森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒16/第4話「ケンちゃん」

2017-11-09 08:35:51 | ドラマ(相棒)

∅ →「空集合」

勉強になりますね

因みに → 「サヴァン

こちらは映画の「レインマン」や、中居君の「ATARU」などで知っている方も多いかもしれないですよね。驚いたことに、リンクしたウキペディアにもう「相棒16の4話」の事が載っていました。お仕事が早いですね。


事故に遭って、いきなりサヴァンになってしまうのかとか、あなただけが空集合と言ったのであなたが犯人って言うような事を当然のように言った右京さんに唖然としてしまった事などを抜かせば、なかなか面白かったです。

最近犯人役の人が最後に頑張る演技をしてくれるから、良いですよね~。

人を自分勝手に殺すような奴は狂った人のように描くべきなんだって、本当に思いますよ。

説得力が増します。


お兄ちゃんの悲しい嫉妬も、ほんのちょっぴり分かるような気もしないでもないです。だけどその反面、地べたを転がり土をつかむほどの嘆きっぷりぐらい見せて欲しかったです。

その両方が存在して、兄と弟には短絡思考では考えられない複雑な感情が存在し、それが伝わってくるものではないかと思うのですよ。

あっ、何気に偉そうに演出に文句を言っちゃったかも^^;


「優しいだけが取り柄の…」ってお兄ちゃんは言ったけれどね、優しさが取り柄って、今の世の中では最高じゃないですか。

たくさんの花がそれを物語っていましたよね。


いずれにしても良き人、また未来に希望を持っている人の続くはずの人生を終わらせてしまった犯罪は憎むべきものであり、悲しい事件だったと思います。


Season16の「相棒」、なかなか面白いですね。次回は警察学校が舞台。米沢さんも出てくるので楽しみですね。

                            ※

真夜中に続けて三つ「相棒」の感想を書いて、朝読み直したら、誤字や言い回しが酷く少々書き直しました。

ついでなので書き加えると、私も素数とぞろ目が大好き。見つめたら素数の数字が光るなんて、そこはなんか憧れます。でもサヴァンはそんなに甘いものではないですよね。本音を言えば、サヴァン症候群の描き方には、ちょっと疑問を感じました。

ただ事故によって、脳に損傷を受け徐々に何かが変わって行ってしまった人を、周りで二人も知っています。サヴァンになるほどの衝撃があったならば、ケンちゃんはそれと引き換えに、きっと何かを失ったはず・・・・と言う深みがあっても良かったかも。

あっ、そう言えば、上記の文で演出に文句と書いてしまいましたが、ついでのついでなのでさらに本音を言っちゃうと、最後の献花のシーンは、あの柵を右から左までずらっとというほど並べて頂きたかったな。そこに驚きと感動が生まれたと思うのです。

そして「優しさだけが取り柄だった」の力を感じる事が出来たと思うのです。

まっ、個人的感想ですのであしからず。




コメント (2)
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相棒16/第3話「銀婚式」

2017-11-09 01:48:51 | ドラマ(相棒)

※ 「第4話」の相棒を見て、シマッタ、まだ感想を書いてなかったと「2話」から感想を書き始めました。

 

     ※           ※

銀婚式の話を嬉しそうな顔で話す男に、不快感が微妙に漂う姿にこの秘書は愛人だなとすぐ分かりました。

「銀婚式」と言うタイトルはしみじみと考えてみると、そうとう辛い物語だなと感じました。25年と言うのは、簡単な年月ではありません。嘘をついたとしても、その嘘を25年つき通したら、真実にさえなってしまう歳月なのではないかと思うのです。

だけど・・・・・。

 

夜遅くに届いた銀婚式の招待状。

「思っていたものとちがかったものですから。」と言うような事をぼんやりと呟くように言う妻。

思っていたものと違う、それはすなわち、思い描いていた25年目ではなかったと言う事だと思うのです。

想い思われてありがとうと言いあうような25年。周りの人々にも、「本当に仲が良くて羨ましい。」と言われるような25年を想い描いていたのかもしれません。

それでも妻は夫の為に別れてあげようと思ったと思うのです。子供のいる人生を彼は望んでいたのかと思ったから。

だけれどもさらに夫は、妻を殺してその財産すら奪おうとしたのです。

そしてその未遂に終わったその事件で、妻は25年前の、自分が半身の障害を負った落馬事故の真実を知ることになったのです。

ちゃんと今では、妻と離婚してもその実力が認められていて地位を失う事はない夫でしたが、かつてはどうしてもその会社の中枢に入り込みたかった彼は、社長令嬢に近づき落馬事故を起こし、そのせいで半身マヒになった彼女と一生を償うと言う形で結婚したのでした。

 

あっという間の25年だったなと夫は言いました。

嘘をつき通し、ずっと嘘だった25年だったのですね。

だけど妻にとっても長き年月の25年だったのです。右京たちに助けを求める事も出来たのに、自分の手で裁いてしまったのは、その長き年月の重みだったのですね。

「相棒」はキャストの演技力によって、お話がぐっと面白く感じる時がありますよね。

しっとりと悲しい妻を菊池桃子が好演していて、とっても良かったです。そして最後の乳母のすがって泣く姿にジーンとしました。

乳母と言い、自分をかばってくれた介護士と言い、味方はたくさんいたのにクズ男の為に人生を犠牲にしてしまって、本当に悲しい事だと思いました。

 

そうそう、この物語を見ていて、私はアガサの「終わりなき夜に生まれつく」と…あるアメリカ映画を思い出しました。そのアメリカ映画のタイトルが分からなくて、かなりの時間を費やしてしまいました。結局、分からない(ノД`)・゜・。

(その会社の一族になるために、そこの会社の令嬢に近づき、最初に近づいた娘は妊娠させ、親に反対されて家を捨てて男の所に飛び込んできたために、利用価値がないと密かに殺し、その娘を心配して一緒に探すふりをしながら次の令嬢に近づき、まんまとあと一歩の所まで行く男の話。子供の時から、家の窓からその会社名が入った列車を見て育っていた。って言う話、誰か知ってる?)

自分の野望の為に女性に近づき利用しようとする男は、本当に最低ですね。

 


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相棒16/第2話「検察捜査~反撃」

2017-11-09 00:02:10 | ドラマ(相棒)

※ なんとなく後で書けばいいやと思っていたら、どんどん日にちが経ってしまいました。何気に「相棒」の感想はずっと書き続けて来てるので、今回もその惰性的な習慣は続けていきたいと思います。

だけれどあまりにも日にちが過ぎていて録画を見直しての感想でもないので、記憶の中にある本音の感想のみを簡単に書いておきたいと思います。

 

1話、2話で今回の「相棒」の初回と思えば、これは仕方のない事なのかも知れません。要するに、今回のシーズンを通しての方向性を示してラストに向かっての矢印のようなものを示しておく。それは、ほぼ1話完結の推理ドラマには必要なものだったのかもしれないと思いました。

ただその示した方向性の物語が、1話でも触れたことですが、本当に自分の好みには合わなかったのです。

違法捜査云々と言うのにもうんざりだけれど、今までの事件解決の実績無視と言う態度に面白さを感じないのです。

私はやっぱり大河内ラムネ氏のような、特命係を疎ましく思いつつ実は認めていると言うようなのが好き。

 

推理ドラマが見たいのであって、社会派ドラマが見たいわけじゃないので、ある種の爽快感って必要なんじゃないかなって思うのです。

特命係は警視庁の片隅のポジション。だけれど底辺の底の部分では、本当は皆ちゃんと繋がっている。だからなんとはなしの味方がいっぱいいるんだって言う風なのが面白いに決まってるし、事実今までは結構そうだったでしょ。権力闘争的なものは、本当につまらないからやめて頂きたい・・・・と思っています。

この第2話では、この矢印の方向性のせいで、せっかくの事件の面白さがちょっと勿体なかったように感じたのでした。

今、リアルでとんでもない事件が世間を騒がしているので、ちょっと書きづらい部分があるのですが、あくまでもドラマと言う仮想空間でのお話と思っていただきたいのですが、この2話のゲストの中村俊介は癖の強い犯人役平井を好演していて、本当に良かったです。それなのに中村ゆり演じる自分の弁護士が捕まってしまった後、平井はいきなりのトーンダウン。

ああ、この事件は終わりかと、なんとなく腑に落ちない感じと中途半端な感じがしてしまったのでした。

3人の妻殺しの犯人からの挑戦としての推理劇、又犯人像も深く掘り下げて欲しかったです。

田辺誠一の田臥検事はたぶんまた出てくるのでしょうね。

 

簡単に書こうと思ったら、だんだん記憶が蘇って来て、普通になってしまいました(^_^;)

あと一つだけ書いておきたいと思った事は、石坂浩二の甲斐峯秋の存在です。

彼を甲斐享の父親として石坂浩二をキャスティングした時は、ここまで使えるキャラになるとは思っていなかったのではないかと思うのです。

これは私の勝手な思い込みですが、それでも彼の存在は、「相棒」と言うドラマにとっては思わぬ拾い物ではなかったのでしょうか。

 

と言うわけで、2話の感想は終わりです。

続けて第3話の感想も書く予定です。きっと次は短いです・・・・たぶん^^

 

 

 

 

 


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