森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ブレードランナー2049

2017-11-26 16:12:57 | 映画

11月16日(木曜日)、時間の都合上吹き替え版で鑑賞。

吹き替え版は妙な省略もなく変な字幕よりも分かりやすく、意外と好きなので問題なしです。

35年の時を経ての続編。

前作も、あの独特の雰囲気が好きでした。もともとSF大好き人間なので、甘っちょろいスペースオペラもどきよりも、好みなんですよね、こういうの。

あっ、甘っちょろいスペースオペラもどきも好きだった…・アライグマが出てくるやつとか^^;

「ブレードランナー」は難解でと言う言葉をちらほら見かけたような気がしましたが、この「2049」は、まったくそんな所はなかったですよね。

ちょっとこれは私的感覚なのですが、前作の時、見慣れない世界観になんだか不安感で気持ちがざわつきました。だけれど今回はそれがなかったです。

もしかしたら、Kが何者であるのかが明確だったからかもしれません。

「ブレードランナー2049」はとっても面白かったです。長い映画なのにあっと言う間に終わってしまいました。

 

ただ気持ち的にはあっという間でも、トイレには行きたくなってしまって・・・・

(私のブログ、最近その話題が多いかも・(^_^;)

でも行くタイミングは、大事です!!

私…・チョー危なかった。

なんとなくのんびりと戻ってきたら、すごく大事な秘密が語られているところでした。もしもこれを見逃していたら、最後には「?????」となってしまったに違いありません。

そして「難しかったわ~。最後がさっぱり分からなかった。」なんて事を言っていたかもしれません。

お勧めは、水の中の格闘シーンですよ。長いししつこいから(私的見解です^^)。でもそれも最初の方にね。あの人は結局どうなったのになってしまいますから。

と、どうでも良い情報でした^^

 

 

kの恋人のジョンは可愛らしかったですね。

彼女を見ていると「her/世界でひとつの彼女」を思い出しました。なんだかこれも未来の愛の形なのかも知れないと感じてしまうのです。暗に示唆されているような気がしたのです。もしもそれが愛の形ならば、「産む」と言うことは、未来の深いテーマなのかも知れませんね。

 

ここからはあらすじは追っていませんが、(かすかに)ネタバレはしています。

かなりマジメに書いています。

 

昨日、出席したとある組織の研修会で、

「自分はちょっと変わってる。普通ではない。」と普通の人は思っていて、実はそれが普通なのだと言う言葉を聞きました。それは私も思っている事で凄く共鳴しました。そしてその変わってると言う感覚は、自分は特別な人間なのだと言う想いと、ちょっとイコールなのではないかと思うのです。

人が育っていく過程では、認めてもらうと言う認証行為が必要と言うのもその通りだと思います。

研修会でなどと言うと固いような気がしますが、実は同じ内容の事を、映画から知らないうちに学んでいるなと、私は思うのです。

レイチェルの子供が自分かもしれないと思うkに、ジョンは

「あなたは特別な人。」と語りかけます。ジョンは恋人であり、なおかつ母のような人だと思いました。

「あなたは特別な大事な人なのだ。」

そう言いkに寄り添うジョンは、まさに理想の恋人でしたね。

 

Kは父親かも知れないと思っているのに、デッカードはバンバン撃ってくる・・・・

あれは子供じゃないと分かっていたからですよね。

 

 

大義のために死ぬのは一番人間らしい行為とか言うセリフがありました。(セリフはいつも不正確です。)この時に、Kのフラグが立ってしまったように思いましたが、最後に彼が取った行動が、人間らしいとかそんなことは関係なく、美しい行為だったと思いました。

イメージ画像で良いから、もう一度ジョンに優しく彼の傍に寄り添ってもらいたかったです。

愛にあふれたラストシーン・・・・。

降る雪を見つめながら、瞼を閉じるK。

如何に生まれてくるかよりも、如何に死ぬかは人間にとって、とっても大事な事なのですよね。

 

 

 

ただ・・・。

ちょっとSF談義。

 

 

(なんでこの時、ラブは涙を流したのでしょうか。)

私はクローンは、間違いなく普通の人間だと思っています。もしも君はクローン人間だよと言われても、それがどうしたくらいには思える自信があります。

だけどレプリカントは人間かと言われたら、ちょっと迷う所です。それは卑下するわけではありません。

凄く頭の良いお猿さんに服を着せ、まるで人間の子供のように愛を注いでも、そのお猿さんはやっぱり人間ではないと思うだけです。

だから君はレプリカントだよと言われたら、ちょっと言葉を失うくらいショックを受けそうです。

宗教的に言うなれば、神の国から来た道が違う人の形をした別の生き物なのではないでしょうか。

そうは言っても、映画の中に出てきた彼らのように、あんなに優秀で美しかったら、人は恐れて従順にさせようと躍起になるに違いありませんよね。もしくは今の政治よろしく、いろいろと杜撰になってしまうかもしれません。そして彼らに産む能力が備わったら、もうごちゃ混ぜになっていつしかすべてが滅んだのちには、厳しい環境にも耐えうる能力を持ったレプリカントだけの世界になってしまうのかも知れませんね。

ああ。すべてが滅んだ世界を考えるならば、レプリカントはむしろ人類の必然のたまものなのかも知れません。

 

だけどさらに余計な事を考える私。

もしも人間の女が二人、男が一人いて、レプリカントの女が三人いたとするでしょう。危険が迫って逃げ出す舟に三人しか乗せられなかったら、あなたは誰を乗せますか。私はやっぱりその時、三人とも人間を乗せるのではないかと思うのです。どんなに見かけが変わらなくても。

もちろんそれは今の時点での話です。

生まれ変わった未来に、何時しか本当にそんな状況に追い込まれることがあったら、その時は本当にどうなるのかは分からない事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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相棒16/第6話「ジョーカー」

2017-11-26 02:39:34 | ドラマ(相棒)

gooのブログからTBが送れる「相棒」の記事はこれが最後かと思うと、何やらしみじみとした気持ちがします。近頃、あまり熱心に皆様の所に送ると言う事をしてきませんでしたが(これがこの機能がなくなる理由だと思うのですが)、TB&コメント、もしくはTBのみで楽しい語らいの時間を持てたことは楽しい想い出です。

で、最後とか言うのならば、気合を入れて書きたいところですが、それが・・・・・。

なんたって旅行から帰宅した日でもあって脳がボーっとしていて、そして贈収賄とか政治家の云々とか言う絡みは好みに合わず、加えて「ジョーカー」と言うタイトルにも感情移入が出来ずに、個人的にはあまり好きな回ではなかったのでした。

本筋完全無視の感想は、やっぱり頭がボーが一番の原因でお許しアレ。

だけど今シーズン全体の(今まで)感想で、犯人が良いと言ってきましたが、今回だけは一瞬違うと思ってしまいました。あまりにもゲス野郎。クズのクズ。

ああ、でもそう感じたと言う事は、やっぱり「今シーズン、犯人役良いよ。の法則」はたがえていなかったのですね。

 

だけどこの男には、多くの人が嫌悪感を感じたと思います。我が子を巻き込んで、そしてバレルと脅かして、危ういとみると保身のために自殺に追い込むような親がこの世にいるなんて。

あっ、そう言えば、穢れを嫌って我が子に暗殺命令を出す人はいたなあ・・・。(『精霊の守り人』)

そんな父親を藤原の竜也殿が演じると、悲しみさえ感じてしまって

「このゲス野郎 !!」などと罵りはしないのです♡

と言う事は、キャストの問題で、やはり「犯人役良いのよ。の法則」と言っていいのかも知れませんね。

 

たどり着いた真実は妻の死はやはり(追い込まれた故の)自殺と言う悲しいものでした。それでも真実を知るところから人は前に進んでいく事が出来るのだと思います。

 

そして一番心に残ったのは、ラストに冠城が大河内さんに

「かつて同じような事があったのでは。」と突っ込むところでした。

「大河内さんが愛していたのはどんな人だったのですか。」と言う冠城のさらなるツッコミ。

右京は「言えないよ、そんなこと」みたいな顔をしてかわしていましたね。

テレビ前の私たち、「ああ、あれですね」って思った方も多いのではないですか。

その「あれ」と言うのは→「ピルイーター」

その頃、私はまだブログをやっていなくて、上のリンクはSeason2のあらすじに飛びます。その頃のHPのあらすじは放送後に書き加えられ、そうとう詳しいものを載せてくれていましたよね。

 

暇か課長(そんな名前ではありませんけどね)と大河内さんとの絡みも面白かったですね。

 


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