先日、越谷レイクタウンに買い物に行った時に、ふと目についた映画館の…看板だったか何か。そこで目に入った「4DX」の文字。
そうか、ここに来ればそういう体験が出来るのかと思った私。
映画好きの人の中には、それは邪道と思う方もいるかもしれないし居ないかも知れないけれど、私はちょっと体験してみたかったのです。テーマパークのアトラクションみたいで面白そうじゃないですか。
で、選んで見ちゃったのがこれ、「パシフィック・リム:アップライジング」。
この作品は、みんなのレビューを読むと
「薄い薄い薄い・・・・」って言葉が並んでいて、私もちょっとそう思う所がなきしも非ずです。
だけど面白かったです。なんたって4DXだったので。
先にその初体験の感想をちょっとだけ書かせてくださいね。
私、思ったのですが、椅子は揺れればいいってものじゃないなあって。
最初にあまり意味のないオープニングで地響きみたいに響いたのにはワクワクさせるものがあったのですが、椅子の揺れ方に、画面の中のどの人に感情移入して良いのか分かり辛かったのです。
要するに、痛みを伴わずに叩かれ倒されても、ピンと来ないのですよね。
だからと言って、痛みを伴ったらえらいこっちゃですが。
だけど途中で、ニヤニヤしてました。だって、映画の中の人が背中に衝撃を受けるじゃないですか。すると背中がボコボコするんですよ。すっごい良い気持ち。これってマッサージ器と同じじゃない。
こんなことを考える人は他にいるかしらと思ったら、いました。一緒に行った妹も同じ事を思っていたようです^^
爽やかな風が吹くのも顔がちょっと濡れる感覚がするのも劇場内がまぶしく点滅するのも、私は気に入ったかもで、また体験したいと思いました。
椅子の揺れ方に説得力を感じなかったのも、きっと初めての経験で慣れていなかったからで、きっと二回目はもっと楽しめるような気がしたのでした。
「パシフィック・リム:アップライジング」を4DXで見ようと思ったのは、なんとなくある事の予感がしてたからなんです。
つまり、前作の様なワクワク感は得られないのではないかと言う予感。(予告編から)
実はこの映画は気に入っていて、続編が出来たらまた見ようと思っているのですが、このワクワク感に関しての予感は当たってしまったのです。
あれはなんで、あれと言うのは前作の「パシフィック・リム」の事ですが、あんなにワクワクしたのかしらね。
その理由の一つはね、音楽じゃないかと思うんです。
それからイェーガーの操縦方法が新鮮だったから。
移動方法に驚きを感じたから。
登場人物に魅力があったから。
あっ、そうそう。怪獣の出現の仕方と闘い方にも、怪獣映画で育った私には懐かしいような気持ちがあったのかも。
前作でワクワクさせてくれた部分が、もうサラッと描かれちゃって居たのがその理由かもしれません。
登場人物にはそれなりに魅力がありました。
だけど・・・
ここからネタバレしています。
魅力が合った登場人物たちは、もうちょっと踏み込んで描いてくれたらもっと面白かったような気がします。若き訓練生のエピソードなんかももっと欲しかったです。
彼とかね ↓
この映画、なにげに2世たちが頑張っている作品だったのですね。
ネイサン・ランバート役のスコット・イーストウッドとか千葉真一を父に持つ新田真剣佑とか。
彼らの活躍を見ていると、どんどん新しい時代がやってくるような気がします。
でもこの映画の中の、ある種のヒロイン交代劇は辛いものがありました。
前作ファンの私にとっては、森マコはあんな風に退場させて貰いたくなかったです。
それから
せめて東京湾で戦ってよって思いませんでしたか。
思わず瓦礫の山と化した東京の街の前で立ち尽くしたあのゴジラのシーンを思い出し、なんて軽いのかしらと感じたのです。
もうこれで日本は経済的に沈没よね・・・・。
ほらね。やっぱり「軽い」って出てしまいました。
文句ばっかり言っているみたいになってしまいましたが、この映画、普通に面白かったですよ←説得力ないね^^;
でも東京と富士山が近所にあったり、色のついてないガンダム(?)があったり、EDで気が付いたのですが、イェーガーがグーでパンチした指の所がルーレットの鐘になっていたり、細かいところで笑えましたね。