Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレーム 塗装の補修 ヘッド周り IRIBE

2014-08-25 20:16:25 | 自転車 塗装
組み替えの為に分解した IRIBE イリベのトラックレーサー フレームに細かな傷が目立ちます
塗装の下から錆が発生している部分も有りその辺りの補修を行います





イリベのトラックフレームです 私が乗る為にこれから組立てる予定ですが
その前に塗装の傷などの補修をする事にします






ヘッドチューブの下部ワンが圧入されていた部分です
ここに塗装の下から錆が出て来ています ワンとパイプの
間に汗が溜まるのが原因でしょう






フォーククラウンです ここにもクモの巣の様な錆が
出ています これはこれから拡がる錆です是非今の
間に補修をしておきたい部分です
その他チェーンステーにもチェーンに依る傷が有り
そこは見た目が良くないので化粧をしたいですね

ただ今回の部分的な補修はかなり難しい仕事に
なりそうです 私の手に余るかも分りませんが
取りあえず前に進みます






塗装の補修は傷や錆の研磨、均しから始めますが
シールが有っては出来ません これを剥しましょう






ドライヤーでシールを温めてからカッターでシールを
剥ぎ取ります ただこの気温の高い時期にはそのまま
でも良いかも分りませんね




残ったシールの糊をペイント薄め液で除去します




塗装を研磨する為の耐水ペーパーを用意しました






この作業は表でやります 結構周囲が汚れる作業です






耐水ペーパーは水に濡らしながら仕事を進めます
これでペーパーの目詰まりが防げます






塗装の補修は傷が小さくても 研磨する面積は
その数倍広く均して行く必要が有ります






ただ今回は次の塗装の事も考えると何処までも
研磨を拡げる訳に行きません ギリギリで終え
ました 
今回のクモの巣の様な錆は見た目以上に深く
サンドブラストでも底まで取れないと言われます
底まで研磨するとフォーククラウンの形まで変ります
手作業では有る程度の妥協も必要です




この後錆止めの塗料を吹きますが その為の脱脂を
行います 塗装ではとても大切な事です






錆止めを吹くためにマスキングをします
金属を水研ぎすると恐ろしく早い時間で
錆が浮いてきます ゆっくりとしていられません






使う塗料は車用のカースプレー これもメーカーに
依り使い勝手が違いますね 私は使い慣れた Holts
の物を使います





錆止めと塗料の食い付きを良くするサフェーサーを吹き終わりました
マスキングは完全に乾燥するまでに剥した方が良いですね






フォークのサフェーサーが乾燥するまで
ヘッドチューブの補修を始めます






ヘッドチューブのシールも剥しました




糊の除去や脱脂は状況に併せ有機溶剤も
使い分けます






今回はヘッドチューブの右側にも深い傷が有ります
何かに当てたのか少し凹みも有ります






ヘッドラグの下部だけでは無くヘッドチューブの傷を
補修する為にはさらに仕事を難しくします でも行って
しまいましょう






この様にチマチマと狭い場所を研磨して行きます






補修をしたい部分の錆落しと塗装の均しを終えました






塗装をしたい部分の脱脂とマスキングが終わりました







今回も塗装の下地と錆止めを兼ねたサフェーサーを
吹きました





サフェーサーが有る程度乾いた時点でマスキングを外します
フォーククラウンも適当なマスキングですが一応先の事は考えています
上塗りをする時にはもう一度この部分の研ぎ出しを行います

この後する事はまだまだ有ります、塗装の工程も多くなりますね
次はチェーンステーの美装に掛かりましょう

前回の作業 【 ヘッド小物の取り外し IRIBE 】 

次の作業 【 フレーム塗装の補修 チェーンステー IRIBE 】

 
コメント
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