ウメモドキの花と実

　ウメモドキはモチノキ科で、樹高２～３ｍの落葉低木で、中国と日本の本州・四国・
九州の森林内に分布します。　葉や花が梅に似ているところから名付けられ、雌雄
異株ですが、雌株だけで実がなります。
　
　「大納言」という大実の園芸品種を接木した苗木を、鉢植にし
　て主に実生りを楽しんでいます。　左が現在の果実のアップ。
　
　６月に咲く花は小さく目立たないですが、よく見ると綺麗です。
　今年は撮影を失念し、下１枚目は昨年撮ったものです。　
　２枚目から今年の撮影で、花後の小さな実、
　８月末までは緑実で、一部が色付き始めます。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
９月下旬までに殆どの実が赤く染まります。
３枚目が９月末、右端が１０月の姿です落葉しても赤い実は付いていますが、小鳥が
やってくると、あっと言う間に食べ尽くされます。　
　

ホトトギス （４）～キバナノツキヌキホトトギス

　キバナノツキヌキホトトギス（黄花の突抜杜鵑草）は宮崎県尾鈴山にのみ自生する
固有種で、個体数が減っている絶滅危惧種です。
渓流の崖に垂れ下がるように生え、葉の付き方から、茎が葉を突き抜いているように
見えます。
　
普通の用土で鉢植えして北側の山荘棚に置いて、１０月初めから中旬にかけて開花
しました。
　
　
　
　
　
　
　
　
　

大文字草 （３）～紅花の「ひらめき」と「彩」

　大文字草も園芸化されて、たくさんの品種が流通しています。中でも野生には無い
濃い紅花の品種が多くあります。
　
その中から、「大」の字形の２種です。　共に濃い紅色で咲き出して、開花後は徐々に
色が薄れて来ました
　
　
　
　
　
　
　
　
　上がスッキリとした花形の「ひらめき」という紅花種です。
　
　下は、「彩」という品種です。
　
　

アキチョウジ

　アキチョウジ （秋丁字）はシソ科の多年草で、西日本の山野で明るい木陰に自生し
ます。　鉢植ですが、細長い花茎を伸ばし、長いのは１m近い長さになっています。
　
先端がぱくっとひらいた筒状の特異な形と、濃い青紫の花が、風にゆれて風情があり
ます。　９月末から咲き始め、今も咲き続けています。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
長さ２cmほどの花をアップで見ると、開口部に黄色い雄しべが見えます。
何故かキチョウ がこの花に集まって、無心に吸蜜しています。

ホトトギス （３）～ 桃山 と 沙霧

　台湾ホトトギスの園芸種で、桃色系の２種です。　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　上が「桃山」という品種です。
　
　花色が桃紫色で、斑点（油点、霧点）が少
　なく、すっきりとした美しさがあります。
　
　
　
　
　下は「沙霧」という品種です。
　
　細かな桃紫色の斑点が花弁全体に広がる
　新しい品種です。