シーズン1をテレビで夜に見ていた頃は、ブログをやっていなかったのでもちろん感想はないのですが、この頃、そんなに「相棒」が好きってほどではなかったので、リアルタイムで見ていたかも記憶が無いのです。このお話、多分前も再放送で見ました。
そして凄くオモシロイと思ったのでした。
今日、4月17日も再放送でやっていたので感想を書いてみたいと思います。
冒頭、官房長のお孫さんの軽犯罪から死体が見つかるくだりから上手く出来ていますよね。この時のお孫さんの話し方が「千と千尋の神隠し」に出てきそうな話し方で妙な可笑しさがあったのでした。
と、この先に出てくる手塚少年の話し方が、超棒読み。だけどまたそれがこの優秀でありながら周りから浮いてしまっている少年の摩訶不思議さにピッタリだったのです。
今は芸達者な子役が多い中、なぜこの子を使ったのと思いながら次第に納得してしまいました。
この少年、前に再放送で見た時は分かるはずもない事ですが、今、なんとなく誰かに似ているなと思ったら、この手塚少年は染谷将太君だったのですね。
お話の感想ですが、10歳の手塚少年はほんとうに怖い。
自分が万が一捕まっても刑事罰で裁かれることがないことすら熟知していたのでした。
だけれどそんな少年を薫は平成の切り裂きジャック朝倉に会わせ、今なら引き返す事ができると諭すのでした。
そのラストは、慕われていた女教師が彼を引き取って田舎に行って暮らすという事でまとまるのですが、なんか短いそのラストは大きな又別の物語の幕開けのようなそんなイメージがしてしまいました。
女教師は
「ゆっくり考えていきたい。」と言いますが、ある意味爆弾を引き取ったようなもの。そしてその爆弾は女教師を心の底から、例えば彼女のためなら殺人も厭わない程慕っているのです。この先ドラマがないわけはありません。
「相棒」がどっしりした底辺を感じさせるのは、単発ドラマで終わらせないで前の話のゲストがまた出てきたり、お話をリンクさせたりしてきたこともあると思うのです。
ちょっとそう思うと、この手塚少年は超天才の雰囲気なのですから、この辺で二回目の登場があっても良いような気もしたのですがいかがでしょうか。もちろん悪か正義か、それもライターさんの味付け次第というところだと思います。
相棒-01HP→ここ
染谷将太君については→ここ