Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームの仕上げ塗装 クリアを吹く IRIBE

2014-08-29 20:23:52 | 自転車 塗装
塗装の補修を行っているイリベのトラックフレーム 今回は最後の仕上げ
クリア塗装をします





前回クリアを吹いたフロントフォークの塗装が乾いています フォーククラウンに
段差が無いタイプなのでどうしようかと思いましたが マスキングで見切りを付けました
マスキングに依る段差や毛羽立ちも無く上手く仕上がりました






エンド金物が酷く錆びていましたが 表面を少し
研磨してからクリアを吹いています




ただフォーク本体には細かな傷も有り 全塗装と
同じ様に全てが綺麗になった訳では有りません






チェーンステー右側の傷の補修は シルバーを
塗っています これだけでは少し淋しいので
ステッカーを貼ります






チェーンステーにはテープでガイドラインを作り
ステッカーの素材は薄く指先の体温でも伸縮するので
マスキングテープへ一度預けます






ガイドラインに沿ってステッカーを貼り 良く擦り
しっかりとフレームに密着させます 
その後マスキングテープを剥します






最後にガイドラインのテープを剥して ステッカーは
完了です






さて今回はクリア塗装までして フレームの塗装補修を
完了させましょう






右側のチェーンステーは 深い傷が多く有ったので
古い塗装を均しハンガーシェルを見切りにし シルバーを
吹きました でもハンガーシェルにはまだチェーンに依る
傷が残っています 
しかし今回、ここに補修塗装をすると又違う色が必要です 
そこまで色を多く使うのはあまり良く無いので ここは
表面を調整しクリアのみ吹く事にします





クリア塗装は新たに色を吹いた部分だけでは無く
フレーム全体に吹く事にしましょう






ハンガーの裏側も良く塗装が剥げ錆が出ています
ここも 1000番の耐水ペーパーで研磨してやります






フレーム全体に 2000番のペーパーで擦り
足付けを行います クリア塗装の食い付きを
良くする為に行う工程です






フレーム全体の足付けが終りました 軽く表面を
擦る程度です




研磨した後のフレームを洗います






雑巾で全体を綺麗に洗い流してやります






洗い流して綺麗になりました 水は良く切ります






塗装前にフレーム全体の脱脂が必要です
これはとても大切な事で 丁寧に隅々まで行います




これから塗装に掛かりますが 塗装をする時の
フレームの位置や自分の体勢はやはり塗り易い方が
良いですね その辺りを考えながらの簡易塗装台です






今回使うクリアは Holts' のカースプレーです






フレームの裏側や塗料の入り難い所から始めましょう
下の写真はシートステーの集合部を裏側から見ています




一度目の裏側が吹き終わったので フレームを
正立させました ここでもパイプが集合し入組んだ
所から吹き始めると良いと思います






一度で綺麗に艶を出そうとしてはいけません
その気持ちを抑えゆっくりと何度も吹きましょう






ハンガーシェル部は古い塗装を均しただけです
クリアは錆止めですね ステッカーは一度に多くの
塗料を吹くと皺になる事が有ります表面がザラザラな
砂吹きから始めます






何度か重ね塗りをしクリア塗装が完了しました




少し前の COLNAGO コルナゴの塗装では何度か
手直しをしたヘッドラグ周り 今回は綺麗に
マスキングが出来ました 少し嬉しいです





これでフレーム塗装の補修が完了しました 今回はあくまで補修と言う事で
主に錆びが発生している部分の進行を抑えるのが目的でした そんな事も有り
はっきりとした計画も決めずに進めた作業でした 色合わせが出来ない補修作業
クリアが乾燥したら全体像を見て頂きます

前回の作業 【 クリア塗装 フロントフォーク IRIBE 】

次の作業 【 ヘッド小物取付け IRIBE 】

コメント
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