※ 遅れました !!
いだてんじゃない「いだてん」18回の感想です。
☆ ☆
夫と私とで、つい声を合わせて、
「えーっ、なんで !?」と言ってしまいました。
どこでかって言えば、夏には帰ると言ったのに、結局帰らなかったとナレーションが入ったところでです。
甘えすぎだよ、四三よ。
スヤさんが理解があるからって、そりゃないよ。
日記に甘いような本音を書こうとも、はだしで追いかけてきて安産祈願のお守りを渡そうとも、ダメだよ~。
私、3分ほど、君の事が嫌いになっていたよ。
バカだ、君は。
本当に馬鹿だ。
言うなれば、走る馬と鹿。
あれっ、馬と鹿は走っていいのか。
ちょっと冷静になった。
まあ、こういう馬鹿かと思うほどにそれに徹した人が、次の門の扉を開く人なのかもね。
あと一か所、どうも解せぬシーンがある。
これだけは慣れなずに、毎回首を傾げたくなる。
熊本と東京が近所の如く描かれている点。
スヤはいつもあのままとんぼ返りか?
むりっしょ。
ちょっと言いたい事を言ったので、すっきりした~。
それ以外は、いつも通りジワジワシーンがいっぱいで面白かったです。
清さんは、たった一人の(今のところ)孝蔵の理解者でありその才能を信じる人。その友情にも胸が熱くなりました。
美川と小梅のトラブルに巻き込まれたと言う、とんだとばっちりで、またも1年東京を離れなくてはならなくなってしまった孝蔵。
美川は夢二もどきのへたくそな絵を描いていましたが、あのような絵を描かねばならない美術さんも大変ですね。
そしてジワジワシーンのその2は、シマの走るシーンです。今では何でも当たり前のように感じる事も、当たり前ではなかった時代。思わず先陣を切っていった過去の時代を生きた女性たちに、感謝の拍手を送りたいような気持ちにもなりました。
また印象深かったのは、播磨屋の足袋作りでしょう。
足袋にゴムソールを付け、その後にハリマヤシューズとして日本のマラソン界に無くてはならない存在になって行くー。
本編ドラマと連動しての紀行も良かったですね。
しかし、あのドラマがあったからこそ「ソール」と言う言葉がなじみ深かったとも言えると思います。
最後の日光の走りの時だったでしょうか。しばらく間が空いたので、細かい部分が抜けてしまいましたが、その時に最後までそこが破けなかったゴムソールの足袋を見て
「俺は勝った。」と言った黒坂の言葉には胸を熱くするものがありましたね。
そう言えば、ちょっと胸が熱くなったものは、もう一つありました。
神宮の森の傍に競技場を作る構想に燃える治五郎。
当たり前のように存在するものにも、そこに行きつくまでの想いと歴史があるのだなと、しみじみと思えるのでした。
と言うわけで、また来週。
とうとう箱根駅伝のお話に。