなく、賢かった子が
ちゃんと勉強して立派になったような
そういう描かれ方で、なかなかステキだと思うところ
今後、一人であれこれ解決していってしまうと
なんというか、不安が募ってしまいますが
そんなこともなく、若い頃は
暴れまわる官兵衛が見られそうだと
楽しみにするのでありました

ただ、平凡といっていいのか、
無難といったらいいのか、
戦国を描いていくなという手は見えたものの
これはえらいドラマが始まったと
驚愕を覚えるほどではなかったので
ちょっと、序盤はらはらしながら見守りたいと思うところ

というか、事前予告とかの映像が
ほとんど今回だったじゃんと、なんか見た映像ばっかだったとか
そんなことを思わされたりって、これは
ここ数年の大河がずっとそうだったような気がする
とまれ、またまた一年楽しもうと
意気込んでいるのでありました

【読書】肩ごしの恋人

2014-01-04 16:30:48 | 読書感想文とか読み物レビウー
肩ごしの恋人  作:唯川 恵

続けて直木賞受賞作を読みました
予備知識なしで読んだものの、するすると読みやすく
あっという間に読み終えられました
感想としては、これは、NHKの夜ドラ枠で
ぜひともやるべき題材じゃないのか
むしろ、手垢がついている感じなのか
そう思うほど、よくあるというと失礼ながら
これが、この系統の始祖的な小説だったんだろうか
そう思わされるような
女の人生を友情のようなものと、愛情のようなものを交えて
あれこれと語る内容でありました
なかなか面白かった

キャラ立てのとてもわかりやすい二人の女性を描きながら
その生き方というか、その人生とそこにかかわる社会みたいなのを
くるくると描いて、ありそうなと思わせるような
不思議世界というか、こういう雰囲気好きだわなと
そんなことを思い起こさせるエピソードを乗り越えつつ
最終的に幸せとは何かみたいなのを
見つけたような、勘違いしたような
さりとて、人生は続いていくみたいな
そういう読後感もよろしい小説でありました
これは、安心して読めるので正月にもってこいというか
いいのを読んだと思うところ

割とあけすけで破天荒な感じでありながら、
男性読者として、十二分に女を誤解させる作りになっていて
ああ、こういうこと考えている女いるよなと
生々しく思ったり感じたりしながらも
あれこれ、思い悩む部分や、セクシャルマイノリティなんかが出てきての
頓着というか、説教とそうでないところは
人間ぽいといったらいいのか、
楽しそうな人生だよなぁと羨ましく思ったりもしたのであります

特に、破天荒すぎて、そして
人生はすべて自分のためであると言い切るような
片方のヒロインの生き方はなかなかすぐれたものがありまして、
それが、瓦解していくというか、世間にずれていくような部分が
ざまぁみろとは違う、なんというか、
いたたまれないような、素敵なようなと
あれこれはらはら思わせる感じで楽しかった
ああやって、自分を最大に見積もる人っているし、
こういうのと会話にならないというのもよくわかるなぁと
しみじみ感じ入るのでありました

結局のところどうだったのか、
そこは人生の辛みみたいなのが描かれていないように見えて、
何もかも都合がよすぎるようにも思いながら
その感じは、時代的に受けるといいますか
自分よりも少し上の年代の女性向けとして
十二分ぽい、つまるところ、
NHK夜ドラ枠だよと思わせる内容で
最近、よくなじんでいただけに楽しめたのであります

【読書】鉄道員

2014-01-03 10:20:53 | 読書感想文とか読み物レビウー
鉄道員  作:浅田次郎

古い名作ということで読みました
恥ずかしながら、話題になった映画も見ていないので
なかなか新鮮な気持ちで読み終えたと思われます
というか、こんな短い話だったのか
短編集だったのかと、さまざまに驚いたものであります

本としては、先の通り短編集でありまして
何かしら共通点のある話が集まっているのかと
期待というか、勝手に想像していましたところ
まったく関係ない話がつらつら掲載されていまして、
強いて言うと、幽霊というか、霊魂というか、
そういったものがよく出てくるという印象
実際は、そればかりでもなく、全体的に
うすら暗いというか、いわゆる辛気臭い話が多いのでありました

図書名であり、もっとも有名な「鉄道員(ぽっぽや)」については、
ある鉄道員の最期を描いた内容でありまして
話の途中というか、ある瞬間から、そんな話じゃないかなと
気づかされるような内容であります
特にここがすごいとか、ものすごい感動するとか
正直そんなこともなく、
相当に淡々として、起伏はほとんどないような
静かな印象でありました
映画は、どうやってそんな感動大作にしたんだろうかと
わかりませんが、ともかく、小説は
かなりあっさりとして、さりとて余韻のあるよい内容でした

そのほかについても、だいたいが、
現世で何かしら悲しい目や、苦しい境遇にあり味方がいないという状況で
唯一の味方のようにして、故人がひょいとやってきて、
あれこれ諭してくれるようなそんなお話
特に「角筈にて」というのが、なかなか素敵でありまして
いろいろな後悔や存念というのをうまく昇華してくれるような
これは人情として理解しやすい
いや、私が好きな話だと気に入って読んだ次第

もう一つ、「伽羅」というのも、
ちょっとした姉萌え小説のようで素敵でありました
もうちょっと何かあってもよかったのか、
それともと、あれこれ考えさせられる素敵さで
これはもう、中身がどうしたとかよりも
ただただ、美しくて麗しいと、そこだけで十二分に読めるといった
そんなお話であります

そのほかも、案外破天荒というか、
ちょっと理解に苦しい話なんかもありまして
短編種として、まとまりはなくとも
面白く読めたのであります

【ドラマ】桜ほうさら

2014-01-02 10:26:02 | ドラマ映画テレビ感想
正月NHK時代劇を見ました
昨年中に予習をかねてと、原作を読んでいたおかげで
スムーズにというか、むしろ、
展開を知りすぎているからか、
違う部分が際立って見えてしまったように思えて
なんというか、ドラマとしては短すぎるうえに、つめこみすぎではないか
そんな印象をもってしまったのであります
とはいえ、なかなか面白かったのであります

原作から見ると、敵討ちのそこだけをクローズアップした内容で
かなり急展開というか、展開が速すぎるといった様相、
あれよあれよと、押込さんと出会い、なぜか仲良くなりと
そんな具合でありまして
悪い感じではないのでありますが、
いかんせん急に過ぎて、原作知らない人は
理解が届く前に解決してしまったんじゃないだろうかと
そんな不安を覚えてしまった次第
もうちょっと、実家の確執みたいなのを見せないと
あの兄の様は、わからなかったように思ったんだが
どうだろうかしら

でも、セットなんかは相当に力が入っておりまして
長屋については、あまりのボロさに衝撃すぎたというか
てっきり、妻はくノ一あたりのセット使い回しかなと
長屋については思っていたというか、
あのイメージで描いていたもので、
まさかあそこまで薄汚い屋敷になるとは夢にも思わず
されど、川近くで、板塀を取られる部分なんかは
なるほど、こういう感じかと感心したのでありました

もともと殺陣を見せるドラマではないので
まぁ、あんなところかしらと思いつつも
橋本さとしさんの鬼気迫るそれは
非常によくて、清盛の時に戦慄を覚えたそれを
今後は、しっかり発揮していってほしいと思わされるほど
とてもとてもよかったのでありました

女優陣も非常に安定してて、
貫地谷さんは、安心の品質といっていいのか
ころころと笑い怒るといったところが見事で
そこは主題じゃないだろうという
庄之助とのラブコメパートは見ていてほほえましく
楽しめたのであります
原作通りに、おつたさんが出てきたら
もっとすごかったかもしれんなどと思うのであります

ただ、短いせいか、もう少しその人情というか
悪しざまみたいなのが見られたらよかったなと
お家のほうに思ったりもしましたが
楽しく、あっという間の1時間少々を過ごせたので
満足でありましたと
そんなことを書いておくのであります