森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「赤羽、気を付けて。」その1

2014-11-17 01:07:21 | 梢は歌う(日記)

※ 地名が入っていますが、お出かけの記録ではありません。確かに『赤羽』には出掛けたのです。そのお出かけ日記は次回に書きたいと思います。でもその前のお話。ああなって、こうなって、ああ、いろんなことは皆からみ合って、日常は単体で存在することはないんだなあというお話です。からみ合ってという話なのではっきり言って短くはないです。

※ ちなみに「相棒」と「一回道」はまだ録画を見ていないので、見たら感想を書く予定です。

 

※       ※       ※

ちょっと過去のお話です。

私は38歳の時にいろいろな偶然が重なって、とある病院のお食事を作るところで働くことになりました。当初は社員にとお誘いもしてくださったのに、子供が小さかったものでパートで働くことにしたのです。その事は、後から後悔の材料にもなって、少々悶々とした時代もありました。

肉体労働オンリィの仕事だったにもかかわらず、慣れてくるとなかなか楽しい仕事場でもありました。ただ、仕事の内容が自分的には物足りなくて、そしてって話はまた別の話です。

38歳で入ったのに、私はその職場ではダントツに若くて、周りのおばさまたちは皆、鬼のような顔をしているように見えました。なんとも失礼なことを言うようですが、これは事実です。年をとると顔が険しくなるということを初めてその職場で知りました。それを許してしまうかどうかはその人の心の努力だと思います。

だけれど顔が険しいからといって、みんなが怖いというわけではありません。中には人間的に魅力のある人がいたのです。

ある時私はその方を相手におしゃべりをしながら仕事をしていました。

子供の事や仕事のことやあれやこれや。

するとその人は言ったのです。

「若い人の話はいいやね。あたしらなんか孫の話はまだ良くて、病気の話や介護の話だよ。あっ、そうそうそれと年金の話ね。」

「へえ」って、その時は答えた私。

 

あっという間に時は流れて、その時のそのおばさま言った言葉にしみじみと頷く今日このごろの私です。

先日子供たちが小さい頃に住んでいた所でお付き合いのあった方の所におじゃましました。

その方は昨年、仲の良かったご主人様を亡くしたのです。引っ越してからずっとお付き合いのなかったものですから、いきなりお葬式に行ってもと思って、1年待ってお位牌に手を合わせてまいりました。

その後はもう一人のお友達と三人でお好み焼きを食べに行きました。

そこでの話は、成長した子供たちの今。流れ的なものもあってお墓の話。で、やっぱり年金の話。そして思い出話です。

お友達が、私が前に住んでいた不思議空間M町での出来事を語りました。

「あれ、ビックリしたわ~。初めての経験だったから。」と彼女が言いました。もったいぶるわけではありませんが、何を吃驚したのかは違う時に書きたいと思います。でももう一人の方はその話を知るわけもなかったので、法螺話ではないホラーチックな話をして盛り上がりました。

楽しいひと時でした。そしてお好み焼きと焼きそばもとっても美味しかったのです。

 

また別の日、私はふと閃いてお友達からお掃除用のモップを頼むことにしました。私は30代なかばの頃、そのモップの営業と配達をしていたのです。仕事はある時までは全部子供の成長に合わせて選んでいました。幼稚園に子供を送って、そして帰ってくるまでにお仕事は終わるのです。彼女とはその営業で知り合いました。意外とお付き合いは長く思い出も築いてきましたが、なかなか会える人ではありません。

でも彼女からモップを頼めば一石二鳥です。

営業にやって来た彼女と我が家でお茶を飲みながらおしゃべりし、先日のお好み焼きを食べに行った話をした所、行きたいということになりました。それで日にちを改めて行くことにしました。

私と彼女、それからもう一人の共通の友人を呼んで、私的には週一お好み焼きという感じです。

で、その時の話は、やっぱり大きくなった子供たちの話から始まって年金の話。もう、これは欠かせない重要項目みたいです。要するに不安なんですよね。こうして書きながら、だんだん決意してきました。私、これからはもう「我が家の年金問題」にちょっと真剣に向き合おうと思います。

最初のグループは、皆年金未満の年齢で、「どうなんだろう。」と言う世代。でも後者は、年上のお友達で「満額未満」と言う世代。

いつしかもうお芝居にも映画にも行けないで、趣味は図書館から借りてきた本の読書と近所の公園の散歩ですという日も来るかもしれません。でもまあ、それしか出来ないならそれでもいいじゃんと思う私です、とちょっと無理して言っておこう・・・・。

 

で、なんでかいつも最後はホラーチックな話です。

そこでの話の一部は実はブログにも書いてある話です。「オカルト倶楽部」のカテゴリーで書いているのですが、話すのと違って意外と書き始めると、自分が怖くなって自滅です。それで記事数3。しかもツイッターで公開しながら書くというビビり振りです。→ここ

先日実家に行きました所、家の主たちは不在で、私は鍵を開けみんなが帰ってくるまで留守番をしていました。ふと父の部屋に行ってみると、母は何を考えているのかと思いましたが、以前書いた記事に出てくる髪の伸びる人形がその部屋に飾ってあったのです。

「なんだか前に見た時よりも、この人形、邪悪っぽいな。」と私は思いました。思った途端にゾーッとしました。

急いで仏壇のある部屋に逃げこんで「この部屋には入ってくるわけがないわ。だけど早く誰でも良いから帰ってきて。」とブルブルと震えていたという・・・ちょっとお馬鹿な話を最後にしました。

だって「入ってくるわけがないわ。」って、何がですかって自分に言いたいわ、私。

(だけどその人形のことは極稀に思い出すと、困ったなと思う項目の一つです。)

恐怖の感覚は人それぞれであって、なかなか人には伝わりづらい部分もあるのですよね。

「まあ、自分の想像力に負けちゃったようなものなのよね。」と私が言うと、

「でも分かるわよ。私も今電車に乗れないの。」と友人が言いました。

―あっ、なんか今変な人の集まりのような気がしてきましたが、そうでもなく結構普通の主婦の集まりですから。

「だってね。この前久しぶりに電車に乗ったら、髪とか肩とか、なんかが触る感じがして、うわぁ気持ちワリィッて思っていたら、ふと気がついたら横に座ってる人がちらちらこっちを見ていて、前に座ってる人がじっとこっちを見ていたの。めちゃくちゃ気持ちが悪かった。」

私はこの人とは20代の頃からの付き合いで、このような話をされても驚くこともありません。結構この手の話が多いのです。今流行の「友」という言葉を使うならば、所謂ホラ友です。

「事故車両だったとか?」と私が言うと

「うーん。たぶん私電車に乗っても電車だけが走ってて、そのスピードに乗って行けてないんだと思う。」

モップ繋がりの友人が不思議そうに言いました。

「えっ、そんなのってあるんだ。電車に乗ってるだけなのに・・・・。」

そう。電車に乗っているだけなのに電車と自分の感覚が一致しない。そういうこともあるんじゃないかしらって、私は思います。だけれど

「でもさ、それ、分かり辛い。もう、『気をつけ、霊』で良いじゃん。わかり易よね。もうその車両は事故車両だったってことで。」とまとめは雑です。

「でも私、やっぱり電車に乗れないな今は。」と彼女が言ったので、何でも自慢したがりの私はすかさず言いました。もしくはある種の話題転換術です。

「あっそう。でも私、明日電車に乗って赤羽まで行くんだ~♪」

すると間髪入れずに彼女が

「赤羽、気をつけて。」と言ったのです。

 

※長くなったんで続きは明日お日様が昇ってから。

しょうもないことをダラダラ書いてるなあって思いましたか。まあどこに落ちていくのか、その気になったら見届けてくださいませ。

 

おまけ

 

 

 

 


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