7月下旬、早朝ウォーキングで空を見上げた時、青空に黒い小点がたくさん出てきた
ことに気付きました。 白内障の関係で、飛蚊症が進んだのだろうと思いました。
(数年前から白内障が始まったといわれ、半年ごとに眼科を受診し、3月の検査診察
では進行していないという診断でした。)
7月31日(最低気温26℃)、早朝ウォーキングの後、続けて鉢植の水やりを6リットル
のジョウロを持って1鉢ずつ、雨が降らない猛暑続きなので、菜園の野菜や庭木にまで
水やりし終え、汗びっしょりで洗顔した時でした。
洗顔中に右眼に異常が、右眼の視界全体に黒い波線状の横縞模様が現れました。
午前中ソファーで横になっていたら、横線の多くが消えて、黒い小点に変わりホッとしました。
8月1~3日は長岡祭りで、2,3日は花火の撮影に出かけました。
花の写真を撮る時、右目でファインダーを覗いても暗くてピント合わせが出来なくなりました。
8月4日、立川綜合病院眼科を予約外受診し、右目の視力低下を確認し、眼底検査と、
網膜断層検査の結果画像から、「網膜静脈閉塞症」(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)
と診断されました。
アドナ錠30mg(止血作用)、カルナクリン錠50(血流改善作用)を各1錠ずつを毎食後
服用する処方箋をいただき、9月9日に手術(ルセンテス眼内注射)する旨伝えられました。
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以下は、読んでおくようにと渡された冊子(ルセンテス手帳)の要点です。
「網膜静脈閉塞症」について、 眼の働きはしばしばカメラにたとえられ、水晶体はレンズ、
網膜はフィルムの働きをしているといわれています。
心臓から動脈を通って網膜へ入ってきた血液は毛細血管へ分かれて抹消である網膜の細胞
に酸素や栄養を渡し、老廃物を受け取って静脈に入り心臓へ帰ります。
動脈と静脈の視神経内で並行して走っている部分及び網膜内で交差している部分は、血管の
膜を共有し、接しています。
従ってこの部分で動脈硬化が起こると、動脈が静脈を圧迫して静脈内の血流が滞ります。
そうすると血液が凝固し血栓ができて静脈が閉塞します。
静脈が閉塞してうっ血し、静脈内の圧力が高まると、閉塞した箇所の上流部分の網膜へ血液
や水分が漏れ出て、眼底出血 を起こしたり、網膜がむくんだり(網膜浮腫 )します。
「網膜静脈閉塞症」には2種類あって、
網膜内の静脈が閉塞する「網膜静脈分枝閉塞症」(BRVO)と、
視神経内で静脈が閉塞する「網膜中心静脈閉塞症」(CRVO)とがあり、私の場合は後者です。
「網膜中心静脈閉塞症」(CRVO)の初期症状は、静脈の根元が閉塞するため、網膜全体に
血液や水分が漏れ、眼底出血や黄斑浮腫が起こり、急激に視力が低下 します。
(黄斑は、網膜の中でも視力をつかさどる重要な細胞が集中している中心部です)
網膜中心静脈の閉塞が不完全で、網膜の出血が軽度である「非虚血型」と、網膜中心静脈が
広く閉塞し出血が多い「虚血型」があります。
ルセンテス治療とは、黄斑浮腫を改善する治療として、VEGF阻害薬(静脈からの血液や水分
の漏れを抑制する薬)を眼内に注射 します。
白目の部分から眼の中の硝子体という場所に注射 します。 その後は1ヶ月毎に眼の診察や
検査で症状をみながら視力が安定するまで必要に応じて注射をします。
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暫らくウォーキングを休みましたが、秋雨前線や台風の影響で曇雨天が続くようになり、
水やりの負担が無くなったので、ウォーキングは再開しています。
右目は部分的に雲がかかったようになり、両目で見ても見難く感じられるようになってきました。
8月27日、午後3時、眼科外来にて、家族同伴で手術の説明を受け、同意書にサインしました。
クラビット点眼液1.5%を処方され、手術3日前の9月6日から、毎食後と就寝前に殺菌のため
1日4回点眼し、9月9日を待ちます。
熱帯スイレンの「ティナ」は青紫色の花を咲かせる、ムカゴ種です。
メシベを開いた開花1日目の花、 花茎を空中に突き出しての開花です。
ブルー系は温帯睡蓮には無い花色で、夏の庭に涼感を漂わせてくれます。
開花2日目の花です。 オシベでメシベを塞ぎました。
花のサイズは小さめですが、花着きは良い品種です。
開花3日目の花、盛夏では完全には開けなかったり花弁の傷みが出ます。
葉の中央に付くムカゴから、葉や根を出して苗が出来ます。
水につかった大きな葉を放置しておき、親葉が枯れて、浮いてきたムカゴ苗を水鉢から
拾い上げました。 この苗を荒木田土や睡蓮用土に伏せてやると、開花株に成長します。
昨年ムカゴから育てた小鉢苗を、睡蓮鉢に2鉢入れました、青いティナと白いドウベン
が競って咲いて来ました。 花も葉も小さめで、ムカゴも出来ていません。