森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「功名が辻ー信玄の影」旅の終わりに見たものは

2006-03-27 00:26:41 | ドラマ (大河)
もし、今日のドラマが舞台劇だったら、私は坂東三津五郎演じる光秀の独白シーンに、お惜しみない拍手を送るでしょう。

・・・・・・・・・
光秀がその半生を費やして夢見たものは、足利義昭を将軍にする事。自分の力で義昭を将軍にし、そして信長と共に追放してしまった。
「私は、夢を失ってしまった。」そうつぶやく夫に妻は、寄り添って
「わかっております。」と優しく言う。・・・そう分かります。だって、あなたの夢と共に諸国を流浪した妻ですもの。←ここは、私の独断ですが。
ー何のための人生だったのか。私は何をしてきたんだろう。ー

信長の元で、いち早く出世し城持ちになった光秀だが、その坂本城から見つめたものは、光きらめく琵琶湖の湖面ではなく、荒涼とした心の砂漠だったかもしれない。       ・・・・・・・・・・・

                       
しかし、三谷幸喜の義昭を見ていると、いまいち光秀の夢というのがぼやけてしまっていました。だけど、NHKの「功名が辻」ホームページなんて言うのを、今日はじめてのぞいて見ましたが、彼のすとっぼけキャラは「滅び行く者の最後のあがき」と表現されていました。なるほどすっかり、見る目が変わっちゃいましたね。
最後のあがき・・・最後のじたばた・・・伝わってきました。


最後に信長がやって来て、恐れて後ろに退いたところなんて、本当にその座から転げ落ちたって言う感じがしました。
それにしても、この時の信長がこわ~い
私は、先週から舘ひろしの信長にはまっちゃっているから、此処でも拍手しちゃいます。

今日見逃せなかったのは、やはり六平太と一豊との戦いですよね。なかなかの迫力でした。そして、今日のお言葉ですか。
「日輪の・・・」    ー面倒だからどうでもいいや。ーオッと・・。

だけど、一豊と六平太、光と影の男・・なんかかっこいい


             ・・・・・・・・・・
そして、最後は小りんちゃんですか~。
私は、小りんのお誘いはとっても魅力的だと思いますよ。・・一緒に逃げて自由に生きよう。・・・
それを、望んでいる相手だったらね。一豊は、そんな事少しも望んでいないのに。それに、自分が惚れたからといって、あのように食い下がる女性の行動がいまいち理解できない。
ー小りんちゃん、根本的にまちがえているよ~、あなた。-って言ってしまいましたよ。
だって一豊は千代、千代ってうるさいくらいに妻に惚れているのですよ。
一夜限りの、うっかりつまずいちゃったような女に付いて行く訳ないじゃない。
あれっ今日の私小りんにきついですか?でも、
「間者はやめた。」なんて言っちゃって。うそでしょ、そんな簡単な事なの。間者ではない小りんって、完全にヒールじゃないですか。

惚れたなら、六平太の女版みたいになって、一豊を守れ頑張れ小りん

なんだか、小りんの事が、長くなってしまいました。だって今回小りんのシーンだけが、退屈でつまらなかったものですから。





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12 コメント

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こんばんは★ (うさ)
2006-03-27 01:46:42
光秀もあんなバカ殿に半生を費やすなんてかわいそうでした。でも今回の主役は義昭でしたよね。もう出番はないのでしょうか、なんだかさみしいです。

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光秀よかったです (ヤマザキ)
2006-03-27 03:26:50
私は、光秀が信長につかえ、その後本能寺の変へ至るまでの原因のひとつが、今回のことにあるように思えました。ずっと自分が背負ってきて、かなえた夢を、切り捨てられてしまった・・・この無念の思いは光秀の心からずっと消え去ることはなかったように感じました。個人的に坂東さんは好きな俳優さんなので、ほれぼれと見ておりました(*^。^*) 小りん・・・今、「こりん」で変換したら「懲りん」ですって!ホントに、懲りない小りんですね。ドラゴン桜に出ていた女優さんでしょうか?人のダンナを誘惑してないで、勉強しろ!東大へ行け!と言いたくなってしまいました^^;ではまたね!
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光秀の思い・・・ (りっきー)
2006-03-27 08:06:04
kiriyさん、おはようございます☆

昨日の光秀の気持ち、とても共感できましたね。

今までの人生を賭けて突っ走ってきていた部分を

自らの手で「息の根」を止めてしまった複雑な

思い。とてもよく現れていましたね。



それから小りんさん、もの凄いパワーですね・・・。

かなりテンパっているような感じでしょうか。

あの勢いで迫られると、回避するのも大変なのでは・・・。

ある意味女性を惚れこませてしまう一豊にも、スゴイ

ものを感じてしまいますね・・・^^;
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うさ様 (kiriy)
2006-03-28 09:42:15
三谷幸喜の義昭は、もうこれでもか~と言うぐらい見せてくれましたね。



彼の今後の出番ですが、昔見た「秀吉」が主役の大河では、本能寺で信長が打たれた後、出番がありました。



だから、ここでも期待していましたが、他の方のブログでやっぱり、後一回出番があることを確認しました。



やっぱり、あのキャラは別れ難く、またの登場が楽しみですね。
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ヤマザキ様 (kiriy)
2006-03-28 10:00:47
おはようございます。



私は、実はあの坂東三津五郎さんは、あんまり好きな俳優ではなかったのですが(おじさま顔だから・・)、でもだんだん好きになってしまいました。特に今回はぐっときましたよ。



ところで、小りんはこりんで打つと、、懲りんは、なるほどですね。今、こりんで打ってないので気づきませんでしたよ。

しかも東大へ行け

六平太は、本当に東大だし。



私は「六平太」って打つのも苦労しています。
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りっきー様 (kiriy)
2006-03-28 10:27:36
おはようございます。



一豊って強い六平太とのバトルも見ごたえありましたよね。強いのに愚直。・・しかもお顔も良いし   そんな一豊だから、小りんも心安らぐのかもしれないですね。



光秀は、出世と夢の喪失を同時に見せて、何かを示唆するものがありました。

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こんばんは~! (さくらこ)
2006-03-28 19:00:07
六平太と一豊、うーん、光と影の男、かっこい表現、その通りですね。

公式サイトも見てみるの、大事ですね。

裏話とか、ドラマだけでは分らなかったこととかがよく分って。

そう、私が後で「へ~!」と思ったのは、その光と影の二人がスタントなしだったってこと!

凄~い!二人とも凄い凄い!!

って。

なのに今回一番印象に残ってしまったのはやっぱり三谷さんだったんだな~。



小りんちゃんのシーンはその後ちょっと見方が変わりましたか^^?

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こんばんは♪ (ミチ)
2006-03-28 20:10:53
私も今回は光秀に大注目でした!

あんなに足利家のために頑張った人だったんですね。

歴史に疎いので全く知りませんでした。

三津五郎さんが最初に登場した時は「老けた光秀だ~」って悲しかったですが、演技を見ているととても素晴らしくて感心しています。

これなら本能寺も楽しみです!
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さくらこ様 (kiryi)
2006-03-29 01:20:33
小りんの今回のお役目みたいなのは分かったのですが、そう思うと今回でのストーリー設定がもったいなかったなと思っちゃいましたよ。(見所いっぱいで)



記事にも書いたのですが、小りんの誘いはとっても魅力的ですよね。でも、その誘いに甘い香りを感じるには、もっとぐらぐらするような迷いを誘われる方も持っていないと、いまいちその意図するものが、見ているものには伝わりづらいかな。だから、もっと一豊が苦悩している時に(例えば次回)小りんちゃん現る。のほうが分かりやすかったと思うのです。(なんか、ゴジラ現る。みたいですが。)



でも、ここは「さまざまな誘惑にも揺れない一豊」と言うシーンだと思うので、六平太と一緒じゃないと意味はないのかもしれませんね。





それにしても、今回は舞台にそのまま持っていけるような場面割り。それぞれに見せ場があって。三谷将軍も、演技が大きいので映えるよなあなんて、今しみじみと、思いましたよ。
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ミチ様 (kiriy)
2006-03-29 02:08:45
私も最初、信長も光秀も、今回は脇役なので主役を食わない人と言う意味でこの人たちなのかなあなんて、失礼な事を思っていたんですよ。



でも、先週あたりから見る目が変わってきました。とってもいいですよね、信長も光秀も。・・・(半兵衛も六平太も好きだし)



本能寺まではあとどのくらいあるのでしょうね。楽しみでもあり、寂しくもあり・・かな。
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