日付が変わってしまっているので、正確には、おとといと昨日の朝と言うべきなのだと思います。
ダラダラと日付をまたいでいるので、意識的には「昨日と今朝の」と言う感覚です。
テレビからの緊急地震警報を久しぶりに聞いた横浜の実家での夕方でした。
「えっ、」と身構えたら、まったく揺れを感じず、震源地は群馬でした。
姉の夫さんの親戚は群馬に住んでいて、彼は外出中だったので、姉は急いで夫さんに連絡を取り地震の事を教えました。やはり親戚がいると気になりますよね。後で聞いたら何の心配はなかったとのことです。
今の時代は親戚ばかりではなく、他県に嫁いだ友人の事や、またネットで知り合った人などは日本中に散らばっていますので、頭の中でその人たちの事を思い巡らすのではないでしょうか。
震源地が群馬なら、もしかしたら千葉は揺れたのかしらとすぐに家に連絡を入れたら、やはりまったく揺れていなかったみたいでした。ところがその後夕食を一緒に食べようと横浜で暮らすラッタさんと会った時に、その話題になると、彼はその揺れを感じたと言ったのです。
実はその前日、私はかなり丈夫に出来ているだろうと思われる建物の中に居ました。ところがふわりとした突然のめまいがして、
「なんかめまいが・・」と言ったら、隣にいた人も「私も。」と言ったので、
「えっ、じゃあ、めまいじゃなくて地震かしら。」と辺りを見回しても、揺れを確認するモノがなくて分からなかったのです。
そう言う微振動ってあるじゃないですか。
その時姉がすかさずスマホを開いたのです。
「あっ、やっぱり地震が…」と言って、だけどすぐに
「ああ、これは違う。もうちょっと前に違った場所で地震があったみたいだ。」と言ったのです。
要するに日本は地震列島なのですよね。
だけど今朝(正しくは昨日の朝)、朝ドラを見ようと母の居間のテレビ前で待機していました。その間に母が私の朝食のためにミルクを温めてくれていました。
7時58分ごろだったのでしょうか。
あとちょっとだなと楽しみにテレビを見ていたら、またも緊急地震警報の音が。
「ええっ!!!」と画面を見ていたら、
京都、大阪で地震があったことが分かりました。
しかも震度6 !
テレビで地名が出てきた順に頭にインプットされたので、私は隣のキッチンにいる母に向かって言いました。
「京都で地震だって !」
すると母は言いました。
「お母さんは見ないよ。」
「えっ?」
「今の朝ドラ、見ていないから。」
「ち、ちがーう !!!
地震だってばさ、京都の方で !!」と、きつい言い方で言ってしまった私・・・・・。
母は耳が悪いのです。
補聴器が入ってなければ、本当に聴こえないのだなと思いました。きっと今ままでの流れで、私が大きな声で呼びかけたのを聞いて、母は推理して答えたのでしょう。
きっとは母は私がこういったと思ったのだと思います。
「朝ドラ始まったよ~ !」って。長さ的に同じですものね。
そう考えると、成程と思う事も出来るのですが、親の老いと言うものを分かっていると思いながらも、本当はなかなか受け入れる事が出来ていないのかもしれません。
だけど「お母さん、危ないな~。」と思いました。
何かあった時、「音」は大事な情報取集の手段です。
母はいざとなったら「それどころじゃない」と言う感じで、補聴器をつけ忘れてしまうかもしれないー。
いや、そんな事はないかも知れないけれど、その時は地震のニュースを見るのに真剣で何も考えず気が付かなかったのですが、念のために「朝一番に補聴器」って伝えたいと今は思っています。
日本はやっぱり地震列島。
大きな地震が関東ではないところに起きても、それは対岸の火事ではないと思います。
そして、今も余震が続いている大阪・京都の皆様にお見舞い申し上げます。