ナッチャンを葬ったリンゴの木の下に毎日花を生け、手を合
わせて1ヶ月が過ぎました。
夜中に目が覚め、眠れない日が続きましたが、ナッチャンに向
けていた目を自分に向けて、残る人生を考えながら、前向きに
生きていきます。
13年間、時折2人と1頭そろって出かけた長距離散歩は、
ナッチャンが特に喜んで張り切りました。
北は城岡橋から北中、西は蔵王の金峰神社、南西は信濃川
堤防を水道公園まで、北東は新保、南東は栖吉川沿いを川崎小、
今朝白へと、ナッチャンの思い出をたどって歩いて来ました。
今は妻と2人で毎朝約4000歩、3分の早足歩きを含めて30分余り歩くのが日課と
なり、互いを思いやる気持ちが強まったように思います。
いつまでも忘れることが無いナッチャンの、 上は満1歳になる頃の顔立ちです。
下1枚目は生後2ヶ月で家族の一員となった時、体重1,4kgでした。
2枚目が4か月の頃、庭を回ってブロック塀の通風孔から道路を見渡す。
今年は散歩帰りによく庭を1周し、もう顔は出ないのに、ここから外を見ていました。
3枚目は生後5ヶ月目、栖吉川堤防を散歩中です。 目と顔の他、巻尾の強さが魅力。
4枚目が5歳、玄関左側通路が番犬ナッチャンの定位置でした。今年はリンゴ「富士」
の実生りが悪く、10個しかなっていませんが・・・ この左手前に眠っています。
亡くなる数日前までは、雨風の日も吹雪の日も毎日休み無く、朝夕の散歩が日課でした。
家に居るよりも外が好きで、玩具やボールよりも枝切れを銜えて歩き、風に舞う落ち葉
を追って遊び、シャンプーが嫌いで砂浴びや土掘りが好きでした。
下は、2人と1頭の散歩でのスナップです。 6歳から8歳ころの秋と冬の思い出です。
愛宕公園の紅葉した桜の樹下、蔵王の金峰神社拝殿前で、ケヤキの紅葉をバックに、
最後は雪が大好きナッチャンが朝散歩の帰りに、庭の菜園コーナーの雪上を駆け巡り、
1月末の栖吉川堤防で、日の出を迎えた朝です。
3日間断食して水だけをを飲み、排泄のためだけに散歩に出、
殆ど苦しむことなく、静かな眠りの中で天国へと旅立ちました。
ナッチャンが見せた最後の姿を、私たちは忘れません。