12月に見たドラマの備忘録です。
90日以内の再放送は無いそうなので、オンデマンドで見ていただくか、またの機会を待つかのドラマの感想で申し訳ありません。
海外ドラマの感想は、あまりタイムリーじゃなくても、意外と長く読んでくださる方がいらっしゃるので、かなり遅れたなぁと思っても一応書いておくことにしています。
ただし解説にはなっていないので、そんなにはお役には立てないと思いますm(__)m
12月に途中まで書いてあったので ↓ このような書き出しです。
久しぶりにwowowで北欧サスペンスを見ました。
サイトの解説をお借りします。
《<ストーリー>
都会にあるセント・ヨーラン病院。心理士ヴェラがカウンセラーをするグループセラピーに突然、青年イーサクが初参加する。イーサクは記憶が曖昧な幼少期に、友人の少年が失踪したと語り、ヴェラは驚く。20年前の夏の終わりの夕方、スウェーデン南部の片田舎スコーネで、まだ少女だったヴェラの幼い弟ビリーが行方不明になり、その直後に彼らの母親が自殺する悲劇が起きていた。イーサクはビリーについて何か知っているだけでなく、彼がビリー自身かもしれないとヴェラは疑うように。
ヴェラはスコーネに戻り、20年前の失踪について調べるが、かつて地元警察が母親の元交際相手を怪しいとにらんでいたことと、さらに恐るべき事実を知ってしまい……。》
なんたって、ヴェラが弟を最後に見たのが、「着いてこないで。」と一人で追い返した時の後姿なのです。
そしてその後、ビリーを溺愛していた母は、ヴェラの目の前で自殺してしまうのです。
そんな残酷な事ってあるでしょうか。
20年後に現れた青年をビリーだと、彼女がすぐに思ってしまうのも無理はないことだと思いました。
連れて帰ったら、父も兄も喜ぶかと思いきや、真逆の反応。
普通は良い方の結果を望むでしょう。これは何か秘密があるなって・・・・・だからサスペンスなのですよね。
要所要所で予想を無意識に立てていました。まあ、これがサスペンスを見るうえでは正しい見方じゃないかと思います。
ある部分では当たっていましたが、真実は思っていた以上の結末で驚かされました。
この「驚く」と言うのも、サスペンスを見るうえで大事な感情ですよね。
ネタバレなしだと書くこともあまりないわけですが、ただヒロインの女性は彼女の母親同様に、かなり自分勝手な人だなと感じました。
職場での禁を犯して、その弁明のために「会ってください。」と自分からお願いしたにもかかわらず、自分の都合で連絡もなしに反故にしてしまう。または今から会いたいと恋人の元に向かうと言っておきながら、またも連絡なしで行かない。これはみな真実追及をせねばならないと言うシーンで起きた出来事ですが、連絡はやっぱり入れなくてはねと思います。
単にそんなシーンを省いているだけかと思ったら、後でみんな謝っているシーンがあって、この女性の生活下手なのも、子供の時のトラウマがそうさせているのかもしれないと思わせるものがありました。そんな細かいところからも、もしかしたら傑作なミステリーなのかもしれないと思ってみたりみなかったり・・・・
結末には驚かされましたが、悲劇だなと思いました。
ただ悲劇であったとしても、真実を知ることによってでないと、前に進めないこともあると思います。このヒロインのヴェラのように。