Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハンガー小物の取り外し IRIBE

2014-08-22 20:10:28 | ピスト
長く保管していた IRIBE イリベのトラックレーサーを組み替える事にしました
前回までに各部品は分解しています 今回はハンガー小物を取り外しましょう





私の友人が競輪競走で使っていた自転車を 私が乗れる様に組み替えます
ここからすでに各パーツは取り外しています







分解前のセッティング状態も計測し そこから
分解を進めました 今回はこのハンガー小物を
取り外します




使う工具を用意しました この作業ではこの他にも
使える工具は有りますが今回はこれらを使いましょう




ハンガー小物の取り外しは左側から行います
今回の規格は JIS で 巾は 68mm 左は正ネジ
右は逆ネジです







左側のロックリングから外しますが それに
使う工具です 爪が 5 本付いています






5本の爪をロックリングの切り欠きに掛けます
外のプレートが工具を安定させ失敗の少ない
工具です ここは正ネジです






ロックリングにはこの様なフックレンチも使えます
こちらは爪が一つでこの様に使います このタイプは
ロックリングの切り欠きを傷める確率がとても高いですね




ロックリングも正ネジです 一気に力を加えるのでは無く
じわっと力を掛けて行きましょう






ロックリングが外れました






次に外すのは左ワンですがこの様な工具を使います
カニ目レンチです






ワンの穴に工具の突起を差し込み使います






同じ目的の工具にこの様な物も有ります
ピンスパナとも呼ばれます あまり大きな
力が必要の無い時はこれでも充分です






カニ目レンチで左ワンを緩めて行きます




ワンが外れました 中にベアリングが入っています






次はクランクシャフトを抜きます 引っ張れば
簡単に抜けますよ




SUGINO 75 の小物が使われています
四角テーパーの ISO 規格です






ハンガーシェル内のウォーターシーフを取り出します 
これの防水、防塵効果は大きいですね






さらに奥まで指を入れ右側のリテーナーを
取り出しました




左側から出来る仕事はここまでです




ハンガーの右ワンを外します こちらは逆ネジです






右ワンは良く締まっているので強靭な工具を使います
これは HOZAN C-358 右ハンガーわん回しと言う工具です






工具をセットします






ハンドルを取り付け緩めます ここで直ぐに緩む
右ワンは中々有りません 良く締まっています




今回は腕の力だけでは緩みません ハンマーで殴ります






無事に外れました 今回はプラハンマーで済みましたが
固い物はホイールを付けて 大きな鉄のハンマーで
力一杯殴る時も有ります





今回の作業はどうしても専用工具が必要です この作業を良く行うのであれば
是非工具は揃えたいですね でも最近はこのタイプの小物は少なくなりました
次回はヘッド小物も取り外しましょう

前回の作業 【 IRIBE トラックレーサー分解 ハンドルとサドル 】

次の作業 【 ヘッド小物の取り外し IRIBE 】

コメント (2)
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