5月17日に行ってまいりました。
マティスの絵画に触れるのは、昨年の8月に東京都美術館にての「マティス展」に行っての2回目でした。
ここのところ体調不良でしたので、前回とは間の空いてないから行かなくても良いかかなと、ちょっと思ってました。
だけど行ってみたら、昨年見たマティスとはまた違った切り口で惹きつけられました。
しかし私は「Section1 色彩の道」のコーナーに展示している作品たちを見て、また昨年と同じ感想を持ってしまいました。
つまり
『ただこのマティスは多様性と言う言葉がぴったりな人だと思いました。
と美術館でしてしまった妄想。
「未発表の彼の絵が、世界中で発見される。
鑑定人は少々苦労する・・・・。」
そんな事は実際には絶対に起きないことですが、時代によって一見作風が違うように見えて、鑑定が難しいのではないかと感じてしまったのです。』
彼はまた多才な才能を生かし、様々な仕事をしていました。舞台衣装や大型装飾など。それらの展示にも心惹かれました。
彼が病に倒れ、体の不自由を感じた時にも彼は負けず、新しい道を切り開きました。
Section4「自由なフォルム」から撮影が可能でした。切り絵の作品からヴァンスのロザリオ礼拝堂のステンドグラスの光が素敵でした。
単純に見えて、じゃあ誰でもできるのかと言えばできない、そこに彼の個性と芸術が存在しているのだと思いました。
このチケットは、実は友人の友人から得たものでした。その方がご主人と行こうと思って買っておいた前売りチケットだったのです。ところがその方のご主人が急死されて、その友人は行けなくなってしまいました。それで誰かと行って欲しいと友人のところに送られてきたのでした。
思っていた以上に惹きつけられる作品が多いなとしみじみとそれらを見ている時、私にとっては全く知らない方でしたが、そのご主人の事を想っていました。
もし彼がこの絵を見たら、どんな風に思っただろう、どんな感想を持っただろうと。
そして心から彼の安らかな眠りを願ったのでした。
以下はずっと画像が続きます。
いつもながら撮ってきた画像が多いので、適当に見て戴けたらと思います。^^