しばらく「いだてん」の感想はお休みしていました。
なんでもありブログなので、ドラマの感想を書き続けるのは結構厳しいものがある事はここ数年で分かっていましたが、なんたって良作でありながら視聴率が低いとなれば、「好きな事を応援する」と言うわけで感想を書き続けていました。
田畑編になり面白さもさらに増したように感じ、もう応援しなくても良いのではないのかぐらいの事を思っていたのですが、連続ドラマと言うものの復権と言うのは、なかなか難しいものがあるようで、面白さに比例して視聴率もあがると言う事がいかに困難であるのか分かりました。
この人が褒めているから見てみようかと言う事もなさそうで、結局は何の役にも立たなかったわけで、他の書く事もあってしばらく休んでいたわけですが、ずっと楽しみにそして楽しくある時はウルウルとしながら見続けていました。
視聴率の事もありますが、「いだてん」は呪われているなと思えてしまうのは、出演者たちの不祥事・・・・
ドラマや映画に参加する俳優さんたちは、それがチームであることを意識して頂きたいものですね。
などと、これは前にも言っていたようにも思います。
だって同じ事ばっかりで、こちらも同じ事ばっかし言ってしまいますよ。
今ふと、劇中であの人が「うま !!」と叫んでいた事を思い出してしまいましたが、心の中であなたには「しか」も付け加わるんじゃないのと思ってしまいました。
でもあの人、ドラマの中ではいい感じでしたね。
大松監督の豪快さも感じさせ、私の知っている幼き頃に見た東洋の魔女たちへの記憶が蘇えってきました。安藤サクラさんの河西さんも良かったですよね♪
私も頭の中がごちゃごちゃの人なんで(そう言う問題じゃないかも知れませんが)、あまり徳井さんの事を考えたくないのですが、しばらくは少々暇になると思うので(確かな事ではありません。)、その間にいろいろと事務的な事や生活面などの整理整頓をしたらいかがでしょうか。そして、彼には彼の持ち味がある人なので、またの復活をお待ちしています。
ツイッターでの話題の一番は、やはりあの冒頭の「お知らせ」になってしまいました。まあ、そうかなと思います。
「配慮、編集」と言いながら、しっかりと彼を映し、感動できるドラマの内容をしっかりと保ちました。
私もあのお知らせがパッと出た時には、「あっ、そう言えばそうか。」と驚きつつも、そんな反応。でも、声だけとかの変な場面になっちゃうんだろうなと思っていたら、まったく違いましたので、それにも驚きつつ嬉しく思いました。
田畑のまあちゃんが、まったく盛り上がらんと言っていましたが、テレビ前では近づいて来る1964年の東京オリンピックに心はワクワクしてきました。
その昔、私は幼かったものですから、或る日突然オリンピックは始まったのですよ。そこに至るまでのワクワク感を私は知りません。だからテレビ前で、こんな風に決まって行ったのかとワクワクするのです。
でもこれって、ある意味現実逃避かな・・・・・・って今、思ったな・・・・・・
書きながらいろいろな事を思います。
要するに、今、目の前に迫ったリアル東京オリンピックに、あなた、ワクワクしていますか?
マラソンは札幌に行っちゃうし・・・・・って、私これには反対はしません。確かに早起きして沿道の応援ぐらいは行きたいと思っていましたよ。でも選手がもしパタリとイッテしまったら、それこそ東京オリンピックの大汚点になってしまうでしょう。
と言うか、私吃驚しました。久しぶりに「いだてん」の記事を書くので、前の記事を遡って読んでいたんです。そしたらですね、「いだてん12回「太陽がいっぱい」」の中で
>『だけど「太陽がいっぱい」。
2020年の東京は大丈夫なのって誰もが思ったのではないでしょうか。
いっそ、マラソンは北海道でやったらいいじゃないって、唐突に思いました。
それじゃ、「東京オリンピック」じゃなくなるってか。
だってさ、東の外れのちっぽけな国の地理なんて、世界のほとんどの人になんかわかりゃしないよ、(きっと)
それに日本は狭いんだよ。移動する選手も飛行機に乗せたら、ああ、隣の都市に来たって思うよ、(たぶん)』
って書いてあったのですよ。思わず笑ってしまいました。
でもそれでもやっぱり札幌は遠いなと思ってしまうのです。ある意味、オリンピックは都市開催でもその国のお祭りなんですよね。早くから東京でなくてももっと近郊の都市に、こちらからお願いすると言う英断が出来ていたらナと思うのですよ。あるでしょ。皆が避暑に選ぶような場所が。
そんなことを言うと、スタジアムがとか言われそうなんだけれど、でも何か一つが決まって、そこから知恵と言うものは生まれてくるものだって、私は思っているんです。まあ、もちろん後の祭りですがね。
あー、でもさ、一番バカバカしいのは、こんなスポーツの祭典を真夏にやるのは狂ってるって誰もが思っているのに、蹴飛ばせない状況にあることですよね。
あっ、ほら、リアルオリンピック、考えるとワクワクではなくてムカムカする・・・・・(^_^;)
ドラマと同じように是非ワクワクしたいものですよ。
ワクワクと言えば、この記事の前でお休みした最後の記事が、「いだてん32回「独裁者」」なのですが、
そこに
>『このドラマ、語り手の志ん生一家の物語を語って行くのはもちろんの事ですが、もうひとり何気にひとりの青年の「家族の歴史」を語っているんですね。それもさりげなく。
そう言えば五りんって、本当の名前は何だっけ ?
関東大震災は1923年。ロス五輪は1932年。岸会長逝去は1933年。
シマの娘は今何歳?
新しく登場してきた四三の弟子小松勝はどんなふうに関わっていくのか、気になりますね。』
なんてことを書いていたのですよ。お休みしていた間に、小松の話は終わって五りんの出自が分かりました。
私が自分の記事を遡っていたのは、「いだてん第3回「冒険世界」」
にたどり着きたっかったからなんです。
そこに
>『今日、私がちょっと「好きだなあ」と感じたシーンは、美濃部孝蔵が落語の練習を公園で一人している時に、その横を四三が大きな声で歌って横切って行く所です。孝蔵がそこで落語の練習をするのにも、そこまでの経緯があって、そして四三が思わず大きな声で歌ってしまうのも、そこに行きつくまでの物語がちゃんとあるのです。それが何気ないところですれ違う。
「うるせぇなぁ」と孝蔵は言います。
さりげなく関わっているのです。
ー う、うまぁいなぁ、官九郎。
私はしみじみと思い、嬉しくなってしまうのです。
ドラマ好き、または映画好きの心をかっさらうシナリオだと思います。』
その公園で五りんは、過去に耳を澄ますように立ち止まります。
オリンピック話をする志ん生一家とオリンピックに向けて駆け抜ける人たちの交点に五りんは存在しているのだなと、しみじみと感じました。
そしてお話の本流ではありませんが、人とのかかわり合いや触れ合いなど、なんだか同じような構図で出来上がっているのではないのかと、やっぱり私はまたしみじみと感じたのでした。
死しても未だにちゃんと主張する嘉納先生、チョー嫌な感じの川島役をかっこよく演じている浅野さん、いろいろ見どころがたくさんでしたね。
そして一番吃驚したのは、本物の岩ちんも本当にチョーハンサムだった事でしょうか。
かっこ良すぎます。
これは松坂さんが演じて大正解ですね。
写真をどこからか拾ってきたかったけれど、見つからず・・・・・。
気になる方は、土曜日の再放送を見てくださいね。
長くなって申し訳ありませんがあと一つだけ。
小池さんが「私のオリンピック」などと言ったら大炎上間違いないと思います。でもまあちゃんが言っても、誰も何とも思わない。
それはそこに想いと魂が込められているからだと、皆分かっているからだと思いました。
誰もが「私の」または「俺のオリンピック」と思える2020年のオリンピックになれる事を、今からでも祈りたいと思っています。