後輩の元国体選手から預かった Eddy Merckx のロードレーサー
リアハブから異音が出ると言う事でそれの整備依頼です

整備前の洗車は前回に終わっています
ボスフリーの 7速が使われバック巾 126mm 時代の MAVIC マビックのハブです
この時代すでにシールドベアリングが使われています


このリアハブから音がするらしい 一度分解し
ベアリングの状態を確認してみます ただこの
ハブは始めて触ります

こちらは前輪のハブ 回転部の構造は同じ様なのでこちらを試しにばらしてみます
それにしても綺麗な形です


整備台に移りました フロントハブの左右の
形状です 一番外にはエンドサポートが付いて
います

必要な工具はこれくらいでしょう


エンドサポートはスナップリングで止められています
先の細い道具で外しました

このリング用の工具って有るのでしょうか
E 型と呼ばれる物より作業がやりずらいです


エンドサポートはただ入れられているだけで
簡単に抜けます

左右のパーツですが ナットの無い方はアルミの
スペーサーが入っていました ハブのセンターを
出す為の物でしょう


ロックナットに見えますが これはベアリングを
押えているパーツでしょう モンキーを掛けてみますが
これではシャフトも一緒に回ってしまいます

現在のマビックのハブはシャフトの内部が六角で
アーレンキーが使える様になっています これは
そんな構造では有りません 何か考えなくちゃ・・

クイックを使ってみます



ナットの逆側にエンドサポートを二枚入れます


そこにクイック芯を通し 逆側にはコニカルナットを
使います

これでクイックを締めクイックレバーを保持すると
シャフトが動きません


クイックレバーを持ちハブスパナでナットを緩めます
※ 15mm です


ここは上手く行き ナットを外す事が出来ました

中にシールドベアリングが見えています ベアリングの外側のケースを
このダストキャップの様な物で押えている様に見えます


この様な穴が開いた物はカニ目レンチを
使う事が多いですね マビックの樹脂製の
レンチが同じサイズです


でも ただでさえピンが欠け易い樹脂の道具では
無理でしょう パークツールのピンスパナを
使ってみます ピンの細い SPA-2 が使えます


ピンスパナを使い可能な限り力を加えましたが
全く動く気配が有りません この形状からネジ
だとは思うので もう少し力の入る工具を用意
しないといけないですね

無い道具で悩んでいても仕方が有りません
スモールパーツを無くさない様にし 次の
事を考えます

フロントのクイックのバネが変形しています
逆に入れて使うとこうなりますね


いざと言う時の為に幾らか買い置きが有ります
これ位のパーツは後輩の為にサービスします(笑)

この暑い時期に涼しそうな色の花が咲いていました ピンクです
今回のハブ 随分前に古いアルミリムの COSMIC コスミックを触りましたが
それと同じ構造ですね その後の HELIUM ヘリュウムになるとずっと整備性が
良くなっていたのを思い出します 今回の続きは工具が解決するまで少し保留にします
前回の作業 【 Eddy Merckx エディメルクスの洗車 】
次の作業 【 Eddy Merckx ボスフリーの点検整備 】
リアハブから異音が出ると言う事でそれの整備依頼です

整備前の洗車は前回に終わっています
ボスフリーの 7速が使われバック巾 126mm 時代の MAVIC マビックのハブです
この時代すでにシールドベアリングが使われています


このリアハブから音がするらしい 一度分解し
ベアリングの状態を確認してみます ただこの
ハブは始めて触ります

こちらは前輪のハブ 回転部の構造は同じ様なのでこちらを試しにばらしてみます
それにしても綺麗な形です


整備台に移りました フロントハブの左右の
形状です 一番外にはエンドサポートが付いて
います

必要な工具はこれくらいでしょう


エンドサポートはスナップリングで止められています
先の細い道具で外しました

このリング用の工具って有るのでしょうか
E 型と呼ばれる物より作業がやりずらいです


エンドサポートはただ入れられているだけで
簡単に抜けます

左右のパーツですが ナットの無い方はアルミの
スペーサーが入っていました ハブのセンターを
出す為の物でしょう


ロックナットに見えますが これはベアリングを
押えているパーツでしょう モンキーを掛けてみますが
これではシャフトも一緒に回ってしまいます

現在のマビックのハブはシャフトの内部が六角で
アーレンキーが使える様になっています これは
そんな構造では有りません 何か考えなくちゃ・・

クイックを使ってみます



ナットの逆側にエンドサポートを二枚入れます


そこにクイック芯を通し 逆側にはコニカルナットを
使います

これでクイックを締めクイックレバーを保持すると
シャフトが動きません


クイックレバーを持ちハブスパナでナットを緩めます
※ 15mm です


ここは上手く行き ナットを外す事が出来ました

中にシールドベアリングが見えています ベアリングの外側のケースを
このダストキャップの様な物で押えている様に見えます


この様な穴が開いた物はカニ目レンチを
使う事が多いですね マビックの樹脂製の
レンチが同じサイズです


でも ただでさえピンが欠け易い樹脂の道具では
無理でしょう パークツールのピンスパナを
使ってみます ピンの細い SPA-2 が使えます


ピンスパナを使い可能な限り力を加えましたが
全く動く気配が有りません この形状からネジ
だとは思うので もう少し力の入る工具を用意
しないといけないですね

無い道具で悩んでいても仕方が有りません
スモールパーツを無くさない様にし 次の
事を考えます

フロントのクイックのバネが変形しています
逆に入れて使うとこうなりますね


いざと言う時の為に幾らか買い置きが有ります
これ位のパーツは後輩の為にサービスします(笑)

この暑い時期に涼しそうな色の花が咲いていました ピンクです
今回のハブ 随分前に古いアルミリムの COSMIC コスミックを触りましたが
それと同じ構造ですね その後の HELIUM ヘリュウムになるとずっと整備性が
良くなっていたのを思い出します 今回の続きは工具が解決するまで少し保留にします
前回の作業 【 Eddy Merckx エディメルクスの洗車 】
次の作業 【 Eddy Merckx ボスフリーの点検整備 】