Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

IRIBE イリベ トラックレーサーを組み替える

2014-08-18 20:24:20 | ピスト
私が保管しているトラックレーサー IRIBE イリベ これを組み替える事にします





IRIBE イリベのトラックレーサー 私の友人が競輪競走で使っていたものです
彼は事故で天国へ行きました その後大切に保管していましたが私が乗れる様に
組み替えます さすがに競輪で使っていた自転車は私の知らない動き方をします 
自転車の形が大きく変わると思いますが 許してくれるでしょう




一度全ての部品を取り外し分解します






この後メンテスタンドに乗せますが その前に
ペダルを外します ペダルは下の方が作業がし易いです






ペダルレンチは 15mm 右は正ネジ 左は逆ネジです
左右のペダルを外しました






フロントホイールを外します トラック用のハブナットは
前後共 15mm スギノのハブレンチを使います






ネジは正ネジ このサイズのレンチで緩む位の
締め付けです




メンテスタンドに乗せました






分解してしまうと もう各ポジションが測れません
今の間に計測しておきます これをしておくと役に
立つのですが もうそれを利用する人はいません
でも残しておいてやります
レーザー水準器から照射された光源はこの様に
水平線と垂線が見て取れます 縦軸は B.B 芯に
合せています






水平線は前後のハブ芯に合せます 前後同径の車輪を
使う自転車はこれで水平にセットされています




B.B 芯から上に伸びたレーザーはトップチューブを
照射し天井まで伸びています






水平にセットされたホリゾンタルのフレームは
トップチューブが水平になっています




これは B.B 芯から伸びたレーザーを頼りに
サドルの後退寸法を測っています この寸法は
UCI 規則で トラック競技の短距離種目を省いて
B.B 芯より 5cm 後退させる必要が有ります

これには選手の身体上の理由に依る特例は有りますが
サドルの先端が B.B 芯より前に出る事は絶対に許されません




一般的に言われる シートチューブやトップチューブの
サイズ等もメジャーを使って測り記録します





この様に各ポジションを書き留めておくとフレームを交換した時などとても助かります
この自転車に乗ると私にはその動き方がとても不思議でした 
この図を見ると サドルの前下がり具合からサドルの後部を使う事はあまり考えていませんね
何時でもお尻を前に移動出来るセッティングです それに併せてサドルの前後位置に依り凄く
前乗りになります
ハンドルの上下位置も前輪より 21mm 下に有ります これは自転車競技なら規則に抵触しますが
これも加わり前輪に体重を預けた様な乗り方になります 私の感覚では前輪はそっと転がすだけ
なんですが 競輪競走では前輪の役割は想像以上に大きそうです 
※ 競輪競走では UCI の競技規則は適用されません

これだけの資料は残しておきます又いつでも再現出来る様に・・・ 次回から各部品を
取り外して行きましょう

次の作業 【 IRIBE トラックレーサーを分解 ホイール クランク等 】

コメント
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