Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Eddy Merckx 試走 整備完了

2014-08-11 20:14:50 | ロード
後輩の元国体選手から整備の為に預ったロードレーサー Edyy Merckx
一通りの整備が終わったので試走してみます





リアハブから異音がするので直して欲しいとの依頼 残念ながら
リアハブを分解する事が出来ませんでした ただ整備の過程で
ボスフリーの不具合を発見し手直ししました ここも音が出る
部分なのでリアハブ付近からの異音が止っているか試走してみます




この自転車の前輪はタイヤを張り替えた処なので
私のホイールを入れ走ってみます




天気の良い日の試走になりました リアハブ付近からの
音鳴りは私には感じる事が出来ません これで解消して
いるのかな? 今回の失敗は自転車を預かった時に
不具合の状態を本人と一緒に確認しなかった事
これは激しく反省します






試走して感じた事 わずかですがヘッドのビビリが
有ります




DURA-ACE のヘッド小物が使われています
ヘッドの緩みは乗っていて辛いです






ヘッドスパナを使い玉当りの調整をしておきましょう



ブレーキ



フロントブレーキのセンターが出ていません
直しましょう






フォーククラウンの裏側の取付けナットを
一旦緩めセンター調整を行います






ついでです 一度沈頭ナットを外しグリスを
塗っておきます 錆が出始めていたので良い
タイミングでした




ブレーキのセンターが出ました



備品

フルサイズのインフレ―ターです






CILCA シリカです この頃のシリカは 10mm 刻みの
長さで用意されており自分のフレームの寸法に合せ
選びました 純正のヘッドから交換する Campagnolo の
ポンプヘッド 金属製のツノ付きです これでトラック用の
タイヤも使用圧まで張る事が出来ます 最強の組み合わせです








このインフレ―ターの弱い部分です これは雄ネジが
割れていますが本体のメネジ部分も良く割れました
グリスやオイルで攻撃されるのでしょうね




ポンプ本体の中にフッ素樹脂を吹いておきましょう




革のパッキンが使われています






このパッキンは乾いていてはいけません グリスを
塗って湿らせておきます






本体の中にパッキンを戻し樹脂のキャップを締めます






割れていても使えますがプラスチックテープで
保護をしておきます








フルサイズのインフレ―ターはこの様に取り付けます
取付け用のパーツは必要有りません



スペアタイヤ

上手くまとめてあります これの畳み方で
その人の自転車の経歴が有る程度想像出来ます






彼の畳み方






私の畳み方 
同じ様ですが違った方法で畳んでいます そんな方法を書いた
過去の人気記事 【 チューブラー スペアタイヤの吊り方 】




スペアタイヤは使い終わったトウストラップで取付けます
この吊り方も人に依っては拘りが有り 私は人に触って
欲しく無い部分です






これで一通りの整備が終わりました






パイプはレイノルズ 653 あまり聞きませんが
軽量パイプらしいです このフレームは後輩が
ベルギーまでエディ・メルクスに会いに行き 
帰国まで 2週間しか無かったので体型が似た
イタリア選手用に作った物を分けて貰ったらしいです






クロモリフレームですが試乗した時のその走りの軽さに驚きました 
私の選手時代の物とは別次元です 何が違うのでしょう実に良く出来た
自転車です

後輩に連絡し持って帰ってもらいましょう 次に整備をするのは何時かな・・・

前回の作業 【 Eddy Merckx チューブラータイヤの張り替え 】

コメント (2)
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