あっと言う間に11月の「いだてん」も終わってしまいました。
そして残る所、あと3回。
あと3回だってのに、田端のまーちゃんは事務総長を解任になってしまいました。
(そう言う問題ではない !)
自分の敷いたレールの上を知らない者が走る。
そのレールを敷くまでの、想いやそれぞれの関わりや歴史があるだけに、「なぜ」「どうして」と苦悩が走る・・・・・。
どこで間違えてしまったのかと記憶を遡る田畑が行きついた先に見たものは、
「お金も出して、そして口も出せばいいじゃんねぇ。政治に利用したらいいんですよ~。」と、予算を引き出したいがために、高橋是清に軽口を叩いていた、あの時・・・。
「あれか。」と田端・・・。
記憶の中の是清が愉快そうに笑うー。
「金も出すが口も出す。」
同じセリフを川島が言うー。
何かに利用されると言う事は、紡いでいたものが引き裂かれてしまうと言う事なのかも知れない。
何気に凄いシーンだったなと思いました。
(このシーン、ショーケンにも見てもらいたかったな。)
ちょっと思ったのですが、私の年代って(しかし幾つとは言わない。)、キラキラしていた東京オリンピックの記憶を保っている一番ギリギリじゃないかしら。私の下は、生まれていても幼過ぎて記憶が無いとかね。
私の中ではいきなり始まったように感じた東京オリンピックは、本当に輝いていていたのです。
だけど、そのオリンピックが開催されるまでに、こんなドラマがあったとは。
今までも何度かドラマや映画になんかなったのかも知れないけれど(調べなくてすみません。)、本当に誰も語らずに来たって、私には感じてしまうのです。
語ってくれなければ、分からないじゃんねぇ。
だからこれ、本当に大河ドラマに相応しいドラマだったなと思うのですよ。
だけど日本国民、どんだけ本能寺炎上が好きなの、大政奉還が好きなの!?
まあ、それはつい言ってしまったけれど、もうどうでも良いやってな感じですよね。
それはともかく、私、あのシーン、胸が痛かったですよ。
日頃から会話には問題があった田畑には、会見のように順序立てて説明するようなものは得意ではなくある意味メチャクチャ。それをテレビ前の今松が
「だめだぁ、こいつ。」と言い、また事務総長解任の会見では、涙ながらに「本当は辞めたくない。」と訴える田畑の話すタイミングに面白いと笑う・・・・・。
なんか怖い。
そして、五りん。
「足袋にでます。」
あの公園で、お酒を勧めたのは、別れの盃がしたかったからなのかしら。
五りんはオリンピック噺を語る人であるから、ドラマの中では他の話はさせないのかしら。
「上手くなってきた。」と志ん生は言ったけれど、下手だったし。
で、私、ここでもちょっと感心したんですよ、神木君に。
前半、ちょっと厳しかったから、最後の落語と被っている所はホッとしました。奥さん大事にするって言ってたし…と思ったら、お仲間が来て、何やらまた新しい希望が生まれたような感じ。
次回のタイトルは「火の鳥」だしね。
追記:(11月25日8:03)
深夜投稿だったものだから、やろうと思っていた事をうっかり忘れました。「東京オリンピック音頭」、凄く好きでした。
だから貼っておきますね。
で、思ったのですが、そう言えば今度のオリンピックは歌で盛り上げると言う部分が無いですよね。ないのかと思ったら、リメイクしていました。
あ・の・さー !!!
一応貼っておくけれど、私的に思うのは、それは違うんじゃないかしら。
今からでも、米ちゃんとか野田の洋ちゃんとかに(ちゃん付け、すみません)作ってもらいなさいよ、今からでもって思った次第。
あっ、だけど、オリンピック音頭はついつい口ずさんでしまいますよね。
「オリンピックの顔と顔、ソレ、とトントとトント~♪」
三波春夫「東京五輪音頭」 1963
2020年用リメイク版
東京五輪音頭-2020- の踊り方 ~ゆうゆう踊ろう~ / How to dance TOKYO GORIN ONDO 2020 (basic tempo)