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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

青木ヶ原ハイキングの思い出

2010-08-05 01:30:33 | 思いつくまま
森好きな私の森の話題,その2。

行ってみたい大森林は多数あります。
白神山地に、屋久島に・・・・
でもみんな簡単には行けません。
そんな中で意外と簡単にいけるお近くの大森林と言ったら、富士の樹海 青木ヶ原。

でもこの樹海と言ったら、何か違うイメージがあるのでは。

ある時私は・・・
と言っても、指を折って数えたら10年も前も昔のことだったので、ちょっと吃驚しました。まるで昨年の事の様に感じます。

もとい、ある時ワタクシは、富士の樹海なるものにかなり興味がありました。大森林を歩くと言う事に今よりも強い思いで憧れていたからです。でもドラマなんかを見ても、危なげな人が森の中にふらふら入っていくシーンがありますが、そんな風に行ける所なのだろうかとも思いました。もし入って行けるのだとしても、行きたくはありません。噂ではひとたび入ったら出てこられない場所などと言われていますし、本当に道に迷ってしまっては困るし、それにうっかり見たくないものにご対面なんてことになったら困るからです。


ところがそんなある日、ラッタ君が高校の新入生研修会でその富士の樹海ハイキングなるものに行ったのです。

そんなのありなのと思ったら、どうも私が思っているのとは違くて、ハイキングコースが普通にあるのです。

ただ彼が言った事にには「ふーん」と思いました。
樹海の入り口には命を大切にしようという看板が立っているというのです。
本当に、そんな場所なんだなとしみじみしました。
とある小説でヒロインがその森に入って行き、その自殺をほのめかしていたとか言うことで火が付いたらしいのですが、そんな発端はどうでも良くなってしまって、単なる自殺の名所、それに伴った心霊スポットになってしまっているのです。

そんな訳で、樹海横の遊歩道、あまり知られていないようですが、実はあるのですよ。

私もラッタ君の話しを聞いたその年、バスパックツアーで樹海ハイキングを経験しました。
そこは歩きやすい遊歩道で誰でも行ける場所です。しかもすぐ横に道路が走っていて、木々の陰で見えはしないのですが、車の走っている音も聞こえるのです。

場所柄、そんな遊歩道どまりで十分だと思いました。

しかもその傍らに広がっているのは、ナウシカに出てくるような森なのです。
根が波のように畝まくり、凄い森のパノラマがバーンと存在しているのですよ。そこに感じるものは、大地から命を頂いて、たくましく生きる「命」そのものなのでした。
耳を澄まして、森の魂の声を聞けと私は思いました。
こんなところで本当に死んではいけませんよ。森に対して失礼ですよ。

ちょっと横道逸れますが、何か良からぬことを考えて、青木ヶ原を検索して、ここにいらした人が万が一いるのなら、そんな所に、電車や車で行ったりする気力が残っているわけですし、森を汚すなという視点からでも、その良からぬ考えはおよしなさいって。
もしそんなエネルギーが残っているのなら、「黙阿弥オペラ」の当日券を買うことにそれをお使いになって。
まっ、良いか。上出来不出来の人生も、とにかく生きていけりゃあってな気にもなるってもんさ。

で、お話を元に戻して、今この森はまたまた大変なめにあっているらしいのですね。
ゴミからの攻撃ですよ。
何で何で人は・・・
嘆かわしいばかりです。

という訳で、森好きな私の森の話題でしたが、このお話、実は続きます。またもこれは前振りなのでした。次回が本編。





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