森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ふたりでお花見を。

2016-04-06 10:29:00 | 家族スナップ

4月1日は一番下の妹が、猫のあんずに会いに我が家にやって来ました。どうせなので私が駅まで迎えに行き、公園の中を通ってついでにお花見をしようと言う事になりました。

呑気な私は、朝になってバスの時間を調べました。

時刻表を見て愕然!!

1時間の中に1本もバスがないのです。

嘘でしょう・・・・・

でも無い。

きっとその時間帯は需要がないんですよね(ノД`)・゜・。

― なんか、田舎だな。うちんとこ。

 

最近、ずっと自転車に乗っていません。考えてみると数か月ぐらい・・・

いきなり30分近く乗るのが、なんとなく怖いので駅まで歩いて行く事にしました。

だけど実は歩くのも久しぶりだったんです。

30分ぐらい歩いたら疲れて来て、ちょうど妹が駅に着いた時間だったので、電話を掛けてこっちに向かって来てと言いました。

ところが私の言い方が不親切だったみたいで…と言うのもあるけれど、妹はけっこう方向音痴でどうしてそっちに行くんだと言う方向を選択してしまう傾向が・・・・ってそれ、私と似てる。姉妹の証?
ああ、ろくでもない証です。

けっきょく妹に余分に歩かせて、私もやっぱり歩く歩数はたいして減らず、会うだけでふうふうと言ってしまいましたが、会えたのでめでたしめでたし。

 

 

なんだか歩いて疲れたので、花より団子と言うわけで、この公園の茶室で栗入りぜんざいを頂きました。あまり甘くなくて上品な美味しさで、母の作るお汁粉を思い出してしまいました。

 

 

そう言えばあれはいつの事だったのでしょうか。昨日からその記事を探しているのですが見つかりません。日常日記は、自分のブログ内でも埋もれちゃうことがあるので探すのが大変です。もしかしたら書かなかったのかしら・・・・

 

ずっと前にも、母と姉妹がやはり我が家にこの季節にやって来た事がありました。同じコースです。

でもあの時は小雨で風も強かったのです。

大きな池の傍で、姉が髪を押さえていました。

そのうち、持っていたスカーフを三角に折って頭に巻きました。

そんなに髪に気を遣う人だっけと思ったら

「強風でカツラが池に落ちたら困るもの。これ、高いしね。」と言いました。

そうでした !

あまりにもそのカツラが良く似合っていたので、いつも私は忘れてしまっていたのです。

あの頃は姉はまだ乳がん治療の後遺症で、まだ髪の毛が生え揃ってなかったのでした。

スカーフを、今時そのように頭に着けると言うのを見たことがありませんが、ちょっと可愛いなと私は思いました。

そして思わず

ポーレチカポーレ、それは愛の言葉~♪

と、ロシア民謡を口ずさんでしまう私。そのスカーフファッションは、昔のロシアの女性を連想させたからです。

小雨の中、周りには誰もいません。私たち家族だけ。私たちはみんなで小声でその歌を歌ってしまいました。

スカーフをみんなが持っていたら、同じようにして写真を撮りたかったです。

写真を撮る時、そのスカーフを取ろうかと、きっと姉は言ったのではないかと思います。でも「今」と言う時代の想い出にそのまま撮りました。

みんないろいろな時代を乗り越えて生きているのですね。

 

この文を読んで、私たちがカツラを被っている姉を茶化していると言う風に捉える方がいらしたら、それはまったく真逆ですと、敢えて書いておきますね。

 

誰もいない貸し切りのような公園で、大きな桜の下で写真を撮っている二人の妹を見て、なんて可愛いのかなと私は思いました。そしてみんなでそのロシア民謡を歌いながら大きな池の周りを歩いたことは、なんとなく心が温かくなる私の家族の想い出です。

 

桜には、そんな風に見た人との思い出を重ねる事が出来る力があるのではないかと思います。

 

 

1日の花は、まだちょっとな感じでしたが、暖かな一日でしたので、平日ながらお花見の人たちが結構いました。

二人で歩く夫婦とすれ違うと、なんだか羨ましい気持ちになりました。

またいつか 夫と二人で公園を歩くなんて事は来るかしら・・・

 

 

またいつか、二人でお花見が出来たら良いね。

 

 

 その公園を抜けて、妹と一緒に回転寿司でランチをしました。

おやつは我が家で。

 

 

妹は猫たちと戯れて帰っていきました。

お花も綺麗で16000歩も歩いた一日でしたが、かなり「ダイエットは明日から」の一日でもあったと思います。

 

 

 

 

コメント (6)
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