つい先日、リンクさせていただいているYさんのブログを読んでいたら、ある漫画の事が書いてありました。
面白そうだな、読んでみたいなと思ったその時、ふと閃きました。もしかしたら、何でも出てくる「ドラえもん本箱」にあるかしら。
これって、息子達の本箱のこと。
二人の青年は兄の部屋でPCゲームの話題で盛り上がっていました。
恐るおそる母は
「あのう~ 、うちに『聖☆おにいさん』なんてものはありますでしょうか。」と聞きました。
「あるよ!」と、声を揃えて即答です。
の心の声「アッ、やっぱ、あるんだ~」
「だからこの前、面白いやつ見つけたと言ったでしょ。」
「えっ、そうだったの。」
「ふーんとか言っていたよ、ふーんとか。」
「記憶がないです。でもこれからは人の話を聞くように致します、すみません。」と言うのはの心の声。それを一言で言うと・・・・。
「ふーん。」
近頃、「漫画」のカテゴリーと「家族スナップ」のカテゴリーが、リンクしがちです。
という訳で(どういう訳?)、「聖☆おにいさん」の感想です。
そう言えば、まだとの会話がありました。これって、「ぶた」と「ひよこ」の会話ではありませんよ。ちょっと太目の「母」と我が家の長男「ラッタ君」との会話です。「デトロイト・メタル・シティ」の感想を書いたら、のキャラのイメージに不安が・・。ちょっと説明を入れたくなりました。
それで、話を元に戻すと
「友だちが外で昼食を取りながらこの本を読んでいて、思わず笑っちゃったって。」 ― Yさんゴメン、話題にしてしまいました。
「いや~、それはきついでしょ。この本と、『デトロイト・・』は特にラーメン屋で読んではいけない本だよ。違った意味で危ないと思うな。後、電車の中でも。笑いを堪えていて口が『~』になって、『あの人、変な人ね。』と思われる可能性が高い。」
という訳で、この本の感想を一言で言うと
「電車の中で読むべからず。」と言うことになりました。
と、ここで終わっちゃいけないか。
ブッダとイエスは世紀末も無事に乗り越えて、東京立川のアパートにシェアして休暇中。
私の個人的な嵌りどころは、ブッダの「ブッタ」の漫画の一気買いとか、(『手塚治虫、すげぇ』とか言っちゃってるし)
遊園地でのやり取りや、商店街の福引と「パンチとロン毛」のコンビ結成とか・・・。
いや~、書き切れませんね。だって、どのページを開いても面白いんですよ。
基本的に他の人と絡むことはあまりなくて、ブッダとイエスの会話で成り立っていますが、それが全篇「パンチとロン毛」の緩々掛け合い漫才のようで、大爆笑と言うよりは静かに長く笑えます。
この漫画の会話が面白いのは、二人のキャラ設定がはっきりくっきりしているからだと思います。
イエスはジョニデ似で浪費家、人気ドラマブログ運営中。そのアクセス数で一喜一憂していたり、新撰組グッズを買って喜んだり・・・
片や、締まり屋のブッダ。生まれてからいつだって動物に慕われていて、一度ぐらいは冷たくあしらわれるのが夢だったり・・・
と、愛すべき二人です。
という訳で、笑いたいけれど「デトロイト・・・」まではちょっとなぁと言う方に、お薦めいたします。
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ただ、私はこの漫画を読んでいるとき、読み終わった直後、そしてブログに感想を書き始めての今と、少し思うことが違います。それは決して否定と言うものではないのですが、やっぱりそこが、子供(と言っても成人)とは違う、大人の私の部分なのだと思います。
その話は、大したことではありませんがお堅い話なので、またいつか書いてみたいと思います。「宗教のパロディ化」についてと言うとテーマが重いので、そこは逃げることにして、「逆引き知識は、本質にたどり着けるか」みたいなことを、ふと感じたのですが、それも私の中で連想ゲームが起きたゆえで、なぜそんなことを考えるのか、不思議に思われるかもしれませんね。