森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ゲゲゲ展」に行って来ました。

2010-08-22 01:25:14 | お出掛け日記
ちょっと時間がないから諦めようと思っていた「ゲゲゲ展」でしたが、今日ちょっと近くの駅に行く用があり、駅に行くなら有楽町まで行ってしまおうと思い立って出かけてきました。
昨年は土日に出かける事が多かったので、今年は出来るだけ平日行動を努めていたのですが、そうするとなかなか逆に時間が取れないのです。
今日は思い切って家族を捨てて行ってきました。・・・なんちゃって。
もとより引き止められたことなんかないのですが(汗)

出掛ける時にラッタ君が
「どこに行くの。」と気軽に聞くので
「○○、又は有楽町。どちらまでで帰ってくるかは気分次第。」と答えましたら、
「『又は』の場所が比較にならないだろ。」と言いました。

そんな事ないわ。
電車に乗ってしまえば同じ事よ。
読書時間かお昼寝時間が確保されるだけ。
と、いつもながらちっとも本文に行かない前書きの長いワタクシですが、
「ゲゲゲ展」には、ある日突然急に行きたくなってしまったのです。
私はこの「ゲゲゲ展」が「ゲゲゲの鬼太郎妖怪展」か何かかと思って、最初はさほど興味もなかったのですが、ふとそれが原画展である事に気が付いたのでした。(鈍い・・・)

以前から、水木氏の作風は点描画のようで、それが作品に迫力を与えている事は、「ゲゲゲの女房」を見て知ったというよりは、それで興味を持ちいろいろ検索して知ったのでした。その後ドラマの中にもその場面がたくさん出てきて、ある意味アイドル(?)のアシスタントの菅ちゃんが「10時間ぶっとおしでテンテンを打った」とか言うセリフがたまりません。

見たい!
水木しげるのテンテンが・・・

と言う訳で○○駅で用事を済ませた私は、また電車に乗りなおし、ふら~っと行ってきました。
この「ゲゲゲ展」、
「ふーん、そんなに良いのなら、今度行こう。」なんてのんびり構えていては駄目です。
今日と明日。つまり東京では松屋銀座で23日に終わりです。


但し、25日からは阪神百貨店梅田店でもやるようです。

もう最終日も近く口コミでその凄さが伝わっているからなのか、入場制限ありで40分待ちでしたが、勝手に聞こえてくる若い人とちょっとくたびれた感じのカップルのおしゃべりを聞いていたら(ごめんさい。聞こえてきちゃったんだから本当に。しかも声が大きくて。)あっという間でした。
ちなみにこういうイベントの時、男の人の方がおしゃべり。はしゃいでいたなあ・・・
そりゃそうか。
水木しげる作品は、少年誌に掲載されていたのですから、それは無理のない事ですね。



そして、その内容は期待を裏切らないものでした。

但し近視の人も遠視の人も眼鏡は忘れては駄目ですよ。それほど細かいのですよ。いつもは最終兵器と言って、かなり見栄を張ってあまり使用しないのですが、最初からしっかりかけて舐める様に見てきました。
もう、本当に素晴らしいですよ。
残念ながら、このブログ記事の中にはそれをお伝えできる画像はありません。
絵葉書とか買ってきて載せても、あの本物の細かさをお伝えするのは無理だと思います。

凄い凄い凄い。
その凄さは、可能ならば是非実際にご覧くださいませ。

↓ そしてチケット。
このチケットも凄いですよ。何が凄いのかと言うと、チケットではなくてそのエピがなんですが。

入場間近に隣に並んでいたおじ様に、招待券が二枚あるからと一枚頂いたのです。この部分、もっと劇的に書きたいような気もしますが、その後で私がそのおじ様とお茶などを頂いたり、ゲゲゲ論を熱く語り合う展開もなくて、そんなラッキーな事があっていいのかとニタついている間に、その方はいなくなってしまいました。

本当にラッキー。
おじ様、ありがとう~。



                                                                  
で、ラストは買ってきたお土産の紹介です。迷うほどたくさんありましたよ。でも私がチョイスしたのは以下のものです。

↓ この人形焼、美味しかったですよ。


和風の手ぬぐい。
ゲゲゲ展限定。そんな言葉に弱いのです。でもなかなかのデザインですよね。



それから一反木綿のメモ。ネーミングが良いですね。
「いったんメモ」子供たちが喜びそうです。



いやあ、夏休みもあとわずか・・・
焦るなあ、私。

夕べ書き忘れたから、また追記。
懐かしい雑誌や貸し本の陳列もお見逃しなく。貸し本の方は、別に懐かしくはなかったのですが、本当に表紙が怖くて子供向きじゃないないなと思いました。60円で売っていたマガジン。こちらは懐かしい。同時期掲載されていたのは「幻魔大戦」に「巨人の星」。少年誌なので自分では買わなかったけれど、祖母と暮らしていた叔父さんが買っていたように思います。
叔父さんは、祖母に「いい歳をして漫画なんか読んで!」と嫌味を言われていたような気がします。昔の青年は、そんな無理解とも戦いながらひとつの文化を支えていったのかもしれませんね。

と、最後はまじめな言葉でやっぱり纏めてしまう、まじめな私なのでした。
コメント (2)
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