アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ヤブミョウガ(藪茗荷)の花

2012-07-06 | 植物

近所のお宅の垣根に生えていたヤブミョウガ(藪茗荷)が開花。ヤブミョウガの花には、両性花と雄花がある。両性花は白い雌しべと6本の雄しべがあり、雄花は黄色い葯のついた6本の雄しべが目立つ。花は萼が3枚、花弁が3枚、で花冠の直径は8mm程度。今回撮った花は両性花が多かった。花後の果実には、雌しべの花柱がのぞいている。ヤブミョウガの葉は表面がざらつくところや葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。
雨の後だったので、雌しべの先についた水滴が新鮮だった。
ツユクサ科ヤブミョウガ属
撮影2012年7月4日
画像クリックで原寸

 
 


↓   開花しているヤブミョウガの花は、殆ど両棲花


↓   開花している両棲花二つ。果実の先には両棲花の雌しべの花柱が残る。


↓   ヤブミョウガの両棲花と果実


↓   両棲花の果実に残る雌しべの花柱。水滴が新鮮。


↓   ヤブミョウガの果実(左)とツボミ(右)



メモ

・5月頃から発芽し、夏にかけて草丈 50cm〜 1m 前後に生長。 ・ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。 ・葉は茎の先端部分だけに集中する。 ・ヤブミョウガの葉は表面がざらつくところ、葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。 ・8月頃になると茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。 ・花には両性花と雄花があり、前者は白い雌蘂が目立ち、後者は黄色い葯の付いた雄蘂が目立つところで判別できる。 ・白い花弁が 3枚、萼も白く 3枚、雄蘂 6本、雌蘂 1本で、花冠の直径は 8mm 程度。 ・花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。 ・実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。 ・この種子のほか、地下茎を伸ばしても殖え、群生する。 参考サイト フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』