森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

6月に観た映画

2022-07-04 22:42:04 | 映画

 

1.    「太陽の子」

wowowにて鑑賞。

ついたちに観るのにふさわしいと言う感じがしました。何をもって月の初めに観る事が相応しいのかは分かりませんが、ちょっと真面目なものを見て、何かを真剣に考えると言う意味ではピッタリです。

(微妙なネタバレはしています。)

広島・長崎に原爆を落とされて、新兵器開発に負けたと嘆く科学者脳。そして極みは、今度は京都に落とされるかもしれないからとその様子を見学して克明に脳裏に焼き付けようと高野山に登り、そこで待機しつつ握り飯を無言で食べ続けるシーンは、本当に怖いと思いました。そして柳楽優弥は、そのシーンを見事に演じていました。その異常性に気がついて脱兎のごとく山を駆け下りるシーンは、何もセリフ無くても、分かるような気もするし難しいような気もしました。

そして最後は、やっぱり思うのです。「春馬~!!なぜ死んだの~!!」と。

2.  6月5日に、やはりwowowで「ホイットニー 本当の自分でいさせて」

『ホイットニー・ヒューストン、グラミー賞授賞式直前の衝撃の死までを追ったドキュメンタリー。幼少期から薬物依存症との闘いなど彼女の人生を振り返る。』

またもwowowさんの回し者になってしまいますが、7月21日と8月5日にまた放送がありますよ。深夜と早朝なので、ご覧になりたい方は要時間チェックです。

圧倒的歌声のホイットニー、本当に好きでした。だけどその歌声を追いかけた事もなく、或る日聞こえてきたのは、スキャンダルばかり。ずっと変な旦那に引っかかってしまったのかと思っていましたが、そうとばかりは言えない事でした。

貧しさの傍らに普通に存在している薬物。それは教育のなさからそうなってしまうのかも知れません。貧しくなくても、親の常識が子供に伝わり、ホイットニーが愛した娘もまた薬物で死に至った事を知ったのは、ショックでした。見ごたえがありました。

  ←この映画も見たくなりました。

3.  27日に「死霊館 悪魔のせいなら無罪」

このシリーズなら夜中に配信で見る事も、昼間のやけに明るい日差しの中でひとりで見る事も出来ます。あまり怖く感じないからです。悪魔信仰がないからなんですね、きっと。でも実話とか言われると・・・「ウソだぁ」とか思ってしまいます。実際には何年かは実刑になっているんですってね。手を下していて「無罪」はやっぱり無理だと思うんですよね。

やっぱり一番怖いシーンは、実話モードの画像かな。

お話としては面白かったです。

4.  6月29日に「ミナリ」

段々と手抜きになってきました。以下の文は、wowowの「ミナリ」紹介の分です。

『第93回アカデミー賞でユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞するなど高い評価を受けたホームドラマ。韓国から米国アーカンソー州に移住した一家とその祖母の喜怒哀楽を描く。

1983年。ジェイコブとその妻モニカ、幼い子ども2人、デビッドとアンから成る韓国系家族は農業で成功する夢を目指し、アーカンソー州に土地を買って引っ越してくる。だがそこは農業に必要な水源を探さねばならない土地で、ジェイコブはそれに苦心することになる。やがてモニカは一家につながりを取り戻そうと、母国の韓国から母親スンジャを呼び寄せて同居させることに。それでもジェイコブの事業はなかなか軌道に乗らず……。』
 
「ミナリ」って、セリの事だったのですね。じっとこの家族の毎日を見てしまいました。しかし次はどうなるのかと思っていたら、「あっ、ここで終わりか・・・。」となりました。
そのくらい、ずっとこの家族を見守り続けたかったのかも知れません。
 
人生は良い事も悪い事も「ばっかり」という事はナイナと思えました。
 
5.  「お終活 熟春 ! 人生百歳時代の過ごし方」30日に見ました。
 
「終活」という言葉に惹かれて見ました。途中で、これは私にはいらない作品かなと思いましたが、要所要所で「なるほどね。」と思う言葉が入りました。が、・・・・・これ、二回目ジャンと、途中で前に観た事がある事に気がつきました。「いらない」どころか「二回目」!!
三回目は絶対にないと思いますが、やはりそれなりに何かしらのヒントはあります。
だけどこの人たちは、豊かなそれなりの層の人たちで、それがこの映画をお気楽な詰まらないものにしているんだなと思いました。
 
6. 「ヒアアフター」これも30日に。
 
なんだかんだとこの作品は三回目。間が空いていたので、いろいろと忘れていましたが、やっぱり素晴らしい作品だと思いました。
ちょうど2011年3月に劇場公開されていましたが、途中で中止になりました。
ツイッターなどでは、その中止を批判する声がたくさん上がっていましたが、私は妥当だと思いました。
それだけ冒頭の津波シーンが素晴らしかったのです。
あのクオリティは、あれはあれ、これはこれとは考えづらいものがあると思えました。
 
2011年の3月11日の深夜、いつも通りにブログタイム。その時にこの映画の感想を書きました。そしてその日の夜遅く「あっ、そうだ。」と思いだし、その記事の最後に載せておいた津波の画像をそっと削除したのは、私の中の小さな想い出です。
 
その時の感想記事は→ヒアアフター
 
7.  映画館で見た映画です。「犬王」
 
いぬ・けものへんに王で「狂」という言葉を、何処かで拾いました。皆さん、素晴らしいキヅキですね。
「犬王」って、そういう意味だったのかと思いました。この映画のサントラを買おうか悩んでいます。時々姉は良い事を言います。
「私たちの歳になったら、心が動くものがあったら買った方が良いよ。」
なるほどと気持ちを押されていますが、まだ拓郎氏のCDも堪能してないので、保留中です。
 
この映画の感想は、→「犬王」を観てきました。
 
8.  映画館で見た映画。
 
 
 
また7月も心に残る作品に出会えますように。
 
 

 


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「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」

2022-07-04 10:15:34 | 海外ドラマ

私の中で6月を終わらせたいと思っているので、少々更新の間隔が狭まると思います。

6月に終わったWOWOWの金曜日枠の韓国ドラマ、最近続けてみていました。(次回の「悪魔判事」は疲れたのでお休みです。)

意外と韓国の時代劇が好きなのかも知れません。

 

だけどどんだけぼんやり見ているのかと、最終回で思いました。

王様が廃位させられるとなって、もしかしたらあの人なのと、初めて名前を意識する始末。廃位と言ったら光海君(クァンヘグン、こうかいくん)ですよね。あの「王になった男」の王様です。ネタバレになってしまったようですが、でも名前を聞いたら、そこはOKだと思うんです。

私のように最終回まで、ボーっとしている場合は別ですが。

この光海君もいろいろと非道徳的な事を言ったり行動したりもしますが、それでも娘を思う気持ちは伝わって来て、ずっと好きでした。

 

韓国の時代劇は、実在の人物を使いながら、上手くお話を紡いでいるなと思います。

翁主も実際に居た側室の昭儀ユン氏の娘として存在して、そして没年が分かっていません。良い所に目を付けてるなと思います^^

「ポッサム」とは再婚が禁止されていた朝鮮時代に、寡婦を布で包んでさらい、再婚を実現させた習慣らしいです。だから冒頭の方に出てきますが、ポッサムされる女性は喜んでいたりする事もあるのですよね。男の人の所に届けると、既に二人は恋中で待ちわびていたりなど、乱暴なようですが、ある意味必要悪な仕事だったのかも知れません。

冒頭で翁主がポッサムの絵をたわむれに描いていて、

「このさらわれる女性は、袋の中で笑っているのかしら、それとも泣いているのだろうか。どんな顔をしているのだろう。」と言ったのが印象的でした。(セリフは不正確です。)

主人公のバウは、或る日間違えて、婚家で静かに暮らしていた未亡人の翁主を間違えてさらってきてしまいます。

王の娘をさらわれるなど、面目が立たない権力者であるイ・イチョムは早々に葬儀をし、彼女の命を狙うのです。

実はバウの出自にも秘密があり、お話は二転三転しながら進みます。

 

可愛らしいバウの息子のチャドルや、危なげだけれど意外と頼りになる(イヤならないかも知れないが、いるとホッとする)チュンベや、上品な恋のライバル(バウの方が後からで、ちょっと気の毒)イ・デヨプなどが花を添えます。ホッとすると言えば、チョ尚宮の名前も書いておかなくてはいけませんね。

(微妙なネタバレですが)イ・デヨプの運命は、最初から分かっていたように思います。だけど権力者の息子として育っていても、きっとずっと孤独だったと思われる彼に、「友」という言葉を最後まで使わなくても、バウはやっぱり大事な友であったと思い、それだけが救いだったように思います。

 

バウ(キム・デソク)→チョン・イル

ファイン翁主→クォン・ユリ(少女時代)

イ・デヨプ→シン・ヒョンス

 

そのHPは→こちら

ふと、このHPをリンクさせたら、別にこのページにあれやこれや書き込む必要もなかったかと思いました(^_^;)

それも悔しいので、一言感想を書くと、バウと翁主の生活で一番面白く感じたのは、宮廷に戻って来てからのものではなく、貧しいながら工夫してみんなで片寄せ合っている所だったと思います。

肩書やお金はあった方が良いと思います。特にお金はね !!!

だけど客観的に見ると、そうとばかりは言えないのが、そこが実は「生きる」の醍醐味なのかも知れませんね。

 

 


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