森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒「神の憂鬱」とか・・。

2010-03-24 15:41:39 | ドラマ(相棒)

とか・・といっている事からして怪しい・・(笑)

今日は水曜日ですが、もちろん「相棒」はなし。寂しい水曜日ですね。だから今頃最終回の感想などをと思っても、もう記憶喪失状態で書けませんて。

でも印象だけでも。

一番印象的だったのは、やっぱりラストでした。
シーズン7の最終話「特命」では
「あなたは亀山君の代わりにはなりませんよ。」と言い放っていた右京でしたが、改まった態度で、尊に
「ようこそ、特命係に。」言うシーンに、このシーズン8を通して二人が歩み寄り本当の「相棒」になったと言う事が伝わってきてジーンと来ました。

お話自体は、ああなってこうなって、そして最期はそうなったと言うような絡み合った内容で、お気楽な単純なものではなく、感動を誘うようなものではありませんでしたが、その最期にはそんな不満足な空間を埋めるようなものがありました。

その単純ではなかったお話は、産業スパイがらみのもの。産業Sと省内Sの何気ない絡みもあって、非常に良く出来た物語だったと思います。

尊が特命にやってきた理由もはっきり分かり、スッキリしました。やっぱり彼は、ある意味において飛ばされていたのですね。でも能力あるものを放置するわけではなく、右京も尊も大人事抜擢の対象になっていたわけです。

まあ、詳しい事は記憶喪失気味の今日あたりでは、書くのは困難なのでお話本線はこちらでどうぞ→HP

気になったのはラムネさんの、尊をよろしく発言です。
あれは、やっぱ「愛」かな~

尊とラムネ、大河内のバーの場面では、さりげなく出てきましたね、パルトネールという名前。このワインはシーズン5の9で出てきたもので意味は「相棒」。

他の気になったシーンは、上手い事つじつま合わせをして事を穏便に済まし、結局は産業Sを逃してしまった小野田に、右京がそれが何を意味したのは現実を突きつけるシーンです。日本人の目先を守る事なかれ主義が、実際にも大切な技術を流出させてきてしまったのではないかと、思わず疑ってしまいました。

ぞ~とするシーンでした。

シーズン9も楽しみです

さてですが、このシーズン8は平均視聴率17.7%。最終話はシーズン8の最高視聴率で20.4%でした。驚いたのは8で一番視聴率が低かったのは11話の「願い」で15.7だった事です。シーズン3では「潜入捜査」が最高視聴率で15.2だった事を考えると、いかに「相棒」はシーズンを重ねて、みんなの中に定着していったかが分かりますね。

でもシーズン8は、ミッチーの新相棒振りに興味があった事が視聴率を上げた一因だったかもしれないと、かすかに思ったりもします。お話全体も凝った物が多くて力が入っていたように思います。

天邪鬼なのでちょっと思ってしまうのですが、もう少し普通、驚愕、そして感動。そんな「相棒」、よろしくお願いいたします。
まっ、言ってみただけです。

シーズン8でどの話が印象深かったかと言うと、傑作度はともかくタイトルとかで蘇ってくるものは、・・・・う~ん・・みんな。
そんな答えじゃ駄目か。

「ミス・グリーンの秘密」「願い」「マジック」「右京、風邪を引く」とか。
そう言えば、前にも書きましたが、日比谷公園のロケ地の喫茶店、前に間違えて紹介し訂正したことがありますが、今回はその両方が使われていてホッとした事もあげておきますね。

両方とも、画像は再掲です。バーンと大きいですが、そのまんま載せます。雰囲気をどうぞお楽しみください。

 <日比谷茶廊>

  <松本楼>

 

 

コメント (4)
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next time

2010-03-24 02:30:09 | 梢は歌う(日記)
ツイッターに頼って一石二鳥でブログを書くのをやめようかなと思ったとたんに、穴を開けました。
夜、映画を見たりドラマを見たりする時間はあっても、ブログを書く時間はなかったわけで、真夜中に書いています。


昨日はお仕事dayだったので、そのお話を少々。


その日はお別れ会ならぬ、次年度に向けての決意表明式をケーキとジュースでわずかな時間にしました。一人一人の時間を作って面談も。

春ですからね、張り切っているのです。

この私が・・・。

でも、この私が張り切っても仕方がないんですよね。

「君の成績が上がるように、私がお百度参りをして上げましょうか。そしたら君の成績は上がりますか?」
ちょっと他の人と言う事違います、私。
でも子供は吃驚して、首を振るのです。とてもそうは思えませんよね。私が祈れば自分の成績が上がるなんて。
「じゃあ、どうすれば良いわけ?」
と、後は自分の言葉で言ってもらいます。

そんな風に面談で上手い具合に決意させたと思ったのに、最期にお菓子を食べながら、
「じゃあ、今年度の決意を言ってみよう~!」
と言いましたら、一人の少年の決意その一は「痩せる」だったので、こけそうになりました。しかもポテチの袋を抱えながら言う姿に、思わずその場の雰囲気を和ませます。
が、・・・。

「まあ、素敵な三文字」と笑いながら言った私のこめかみの♯に気がついたのか、
「痩せて~」―その痩せては必須事項らしい。
「勉強も頑張って、受験も頑張ります。」

他の子はさっきの面談の内容を生かして「苦手な理科も逃げないで・・」とか「国語読解にも力を入れます」と具体的に言っているのに、君は「痩せる」かいと思っていたら、他の子も、「しまった、それも入れるんだった。」とぶつぶつ言っているのが聞こえました。

全く、今時はお子様メタボが多いのですよ。

今日で去っていった少年の話。
もう私はセンチメンタルな気分にはなりません。「書く」と言う事は不思議なもので、妙に気持ちを覚めさせるのです。先日彼の事は書いたから、そんな軽さの私です。
彼も、先日ほどではありません。どちらかと言うといつもどおり。
でも、
「さあ、終わり~。さっさとみんなお帰り~」と言うと
「何か足跡を残していこう。」と筆箱を開けるので
「落書きするなよ~!」と釘を刺しました。
仕方がないと思ったのか、筆箱の中からクリップを出し、壁に貼ってある九九表に止め
「ある日、僕がふらっとここに来たら、まだこのクリップがあって『まだ、同じようにあるんだ~。』と言うんだ。」と彼は言いました。

セリフまで決まっているのかと感心してしまいましたが、その九九表、あまりにも汚いから近いうちに捨てたいなと思っていたのです。これではせめて一年は捨てるわけにはいかないなと思いました。
それから玄関に飾ってあるゴジラも座らせて、彼は去っていったいったのです。
そのゴジラはこの先ずっと座っていると思います。
その子がある日ふらっとやって来るまで。そして彼は言うのです。
「あっ、ゴジラがまだ座っている。」と。

会うは別れの始まり
さらばでござる。







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