森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

小石川植物園の秋 その3「メンデルやニュートンで見所がいっぱい」

2021-12-01 00:20:00 | お出掛け日記

・「小石川植物園の秋 その1「鬱蒼の魅力」」

「小石川植物園の秋 その2「日本庭園」」

の続きの写真日記です。

 

「小石川植物園」は、見どころが結構あります。

一番上の画像は、「大震火災記念石」

関東大震災の記念石みたいです。

星子さんが、「3.11のかと思ったわ。でもこれを見て違うんだと思った。」と言いました。

私は寧ろ、場所的にも「安政の大地震かと思っちゃった。」

「安政っていろいろあったんだね。地震もなのね。」

「うん。武士の偉い人なんかも家屋の下敷きなんかになったらしい。」とか私は言ってましたが、脳内では藤田東湖の顔が思い浮かんでいました。もちろん「青天を衝く」で演じられていた渡辺いっけいさんのお顔で。

そしてまた、ああ、日本って、本当に地震大国で怖いなと又思ってしまったのでした。

 

と言っても、園内を楽しみつつ回る二人。

「頭上注意」と書いてあったので、見上げる私たち。

何がだろうか ?

すると鳥たちが賑やかに飛び回っていて、スカスカの葉の間にその姿を可愛らしく見せていたのです。

 

夏などは「声はすれども姿は見せず」と言うよりか、「姿を見つけられず」が多い私たちなので、テンションが上がりました。

だけど私たちはスマホカメラ派なので、これをカメラに収める事が至難の業です。

何がかと言うと、視野が変わるので、鳥たちがどこにいるのかが分からなくなってしまうのです。

バードウォッチャーの皆様には「まったく~ヤレヤレ。」と肩をすぼめられてしまいそうなお話です(^_^;)

最初からあきらめの私。

果敢に挑戦の星子さん。でも撮っておいて後で見つける作戦です。

下の二枚は星子さんから頂いたものです。

その拡大。

ところで何が「頭上注意」だったのかという話ですが、鳥がたくさん居るから彼らのアレかなと思いましたが、違いました。なんと枯れた小枝がぽきんと折れて落ちてくるのだそうです。

フゥ~、危なかった !!

二人して上を見上げて、鳥たちにばかり見ていた私たち。そこに枝が落ちてきたら避けられたかどうか。顔面に落ちてきたら、けっこう痛そうですものね。

 

下の画像は「旧養生所の井戸」です。

これも、関東大震災の時には、皆の喉を潤すのに役に立ちました。

そしてこんな花を見つけました。コダチダリアです。

「変わってるね。」「見たことがないね。」などと言い合ったのですが、これを書いている今日、買い物に行くのに車で出掛けた所、車窓から二か所くらいよそ様の庭に咲いているのを見かけ、少々不思議な気持ちになりました。

そして下のが「メンデルのブドウ」です。

遠くチェコスロバキアのブルノでメンデルによって栽培されていた葡萄です。

そのブルノの葡萄は無くなっても、日本で挿し木され根付いているのですね。その由来は→こちらで

そしてこちらが「ニュートンの林檎」です。ニュートンの生家にあった林檎を接木したリンゴだそうです。そうか、この木の元の木の林檎が落ちるのを見てニュートンは・・・・・と思うと、なんか楽しくなりますね。

向こうに見えるのは、温室と冷温室なのですが、今回はスルーしてしまいました。結構この中は広いんですよ。

こんな感じで並んでいます。

一応、家に帰ると、諸々と検索します。

そこで分かったのですが、この「メンデルの葡萄」と「ニュートンの林檎」は更に株分け(とは言わないか^^)されていて、「横浜こども植物園」と「山梨県笛吹川フルーツパーク」で育っているんですって。

なんかしみじみ~としました。

 

そして柴田記念館です。

理学部植物学教室教授であった柴田啓太の「生理化学研究室」として、1919《大正8》年に建てられた建物なんですって。

中ではこんなイベントも。

このようなカードも売っています。

回った順番とは違うアップ順になってしまいましたが、下はスズカケの木(プラタナス)だと思います。

この森の木々は、本当に背が高かったり

大木だったり・・・・・。

下のヒマラヤスギは、耳があるような感じでユーモラスだなと思いました。

だから私は言いました。

「良くここまで育ったね。偉いね。」と。

 

すると星子さんが「タコに見える。」と言いました。

「あっ、本当だ。ひとたびそう思うと、それにしか見えないね。」と笑い合いました。

けれどこの木に襲われる心配はない事です。(真夜中は分かりません^^)

 

耳を当てて、何が聞こえるか耳済ます私。

何も聞こえなかったけれど、こんなに大きな木に触れて元気を貰えないわけがありません。

囲いも無ければ、しめ縄もまいていません。

心が疲れたら、ここに来て、大木からエネルギーを分けてもらうのも、素敵な休日の過ごし方ではないかと思いました。

 

そして私たちはここを後にして、遅いランチを頂いて・・・

そして

という所で、つづきます。

 


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