森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒 season13第4話「第三の女」

2014-11-08 12:13:25 | ドラマ(相棒)

―その若い女性はポワロに、自分の犯したかもしれない犯罪について相談しに来たのだった・・・・

って、ちゃうやろ。

でもタイトルの「第三の女」にアガサ好きさんの中には反応した方もいたんじゃないですか?

それとも映画好きさんは「第三の男」を連想したかもしれませんね。

ふと、今回の「相棒」はなんか映画とか本とかのタイトルをわざと持ってきているのかと気になってしまいました。「許されざる者」なんてもろに映画タイトルですし、じゃあ「14歳」なんてものもあるのかなと調べたら映画ではないけれどマンガでありましたよ。

なんと楳図かずおさんの作品で、「漂流教室」の続編のようなものらしいです。

「環境破壊による人類滅亡、危機的状況を乗り切ろうとする子供たちの奮闘、親子の絆と別れといったテーマを圧倒的な迫力で描ききっている。また、過去の楳図作品の集大成としての意味も持っている。」

何それ、すごーく読みたい!!!

と、この本をアマゾンで検索しようとしたら、またまた違う「14歳」を見つけてしまいました。アマゾンサイトの説明によると

「大人と子供の間で揺れ動く多感な時期、"14歳"という年齢に焦点を当て、ミュージシャンたちに話を聞いた『PATiPATi』連載のオムニバスインタビューの完全版。」

ふむふむ。

「相棒」のドラマの中で描き切れたかは分かりませんが、14歳という年齢は、やはりそのように受け止められているんですね。

と、ここでもしかしたら「許されざる者」なんて本もあるのかと思ったら、ありました!

こちらは歴史小説のようです。

じゃあ、もしかしたら・・・・

って、やめておこう。きりがないです。

因みに、アガサ・クリスティの「第三の女」はポワロが晩年になった頃の作品で好みが分かれるようですが、同じタイトルで夏樹静子さんの「第三の女」はかなりの傑作のようです。

下の方にリンクを張っておきましたので、興味のある方は覗いてみてくださいね。


こんな風に何かを連想させるタイトルがいつまで続くのかは分かりませんが、ちょっとだけおまけの楽しさを感じた私です。

 

ところで今回のドラマではこの「第三の女」の意味としては、内村刑事部長が言った

「三浦が抜けて、もう一年か~。」

と言うことで、イタミンの係に配属されてきた浅木真彩。彼女は今までは警察庁に出向していて階級も警部補とイタミンよりも上。そんな彼女を最初はイタミンは面白く思わなかったようなのですが、何しろ彼女は切れる女。

これが「相棒」のゲストでなかったら、むしろ彼女には残ってもらいたいようなキャラだなと思いました。なかなかあの三人は面白い感じになりそうな気もしたのですが、ちょっと切れすぎちゃってダメかな。

あの三人と言うのはイタミンと芹沢と彼女と言う意味で、私にはこの「第三の女」と言うのは単純に、捜一コンビがトリオになるべくの第三の女と捉えたのですがどうでしょうか。と言うよりもじゃなかったら「第三」の意味が当てはまる所がないんじゃないかな。

こんな時私は、かつてお邪魔していた「相棒馬鹿」さんのサイトを懐かしく思います。主様もですが、他の皆さんもきっといろいろ教えてくださったと思うからです。

日向。さん、他の皆さんもお元気ですか?

おっと、秋だからかちょっとしんみりとした気分になってしまいました~。

 

証拠品である鍵をくすねたと思われる彼女は、いかなる目的でやってきたのか。

いかなる経緯でやってきたのか中園に聞く右京。

この時の中園参事官の羊羹つぶしは可笑しかったですね。彼に潰せるのは羊羹ぐらいかと思えちゃうのですが、内村刑事部長と中園参事官はどうやって上に上って来ることが出来たんだろうって、時々思ってしまうのですよ。でもなんか好きです。二人とも^^

羊羹つぶしもだけれど、ラストのイタミンのうっかりなお礼シーンも良かったです♪

 

今回のお話は実はかなりぎゅうぎゅうといろいろ詰まっていたと思います。

防犯カメラを巡っての警察庁との談合事件の告白、防犯カメラの位置情報の暴力団への流出と言う事件、そして別にその同じ防犯カメラの位置情報という重要機密情報をキャバクラに置き忘れると言う紛失未遂事件。全部がかなり大きい事件です。これに全部殺されてしまった名取と言う女性が関与していたわけです。

彼女が殺されなかったら置き忘れたそのディスクは無事に持ち主に戻り、その三番目の事件は事件にすらならなかったわけですが、彼女が死んでしまって、それはロッカーの中に置かれたままになってしまいました。

だけれどこの事件があったから、そのロッカーの鍵を取り戻すために、浅木は警察庁のその上司から送り込まれてきたのです。

だけどもちろん、そんな事は浅木の心中には関係のない事で真実を暴き事件解決がその目的だったわけ。恩があり尊敬していた先輩だった名取の為に。

良いお話だったと思いました。

 

―そうか。

第三の女と言うのは、もしかしたらここかな?

私は話しながら考えるB型人間なものだから、書いて整理って事が時々あります。

第三の事件から送られてきた女って事かもしれませんね。

 

であるならば、タイトル、結構深いし、難解ジャン。

えっ?

タイトルタイトルってうるさいって!?

すみませんねぇ。細かいことが気になるのが私の悪い癖なの。

 

 

 

14歳 (1) (小学館文庫)
楳図 かずお
小学館

 

14歳
佐々木美夏
エムオン・エンタテインメント

 

第三の女 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
小尾 扶佐
早川書房

 

第三の女 新装版 (光文社文庫)
夏樹 静子
光文社

 

許されざる者〈上〉 (集英社文庫)
辻原 登
集英社

 


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