ひとつ前の記事は、トイレのお話。そんな話をよくするなと言う所ですが、旅の計画を立てる時には、それはとっても重要な事だと私は思っています。
子宮に筋腫がある人は、トイレなどはとっても近いのです。それから腸が弱い人は、急な冷え込みなどにいきなりお腹が痛くなることも。そんな友人や知人たちとたくさんお出掛けしてきました。近頃は歳を重ねた人の場合と言うのも、考えなくてはならなくなりました(主に母の事です。)
いつしか人の為にと考えてきた習慣が、自分の為になって来たかもしれません。
まだトイレの話をするのかって言うと、そうではなくてそうでもあると言う内容なのでご勘弁を。
ところで「日光浴ノート2017☆霧の中の華厳の滝」 の冒頭で、
>何気にこの人たちは無自覚でありながら「たどりつけない女」の仲間だわよ。
この「たどり着けない女」って言うのはね、結局はたどり着いてメデタシメデタシになるのですが、ただそこに行くまでにドラマが生まれちゃう女って事なのですが・・。
と書きました。
実は今回、本当はたどり着くことが出来なかったのです。
話しはいきなり変わりますが、東武線の「春日部」は恐ろしい駅だなと思います。と言ってもたぶん朝限定です。
出掛けて行く時間帯では、もろに通勤通学に時間にぶつかります。こんな時間に混雑が半端ないなどと書き込むと、お前らみたいな遊ぶ連中が紛れ込んでいるからだと反論されるかもしれません。私も遊ぶためだけに通勤時間に上野に向かう常磐線に乗り込むのは、なんとなく申し訳ないような気持ちになる事がありましたから。そんな気持ちになるのは自分が通勤で苦労していたころに、明らかに遊びのおばさんたちが過密にしている時など、心の奥底で面白く思っていなかったからだと思います。
結局は自分の行動を狭くするのは、おのれの心の小ささだったと言えるのかもしれません。ただそれは電車の話です。(上に書いた常磐線だってつくばエクスプレスが出来て、詰め込み具合も昔みたいに殺人的ではないのではないかしら。)
上野駅や東京駅などが如何に混んでいても、遊びに行く人たちがその人数を増している一因になっていても、何か文句を言う人がいたとしたら、それは全くおかしな話だと思います。春日部駅も東武日光線の乗換駅である以上それは同じことなのです。
その駅に至る電車は全く混雑していなかったのに、降り立つと、どういうわけなのだと言うくらいホームに人があふれかえっていて、そしてその人たちがなかなか流れて行きません。それはホームが狭くて、また階段も凄く狭いのです。そしてようやく上の通路に上がるとその通路も狭い。この駅は周辺の人口増加に駅ニーズが追いついていけてない駅だったのですね。
この駅を通勤通学で毎日利用する人たちのストレスは大変なものがあるなと、本当に思いました。
春日部駅での乗り換え時間は、乗り換えアプリなどによると、およそ11分ほど。でも最初に乗る電車を、書いてあるモノよりも10分早いものに乗って来たのです。だいたい20分はあると思うでしょう。そしてここでトイレタイムを取ろうとするのは当たり前の発想です。
ただそれは思いこみでした。
10分早い電車に乗っても、さらに10分の余裕が生まれるかは別の事。しかもこの通路がぎゅうぎゅうでまったく前に進めないほどの渋滞状態は予想外だったのです。
加えて、みんな少々そそっかしい・・・・と思われる・・・・・
電車の時刻表示をパッと見て、ああ、この電車ねと思いこみトイレタイムを取ってしまったのです。だけど、乗らなけれなならないのは私たちがこの電車ねと思いこんだものよりも1本早い電車だったのです。
確かに時間は最初に思っていたように有ったのです。でもそれは、真っすぐホームをサクサク歩けると言うのが前提だったのでした。
せっかく星子さんがすべて上手く繋がっている計画を立ててきたと言うのに、出掛けた先で狂ってしまいました。
とりあえず次の電車に乗り込んで、またそこで星子さんがちゃんと組みなおしてくれました。
日光駅に着き、なかなかいい感じに進んでいきました。帳尻が合えばそれでいいのです。
ところが中禅寺温泉バスターミナルに着く直前、愛子さんが
「バスが遅れていたらダメだよね。」と言ったのです。実はここでの乗り換え時間は凄く短かったのです。
えっ、だってまるっきり道は渋滞もしていなかったし大丈夫じゃないのと、私は思ってしまいました。だけどそこがバスの恐ろしいところです。
バスと言うのは早く通過してはいけないので、時刻表よりもバスは遅れてくるようになっているんじゃないかと、最近思っているのです。そんな風にダイヤを組んでいるのではないかと疑っていると言う意味です。
離れた席に座っていた星子さんが、
「バスは行ってしまった。」と言いました。行ってしまったバスと言うのは、イタリア大使館別荘記念公園の方に向かうバスの事です。
当初の予定では「イタリア・英国大使館別荘・・・」に行き、戻って来て戦場ヶ原に行きハイキングと言うものでした。
別荘コースのみにするか、このまま戦場ヶ原に行くかと言う選択を迫られることになったのです。
そして結局今回の旅は日光浴ノートに書いてきた流れになったのでした。
私たちには別の似たようなところがあります。
「あっ、失敗した。でもそれは失敗じゃなかった。」と言うような事が、私の毎日にはいっぱいあるのですが、彼女たちもまた同じような感覚の持ち主なのではないでしょうか。
まったく行く予定のなかった華厳の滝、バスの中でいきなりの「半月山展望台」への目的地変更、霧の中を歩いた中禅寺湖湖畔ー。
確かに行き当たりばったり感が漂う今回の旅行でした。
だけどその場所に行けて、今回の旅は本当に良かったと言えると思います。
― あー、電車に乗り遅れた。バスが遅れて乗り継ぎが上手くいかなかった。
でもそれは失敗じゃなかった。―
と言う事ですね。
画像無し旅行記、お付き合いくださってありがとうございます。
次回はちゃんと画像アリの「日光浴ノート2017☆」の最終回です。
まだ、あるのかって ?
まーね(^_^;)