森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

4月1日、月曜日。

2013-04-02 01:21:29 | 梢は歌う(日記)

今朝実家にて
「今日は4月1日だ。」と私が言うと、父はそれには返事もしないで
「みんなに1千万ほど配りたいと思っているんだが、そんなくだらない事で呼び立てしちゃならないと遠慮してるんだ。」などと抜かす。
「そんな気遣いは無用ですよ。だけど実は私も2千万ほど小遣いにしてもらおうと持参したのですが、重くて途中の川に不法投棄しちゃいましたよ。内緒ですよ。」と言ってやった。

※      ※       ※

ここ10年とちょっと、

「4月はもうひとつの新年だ。」

という言葉をスローガンに掲げてきました。新年度の始まりということもあるけれど、今年初頭に立てた目標なども見なおしたり決意も新たにするいい機会だと思います。

だけどいかんせん。

「今日から4月だ、よーし。」と思っても今日はエイプリルフールだと思うと、1日に立てた決意は脆くみんな嘘になってしまうように感じるのは私だけでしょうか。

日付も過ぎて2日になったので、一つ一つ頑張って行きたいと思います。

今考えることがいっぱいで行動が伴わない私。

とりあえず昨日、実家から帰ってきて留守の話を夫殿から聞いてみますと、ラッタくんが作った夕食の混ぜご飯は絶品でルート君が

「この混ぜ御飯は美味しいなああ」と言ったそう。

「この混ぜ御飯は」の「は」とはどういう意味じゃとなぜか微妙なもやもや感がする私。

もやもや感があっても昨日も、ラッタくんが夕食を作ってくれました。実家から帰ってきても慌てて食事の支度をしないで済むかと思うと気も楽です。だけど彼だって仕事から帰ってきてそのままキッチンに立つわけですから、よほど好きでもないと出来ないことだと思うのですよね。

 

夫も昨日した出来事を語ります。と言っても、メダカ親父の彼の休日は、卵から育てたメダカたちが大きくなったので大きな水槽に移したというもの。全部の水槽が綺麗になっていました。私がいなくて暇だったから頑張ったのですね、きっと。

そんな私は実家にて父と母と姉とたくさんお話をして来ました。特に父とは夜遅くまで二人で話し込んでいました。

あまりに遅いので母が様子を見に来て
「何を話していたのか。」と聞きました。
「死についてだよ。」と父は事もなさげに言いました。

話す内容によっては、それをテーマにすることは恐怖を薄めることになるのだと、私は思ったりもするのです。

 

だけど昨日の夕方、家に戻った私に姉から電話が入りました。

私が帰った後に往診に来てくれた先生からの現状の報告の電話でした。

 

電話を切った後に思わず耳をふさいで

「ああ、ああ」とムンクの「叫び」のようなポーズを取っていましたら、夫殿が優しく
「ママ、ママ、何を考えても仕方がないんだ。何も考えないほうがイイ時もあるんだよ。」と言ったのでした。

 

一つの思考の扉に幕を張ると、なぜか他の扉も風通しが悪くなってしまうのです。

頭の中がごちゃごちゃです。
ぐるりと部屋の中を見回すと、家中、どこもかしこも頭の中と同じ様になっています。

― よーし。

私、今日から頑張る。


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