森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

龍馬伝「さらば土佐よ」

2010-03-29 00:38:56 | ドラマ (大河)

第一部終了。
吃驚しました!
何がって、いや~、HP。
そこに緊急告知が載っていました。

な、何事って思いましたが、4月1日午前10時に、一部の復習番組をやるみたいです。
「復習番組」なんて、いい加減な言い方なので、詳しくはこちらをどうぞ→ここ
「龍馬伝絵巻」と言うかっこいいタイトルが付いていました。

今日の「龍馬伝」も良かったですね。

いつもながらのメモ程度の感想です。

なんたって龍馬は恵まれすぎだっちゃ。

家族を思って、自分の気持ちを押し殺しながらも弥太郎に会いに行く龍馬も良かったけれど、家族がかっこ良過ぎます。

この家族はお互いに思いあっていて、自分の事より相手のことを考える家族だとジーンと来ました。

朝食の時、脱藩の事が話題になりました。心あらずの龍馬の様子を見て、みんなが彼の気持ちに気が付いて暗くなってしまうシーンから乙女さんがみんなを説得するシーンまで一気に見せてくれましたね。

龍馬の家は裕福。でもそれ以上に家族の愛に恵まれていた龍馬でした。

そしてラストの兄のかっこ良さ。
弟が脱藩したからと言って御取り潰しなんかになるものかと言う気概を感じました。本家は金貸し。内情は火の車の重臣たちの証文があったら、家を手なんか出せない。我らには我らの戦い方がある、と、兄は語ります。

家を守ると言う意味もありますが、龍馬の為に家が潰れたとあっては龍馬はなすべきことも出来ないはずです。龍馬の戦いは一人の戦いではなくその後ろには家族がいて、一丸となって彼を支えたのですね。

 そのほかのエピソード。
物語通りではなくの印象深かった順です。

龍馬が訪ねてきて帰っていく姿を見送って、弥太郎は「何で?」と言う顔をします。この表情、凄く上手かった~!!

「何で?何だよ~、まったく~」と言う、その顔を見ていたら、何で今年の大河がこんなに面白いのかが分かる様な気がしました。演技がみんな上手なので心地良いんです。

半平太などはどんどん人相が変わっていってしまいます。

吉田東洋暗殺が龍馬がいなくなってから起きたことを考えると、龍馬は土佐の良心だった・・なんて言うのは褒めすぎですね。

自分の能力を愛していた東洋も、あんな所で死ぬのは無念だったと思います。だけど彼も、自分が見下しているものが何者であったかを、向き合って知ろうとしなかった油断であったかもしれません。

 弥太郎が東洋の甥に命令され、龍馬を毒殺しかけますが、思い直して彼を助けます。
「上士に命令されたからと言って、くずがくずを殺しあう。そんなあイヤじゃ」と言った弥太郎のセリフは印象的でした。印象的でも、書いたセリフは不正確。

どんな立場の人であっても、軽く見たり見下したりせずに、その人、そしてその人の家族を思って、その「個」と向き合っていかなければならないと、学ぶ所の多かった「龍馬伝」だったと思います。


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