CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

いだてん  懐かしの満州

2019-10-14 00:17:24 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了であります
これにて、終戦といった感じで、戦争の描き方が
結構独特だったなと、終わってみて面白いと
感心したのでありました
満州の姿を少し描いた、ただ、それだけだったように思うけども
ほんの1ヶ月、2ヶ月で、いきなり破綻へと向う様は
実際そういうものなのかなと思い知らされるのでありました
敗戦という姿は見えていたんだろうけども、
それが表出するときには、本当
決壊するように襲い掛かってくるもんなんだなと
そういう情景を見られたように思うのである

五りんの父親の最期があんまりだったけども、
志ん生と円生のやりとりがあんまりよくって
そればっかり見入ってしまった
素晴らしい、特に、円生の演技が素晴らしかった
あのあたりは、さすがに歌舞伎役者というべきなのか
色気のある目の使い方が
とてつもなく上手いなと、惚れてしまうようでありました

この二人のあり方がよかったせいか、
暗い話だったはずなのに、明るく見られたのがよかった
ついでに美川くんも出てきたし
ろくな話じゃなかったはずなのに、なんだか明るい気分になったのは
とても不思議だと思われたのであります
戦争の抑圧を描いていなかったから
解放という気分ではなかったはずなのに
なんか、よいことになるような予感だけが残って
素晴らしいと感じ入ったと書いておくのである

いよいよ最終章だそうで、東京オリンピックに向けて
楽しみが増してくる

お盆休みに台湾旅行 10 艋舺夜市を歩く

2019-10-12 20:53:51 | お盆休みに台湾旅行(2019)


鹿港から、タクシーで戻り、台中高鐵站であります
タクシーでは随分お世話になったので、
両親がいたく感激したので、代金とは別にお礼として
パンなんぞ買って渡したんだが、凄い感激されてしまって、
三国志とかでよく見る、拱手をされて感動したのでありました
そうか、この仕草は本当にするもんなんだ
なんか、よいことをしたと、晴れ晴れとした気分になったわけだが
自分ひとりだったら絶対やらなかっただろうことに、
なんとなし、年の功を見たように思うのである
よきかなよきかな



帰りは夕飯代わりに高鐵弁當をいただく、
一個100元と奮発しました、と書きたくなるくらい
物凄くリーズナブルなんだが、その内容は実に素晴らしい
鳥と豚と買ったんだが、どっちも絶品でありまして
凄い美味い、味付けがちょうどよいというか、クオリティの高さに
大満足だったのであります
どちらも肉は柔らかく、付け合せの野菜もしっかりと味が沁みておりまして、
ご飯をかっこみつつ食べると、本当にもう、ちょうどよい塩加減で
正直、毎日食べたいと思ってしまうくらいでありましたとさ
日ごろ何食べてんだと自分でも思うんだが
この値段で食べられるなら、毎日でも本当にいいなぁ

さて、台北に戻り、夜なので母と弟はホテルに帰しまして
父親を連れて、ちょっと龍山寺まで足を伸ばしてみることに


艋舺夜市(ばんかよいち)
あえて日本語表記にしてしまいたくなるんだが、
夜の龍山寺界隈であります、昼間に観光で来る人は多いだろうけども
夜の姿もよろしく、近くのこの夜市がまた素晴らしいのであります
ちょっとたどり着いた時間が遅すぎたので龍山寺には入れなかったのだけども
とりあえず夜市をぶらりすることに


当たり前のように、野良犬がぶりぶり歩いていく


平日の夜でも普通にやってるのが台北夜市のよいところでありまして、
人出も多く賑わいはほどほどで面白かった

縦に伸びるメインストリートのほうへと行って見る
情報サイトで見たんだったか、何年か前に行った蛇を食べさせる店は閉店していまして、
まぁ、似た店が別の場所に出来てたりして不思議というか、
需要は枯れていないんだなと思い知らされたりしつつ歩く

落ち着いた夜市であります、人によっては危険だと感じるやもかも

と、まぁぶらぶら歩いただけで、特段に何か買ったりしなかったので
このあたりで退散、というか、結構時間遅いのでささっと下見したのである
食べ歩きは翌日にもう一度、母親も連れこようと考えつつ
夜の龍山寺付近もぶらり


龍山寺、もう閉まってて入れないのである

屋根の上に黒猫が、黒犬といい、黒い生き物が多いな

少し歩いて、剥皮寮(ボーピーリャオ)も少しだけ眺める
ここも夜遅いと入れない、何年か前、朝早すぎて入れなかったのも思い出す
観光地は時間を調べていきましょう


なんてことない路地裏、一人だったら入っていってしまうところなんだが、
こういう雰囲気をふんだんに楽しみつつ、二日目の夜を終えたのでありました

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【テレビ】君は天才!

2019-10-11 20:52:48 | ドラマ映画テレビ感想
すげぇなNHK、いや、渡辺謙なのか
どっちにしろ、とんでもないことだなと
恐れおののいた番組でありました

やたら、コントとかコメディに異様な力の入れようを見せるNHKが、
渡辺謙にやらせたというのが本当のところなのか、
ともかく、凄まじい豪華出演者でまとめたのに
なんというか、もうちょっとなんとかできたんじゃないか
と、でも、見てたら、まあ、これはこれでそうかなと
ベタでもない、笑いのようなものを覚えたというか、
物語で笑ったというよりも、
この人たちが、これを大真面目にやっているというそれに笑ったというか
えらいものを見たという感じが
ひしひし、未だのしかかってくるようなのでありました

広告代理店の描写が、あまりにもベタすぎて、
せっかくNHKでやるんだったら
もっと本当っぽくやったらよかったのにと
思わなくもないんだが、どうやら、コントとドラマの間を狙ったらしいので、
そのあたりが、さじ加減難しいよねと感じた次第
いっそ、LIFE!とかに放り込んでみたほうが
面白かったんじゃなかろうかと思ったりもしたのであります
いや、あえて、サラリーマンNEO復活のほうがよかったか、
あれも過去になってしまったなと
懐かしくなってしまうのである

さておいて、渡辺謙さんがどういう思いで演じたかわかりませんが、
多芸というか、やっぱり、見ていて迫力があるし、
歌が上手いという部分に衝撃を受けまして、
そうか、俳優さんって、やっぱり舞台で歌も鍛えられるということなんだろうかな、
しまいにペットまで吹き始めたので、渡辺謙多芸だなと
素直に感心してしまったんだけども
そこまで含めて、コメディ演出というか
どれが本当だったのかわからんなとも思うのでありました
豪華俳優で固めていたけども、やっぱり、渡辺謙の迫力が勝ってしまう感じだったのか、
それを抑えてというか、その中で輝くばかりによかったのが松重豊さんで
このあたりは貫禄というんだろうかと
俳優がやるコメディのよさというのを勉強させられたようにも
思ったのでありました
もっと、いい感じで二人のからみがあったら
もっともっと面白かったのかしらと考えるところ

あと、流石に予算をかけていたというか、
嘘CMをいくつか作ってたけど、
本当に台詞内にあった、映像が目に浮かぶじゃなくて、
どっかで見たことある、
というのは本当だなと、あれを作るというのはまた、
凄いことじゃないかと、ある種の贋作作りに近いそれこれを覚えたのであります
ああいうところ嫌いじゃないんだけども、
あれは、渡辺謙を生かしたわけではないのでどうかなと
思ってしまうのである、惜しいというではないが、
なんか、そうだな、やっぱり惜しいと思うのである

【ドラマ】これは経費で落ちません

2019-10-10 21:20:32 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのドラマでありました
ただただ、多部未華子がどれだけかわいいかを
愛でるだけのドラマだったと
思わなくもないのだが、
案外、話はテンポよく楽しめたのでありました

何がよかったって、みんなよかったと
思い返すと、漫画っぽいテンポとキャラクタが
それぞれの女優さんの名演というべきか、
コメディっぷりに、ほのぼの見られて
凄いよかったのであります
というか、今気づいたが、すごい数の女の人が出てるドラマだったな
男の影が薄い

そんな感じで、誰がと決めがたいよさが
それぞれの女優さんにあって、
米子だとか、野田さんだとかが、
それぞれ輝きすぎてて、すごいよかったのでありました
そうかと思うと、敵役で出てきたベッキーもなかなか素晴らしく
最終的に、そういう役回りだったかと
結構驚く内容でもあったんだが
なんというか、あまり何も考えずに
雰囲気と女優さんを楽しめるドラマだったと
つくづく思ったのであります

ストーリーも、経理の仕事というものが
ミステリになるというところが
割と斬新というか面白くて、
結構見入ってしまったのだけども、
序盤にあった、そういう経理が事件を解決話から、
それぞれのOLさんたちの仕事っぷりを楽しむドラマになって、
最終的には、OLドラマという、
ショムニめいたものだったのではと
個人的に思い至ったのでありました

まぁ、ドラマだなとも思うが、
ああいった、女性たちの仕事ぶりというか、
そういう生活風景が新鮮に思えて
日頃の仕事でも、見方を変えたら
こんなドラマみたいな感じなのかと
お話とごっちゃにしてしまいながら、ずいぶん楽しめたドラマだったと
メモっておくのであります

お盆休みに台湾旅行 09 鹿港老街散策

2019-10-09 21:23:59 | お盆休みに台湾旅行(2019)

タクシーの運ちゃんの提案で、急遽鹿港老街めぐりに変更
これはなかなかステキな按配で、
実際、時間があれば立ち寄りたいと思っていた
というか、普通、鹿港といったら、目的地はここだろうと
まずは、鹿港天后宮へ




ばらばら、写真を撮っては移動しと繰り返したので
この写真のうち、どれかは、鹿港天后宮のものじゃないかもしれぬ
さておき、見事なお宮を散策しつつ、いよいよ老街へ移動開始
タクシーの運ちゃんは、停まって待っててくれるというので
親子でわきわき歩いてきたのでありました


実に雰囲気のある町並みである

猫も可愛い

老街の看板

台北では、迪化街やら、龍山寺界隈やらと
古い町並みを歩いたものでありましたが、
鹿港のこれは、渋い、落ち着いた佇まいが
なんともステキだと感じ入った次第でありました
もたもた歩いていきますと、またお寺さんがありまして


中元節を祝っていましたり

願いをかなえる銭を投げ入れるものがあったり


なんかわからんが、立派なものが飾ってあったりと楽しいのであります

やがてぐるり回ってメインストリートのほうに戻ってまいりまして、
特に何がということもないのだが、風情ある町並みを堪能して過ごしたと
まぁ、そういう散策でありました


こういう提灯の姿がいかにも台湾という按配で大好きだ

このレトロ感が実に素晴らしい、と思うんだが、こういうゲームコーナーは
老街に限らず、台湾のいたるところで見られるのだが
不思議なものである

玩具なんかも売られていたり

まずまず、予定と随分変わってしまったけども
鹿港観光を無事終了したのでありました

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【読書】四十九日のレシピ

2019-10-08 20:59:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
四十九日のレシピ  作:伊吹有喜

結構前にNHKのドラマで見たなと思い出しつつ
なんとなし、ぱらり読んだら、
年齢のせいでありましょうか、泣いてしまった
なんて、いい、温かい話なんだろう

お父さんと連れ子の娘のところに、
後妻としてやってきたお母さんが亡くなった
物語は、このお母さんの姿を追いかけつつ
失った何かを取り戻していく
父と娘の姿を描いていて、もう本当に、
とても暖かく幸せな物語でありました

さまざまな不幸というのか、
辛いことを背負ってしまった娘や、喪失にとらわれたお父さんが、
残されたレシピによって復活してくる
それも、二人の謎の男女というおまけもついてと
そんな塩梅で、最後に種明かしめいて、
もしかしたらのつじつまあわせのラストが素敵で
さすがに、小説にすぎるだろうと思うんだけども
このラストが、すごくしみて
いい物語だと感動したのでありました
実にすばらしい、そうであって欲しいというか、
踏切台を跳んだ感じが本当に素晴らしく
感激でありましたとさ

読んでいて、登場人物だけでなく
読み手の自分まで元気をもらえるような
晴れやかな気持ちになれる、
でも、よいことばかりでは決してない
辛いこともたくさん書かれているし、
苦しいというか、苦い話もいっぱいあるんだけども
読み終えてみれば、ハレバレとしている
四十九日が明けた感じが、
誰かの死からではなく、
何か、生きなおす、生まれ変わったかのような感じで
なんとも、よい物語に浸れたと思うのでありました

疲れてるのか、こういうのが
すごくしみてよい
と、読書日記のほうに書こうと思ってたら、7,8年前に読んでいたことに気付く
初めて読んだような感じになっていることが衝撃なんだけども
まぁ、そういうこともあるか

【読書】あちらにいる鬼

2019-10-07 21:35:47 | 読書感想文とか読み物レビウー
あちらにいる鬼  作:井上 荒野

芥川賞向けの内容と、個人的には思ったのでありましたが、
男女の情念を描いた作品でありました
あまりに重い、なるほど、すごい、愛を描いていると
納得というか、深く感じ入る物語でありました
実録なのか、あの瀬戸内寂聴さんを題材にとって、
愛するということに肉薄していく内容が
まぁ、なんとも、重くのしかかってくるようでありました

タイトルの鬼というのは誰なんだと、
読み終えて、ひょっとして、すべての人がそうなのかと
思っていたんだが、どうも、そうではなく
主人公の一人である白木という男のことだそうで、
確かに鬼ともいえるが、
そこに群がる女たちもまた、鬼ではないのかしらと
感じたりしたのであります

あるモテる男をめぐって、様々な女が懸想しては、
惚れた晴れたを繰り返していくという
ある種他愛のない話なんだが、
それぞれの女たちの言い分と思い、
そこに違いのある女が二人
正妻と愛人といったものが、どうしてそうであったか
その特別なところもわかるようだが、
その、特別なという感覚は
また、さしたることもなかった他の女たちも
皆自分だけはと思っていたそれなのではないか、
本当に違っていたのだろうか、
思わされたりして、そこに右往左往する姿、
焼かれていくように、さめざめと感情にさらわれていく感じが
よい言い方が思いつかないけども、
女ということを露悪的に描いているようにも読めて
驚愕というか、息をのんだのでありました

ほとんどが実話なんだそうで、すごいことだなと
あきれるほどだったのでありますけども
確かに愛というそれについて
ものすごく詳しいというか、それを体現して生きた人なんだと
女たちを見て思うのであった

いだてん  長いお別れ

2019-10-06 20:56:26 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了しました
タイトルは、別に志ん生をうたったわけではなく
嘉納先生とオリンピックと、弟子のことでしたかと
思ったりなんだったりしつつ
しんみりしたような、
割と、あっけらかんとしていたような、
こういう暗いところで、あえて現代というか、
戦後パートをやることで
中和されるのがいいなぁと思うのであります

とはいえ、重苦しい、これまでのことを思うと
東京オリンピックをやめるという判断が
どれほどだったかとかかわった人たちの苦しさが
伝わってきたのでありましたが、
よくよく考えてみると、まぁそりゃやる雰囲気じゃねぇわなとも
思ったりするわけでもあるし
実際の市井ではどうだったか、そのあたりが、
このドラマだとオリンピックから離れたところの人がいないから
ちょっと不思議に思わなくもないところだけども
ともかく、一つの仕事が破綻するという
悲しいお話はつまされるものだと
ひしひし感じ入ったのでありました

まーちゃんが、主人公としてより、
強くなってきたというか、その心情が一番丁寧に描かれていて
まったく共感できない人なのに、その心持は
伝わってくるようでよかったと思うのでありました
まぁ、同じようなテンションで、戦後と戦前と出てくるから
そのあたり、よくわからんなと、ちょっとここは
残念に思うのでありました
もうちょっと年食った演技というか、なんかなぁ

結構あっという間に時間が過ぎて、
あれよあれよと戦況が悪化してという感じだけども
増野さんの蹴り込みが、あまりにも凄くて
ちょっと見ててビビッてしまったのであります
あれは、やりすぎたんじゃないかと
思わなくもないが、勢いで押し切った感じが
すげぇなと息をのんだのでありました

次週から、ようやく、当初まかれた謎というか、
志ん生と、五りんのお話がわかるようだけども
この物語としては、確かにそこが重要なんだが
オリンピックがどうなってしまうか
気づいたら、結構そこに引き込まれているんだなと
ドラマを見つつ、変化する自分も感じるのでありました

お盆休みに台湾旅行 08 台中鹿港 台湾玻璃館

2019-10-04 21:29:10 | お盆休みに台湾旅行(2019)
バスで野柳から台北まで戻ってまいりました、1時間20分くらいだったろうか
往復の時間を考えると、もうちょっとやれることがあったのではと思わなくもない


戻ってきてみれば、台北駅では黒服の人たちがいそいそとテントでなんかやっている
どうも中元節が近いのか、既にその期間に入っているのか、
それに類するイベントをやっていた模様、よくわからんのでスルーしたが、
異様なようで、でも当たり前の光景という様子が面白かった



さらっと台北駅の構内を撮影、新幹線の乗り放題切符を使い移動をします
母親がおやつを買おうと、パイナップルケーキをそこらの売店で買っておりました




本日は台中まで、新幹線で1時間ほどであります
昼から移動なので、到着する頃には既に夕方くらいでありましたが予定通り

今回、台中でちょっと珍しいところへ行ってみようと
鹿港に狙いを定めておりました、台中よりもさらに南の彰化に属するんだが、
なかなか風情ある町なんだそうで、ここに珍しい宮殿があるとキャッチしたので
そいつを見に行くと意気込んでいったのであります、ねらい目は夕方というか夜ライトアップ
が、しかし、
私の見間違えだった可能性もあるんだけども、
到着してから、どうも予定していたバスが欠便なのか、中止なのか、
やってこないということに気付く、これはまずいと予定を大幅変更せねばと
あれこれ考えていたところ、タクシーの運ちゃんが近づいてくる

まったく言葉は通じないものの、行きたい場所である台湾玻璃館は伝えられて、
それなら、タクシーでいけるよと教えてくれる
人のよさそうなおっちゃんで、1000元で行けると請け負ってもらえる
野柳ー台北間を1000元といわれたのを考えてみると
いい線のようにも思うようで、というか、おっちゃんがさぁ行こうと
ぐいぐい押してくるのになし崩された形でタクシー移動を決定
予算的にどうだろうかと頭を抱えたんだが、まぁ仕方ない
なすがままである、なお、ここまでの会話はすべてスマホによる翻訳を利用してて、
スマホ買うべきじゃないかと、真剣に検討したくなるほどでありました
凄い便利だわ本当に、でも、運ちゃんがやってくれるから
自分は持たなくてもいいんだけどね

遠くで待たせていた、家族を連れて、タクシーで移動を開始
タクシー内で、さらに運ちゃんが、戻りはどうするのと聞いてきて
よかったら2000元で往復貸切OKと提案してきて
どうしようかなと、一瞬値切ろうかと考えたが、
なんとなし、そのまま受け入れをする、台湾人はあまり交渉を好まないと
どっかで聞いたのを思い出し、交渉成立
それで気がよくなったのか、快適なスピードで移動移動


そしてたどり着いた、台湾玻璃館、モニュメントは鹿港だから?
工業団地のど真ん中にあるので、正直ここでタクシーに見捨てられたら
帰ることができないなと、バスでなんとかしようと考えていた自分の見通しの甘さを
大いに反省したのでありました、ここはタクシーで行くべきだ

さて、ここでさらにアクシデントが発生
まさかの、台湾玻璃館臨時休業
タクシーの運ちゃんが通訳してくれて発覚したんだが
突然の停電トラブルが発生したとのことで今日はやってないよとの
つれない返事、あまりのショックに言葉を失ってしまう
本当にタクシーできててよかった、バスとかだったら
二時間何もない中で待ちぼうけしなくてはならなくなるところだったじゃないか
本当に運がよかった
さらによいことに、運ちゃんが可哀想だからと鹿港老街観光を提案してくれる
もちろん2000元でいいよとのこと
これで交渉成立、結局、半日運ちゃんを2000元で雇ったという話になったわけだが
これは相場から考えるとどうだったんだろうか

と、考えつつも、もったいないのでせっかくだから
ガラス宮のほうをちょろっと見てくる、当然ライトアップは望めない


ひょっとすると、この状態だからバス運休してたんだろうかと
かんぐってしまったんだが、ここだけにくるバスでもないからなぁ

ガラス宮は、名前の通りガラスでできたお宮でありまして
ちゃんと神様も祀られている本物の宮であります

これがおそらく御本尊を祀ってある部分
全面ガラスで作られているここだけでも結構見ごたえがあってよかった

ガラス技術がふんだんに使われていて興味深かった

ガラス館の社長なのか、あるいは神様なのか
わからんが、こんな按配でありました


実際はこういうものが見られるはずだったんだけども
まぁ、結構暗くならなかったので、実際予定通りだったとしても
ちゃんとしたライトアップは見られなかったかもしれないと思いつつ
またの機会に今一度リベンジしたいと思ったのでありました

ちなみに、このガラス宮のほかに、ガラス工場の展示館があって
そっちでライトを使ったアトラクションみたいなのがあったみたいで
興味深い場所なのである、と、あれこれ書いてしまったが
結構失敗してしまったというお話である
旅にアクシデントはつきものだが、今回は本当に運が良かったと思うのである

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【映画】必死剣 鳥刺し

2019-10-03 21:21:23 | ドラマ映画テレビ感想
ずいぶん前に、見逃していたタイトルであります
藤沢周平三部作の最後の一つだったか、
凄い期待してたのに、近所の映画館でやってなくて
悔しい思いをしたのを思い出し
レンタルで見たのでありました
出てる役者が若い

驚いたのは、こんな時から、吉川晃司が時代劇役者
それも殺陣がやれる役者として出ていたということでありまして、
豊悦との殺陣が一番の見どころであったわけで、
それはもう、十分に楽しめたといっていいのでないかという感じなんだが
原作が、そもそも、こんな話だったかなと
ちょっとよく覚えていなかったのもよろしくなく、
藩政における、理不尽をただすという大義名分と
その必死剣が生かされる瞬間とが、
あまりに無慈悲というか、無益といってもいいような
切なさをまとうところに、涙というか、
ぐっとくる内容であったと思うのである

さておいて、アクションとしては
冒頭に、いきなり側室を一刀で刺し殺すといった
衝撃の部分に始まって、
そっからは隠居というか、蟄居生活がずっと続くだけで
何も起こらない、ただ、そこに至る経緯が
淡々と描かれるという地味で仕方ない映画なのだけども
そこがまた、すごく時代劇っぽくてよかった
満足なのであった

そして、物語最終盤において、なんとなし、そうなるだろうという
予感とともに、必ず迎えに行くなんていう、よくないセリフを吐いて
死地ともいうべき決戦に乗り込むという具合なんだが、
このあたり、剣士、剣客としての豊悦、吉川の迫力が見事で
どっちも、背が高いから鴨居が邪魔で仕方なかったろうと
心配になるような状況
部屋の中での立ち回りに少し無理があるなと思いつつ
小太刀の豊悦が、少しずつ追いつめられるものの
なんか、すごいかっこいい技で見事に大刀を封じて
一瞬で間合いを詰めて刺すといった具合が
いかにも小太刀の殺陣という感じで、大好きでありました
ああいうのがいいな、脇差というよりも、あくまで、小太刀といった感じで
懐に潜り込んで、全身で刺すという感じ
古いやくざ映画で、ドスによる刺殺シーンがだいたいこんな感じだけど
それをさらっとやるのが見事だわ

しかし、そこで披露したかっこいい技が
実は必死剣ではなかったというあたりから、
もう一本の殺陣に展開して、こっからは正直ちょっと死ななすぎじゃないかと
時代劇だからせんのないことをいっても仕方ないのだけども
必死剣の見せ方が見事で
原作のこのシーンだけは覚えていたんだが、
映像で見るとこんな感じなんだと
驚いたというか、なるほどと膝を打った感じでよかったのでありました

藤沢周平のこのなんとか剣シリーズはもうちょっとあったように思うので、
鬼の爪と同様に、またやってくれないかしらと
願ってしまうのでありました
剣客シリーズは、チャンバラアクションの極みだけに
ぜひとも残してほしいのだがなぁと
願うばかりなのである

久しぶりにチャンバラ見て、興奮した

【映画】裏切りのサーカス

2019-10-02 21:31:35 | ドラマ映画テレビ感想
またスパイものを見てしまった
スパイものは、本当に、冷戦時代のそれに限るなと思うのだが、
設定が珍しく、イギリスものでありました
西側陣営と東側陣営において、ソ連は決まりとしても、
イギリスで話が進むというのが個人的に新しかった

内容は、イギリスの諜報機関サーカスの中に
裏切り者がいる、それをどうやって見つけるか、
いや、そもそもその情報が本当なのか
そんなことに挑んでいくお話でありました
結構忙しいというか、難しい展開で
冒頭に、いきなり諜報部の失態があり
主人公とその上司が引退を余儀なくされる
それが、どの情報によったものだったのか、
誰かにやられた結果なのかということを探りつつ、
サーカスの中で、新しい風を求めた陣営との
内ゲバではないが、仲たがいも合わせつつ
友情の物語もはさみながら見事に展開していくのでありました

主演のゲーリー・オールドマンもよかったんだが、
助演のカンバーバッチがまたいい味を出していて
若いスパイという雰囲気といい、血気盛んな感じといい
とても素晴らしい演技だったとほれぼれしたのである
スパイといっても、諜報機関のお偉方が大部分なので、
カンバーバッチの若さが結構新鮮でありまして
見ていて、輝かしく見えるのであった

その老練なスパイたちというか、スパイ機関の管理職たちも
それぞれ癖のあるキャラクタを見せて、
スパイなのにやってることは政治というべきか、
このあたりが、いわゆるスパイ映画と呼ばれるそれと
まったく異なるところじゃないかと思うところで、
実際に、諜報機関という組織を動かすとは
こういう人たちが、地道ではないが
ある種、そこらの会社のようにミッションを達成させていくという
それなんだろうと思わされたりする
妙な説得力を帯びていたのであります
みんな、いわゆる重役みたいな感じで
アクションはさっぱりしないのである
でも、みんな頭いいんだなこれが

ちょい役で、ダウントンアビーで見た女優さんが出ていたのに
ちょっとうれしく感じたのだが、さほどというか
ほとんどロマンス的要素はなく、
突然に挟まれる残虐シーンというか、印象的な猟奇シーンが衝撃だが
決して下品ではない感じで、殺しがスマートというか
こなれている感じが伝わってきて
とてつもなく怖かったのでありました

敵のカーラなる悪役も、結局姿を見せず
終わってみれば、東側の人間なんてほとんど出てこなかった
なのに、ものすごい、ソ連と戦っていた印象で終わったのが
衝撃的すぎる、見事な脚本と絵作りだったんじゃないかと
思ったりしたのでありました
面白い映画を見たけど、切ない終わり方でしんみりしてしまった

ラストシーンがまた、切なくてよいのである

お盆休みに台湾旅行 07 野柳で昼食 三葉活海鮮

2019-10-01 20:43:10 | お盆休みに台湾旅行(2019)
あまりの暑さにぐったりしつつ、とりあえずのどを潤そうと
公園を出てすぐにあるお土産通りに入る


よくある両側にお店があるお土産コーナー
この通りがずずいっと続くのであるが、

冷たいものを呑みたいということで、こんな感じのジューススタンド
というか、屋台というか、ともかくテーブルのあるお店でジュースを購入

愛玉、石花凍、金桔檸檬の三種類を一杯ずつ三杯で100元
観光地価格なのでちょっと高いかと思わなくもないが
とりあえず冷たいものを摂取摂取と飲んでみる

愛玉、石花凍については、いずれも冷たいゼリーという感じで
ほどよい檸檬とハチミツらしき甘さがステキで素晴らしかった
柑橘系で、一番すっきりしているかと思った金桔檸檬が最も甘くて
これはちょっと、甘すぎると敬遠気味でありました
でも、いずれも美味しかったのでよかったのである
水分をとるとは違う感じなんだが、涼しくなって凄くよかった
呑み終わってから、せっかくだからとみやげ物を買い込み
まずまず楽しんで、そろそろお昼の時間とお店を探す


結局、前回も訪れたお店である、三葉活海鮮に決める
というか、前を通ったら凄い勢いで呼び込まれたのでありました
このあたりも前回とまったく一緒なんだが、父親も気に入っていたのでよしとして入店


アサリ炒め

空芯菜の炒め物

蚵仔煎かと思ったが、お餅は入ってない牡蠣オムレツ

海老炒飯とその他てんこ盛り 〆て790元

一家四人なのでこんなもんでしょうと食べてみたんだが
相当の量でおなか一杯で大満足でありました
相変わらずどれを食べても美味いの一言、今回は、アサリの炒め物が素晴らしくて、
独特の味付けというか、ほどよい塩味としょうゆっぽいそれが
抜群に美味くてよかった
青菜炒めは相変わらずにんにくが利いていて素晴らしいし
炒飯も素晴らしく美味かったのである
美味しいには、合う合わないという主観が入ってしまうが、
こと、このお店については、うちの一家が揃ってうまいという
いわゆる、我が家にとって美味いというそれが、かなり極まった感じでありました
にこやかに送り出されて、また先へと移動




特に何というわけでもないが、お寺さんをもっさりと散策、野柳保安宮開漳聖王
ちょっと雨が降ってきたので雨宿りもかねてお参りというか神像を愛でたのであります
保安宮ということだから、医者の神様でありましょう
海近いから、林黙娘じゃないのかと思ってしまうんだが
なんかいわれがあるんでありましょう、立派なお堂を見て満足するのでありました


前回訪問時もみかけた看板猫、凄い可愛い

悠々と道路を行く野良犬

さて、午前中で散策終了として、バスにのってまた台北へと戻ります
なんとももったいない時間の使い方のようにも思うが、
それなりに見るものを見たというわけで、いそいそバスに乗っていくのでありました
待っている間に1000元でどうだとタクシーに声をかけられたけどもお断りする
バス停の場所がちょっとわかりづらかったけども、
近くのおばちゃんが身振り手振りで教えてくれて事なきを得たのでありました
凄い優しい、ありがとう通りすがりのおばちゃん
そして、台北へ

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