「ヒオウギ」(檜扇)は、扇を広げたような葉姿で、
夏にオレンジ色の6弁花を咲かせました。(9月25日投稿済み)
花は1日花ですが、秋に実る黒い種子は4~5mmほどで艶があり、
「ぬば玉」(射干玉)と呼ばれて、
和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞として知られます。
花後の9月中~下旬、緑の袋果が出来ます。
10月下旬、中のタネが熟すと、袋状の大きな莢が割れて、
中から黒い種が出てきます。
緑の果実から、弾け出た黒く艶がある種子(ぬば玉)は、
すぐには落ちずに、長く着いていて、花材にも利用されます。
種子を、空き地の柿の樹下に蒔いたら、あちこちで花を咲かせ、
自宅庭よりも遅れて、今も黒光りする種をたくさん着けています。
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