Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭のミズヒキ(1)~紅白の花

2020-10-17 | 山野草

ミズヒキ」(水引)は、全国各地に見られるタデ科の多年草で、
茎頂や葉腋から20~40cmの花穂を出し、
小花を疎らに付けます。
 
小花の色が、上半分が赤色で下半分は白色なので、
紅白の水引に似ていることが和名の由来です。
 

 

 
 
8月下旬の開花初めです。 
 

 

 
小さな赤い蕾から、花弁に見えるガクが、
深く4裂して、開いていきます。 
 

 

 
9月上旬の全開した花、 ガク片4枚のうち、上が赤、下が白、
左右の2枚は上側が赤で下側は白くなります。 
  

 
9月中旬、 
 

 

 

 
9月下旬です。植えたものでは無く、勝手に芽生えて、
庭のあちこちに群落を作っています。 
 

 

 
雄しべは5本で、雌しべの花柱は先が2つに裂け、
先端がカギのように曲がってきます。 
 

 
 
 
枚数が多くなったので、花後の姿は(2)で、

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

萩の花 2020(2)~庭植えの萩

2020-10-16 | 花木

奈良時代に山上憶良が万葉集で詠んだ「秋の七草」、
その筆頭に挙げたのが「」でした。
 
鉢植用に注文した「江戸絞り萩」として、山草業者から送られた萩、
1年で鉢に収まらなくなって、庭植えしました。
ヤマハギかミヤギノハギか?名称は不明です。
 

 

 
 
放任すると長く伸びて広いスペースを取るので、
初夏に剪定し、切り詰めています。
開花は遅れて、9月中旬の咲き始めです。
 

 

 
9月下旬、玄関前から見た萩、 
 

 

 
南側の道路から見た萩、
 

 
背後は実を着けたヤマボウシです。 
  
 
 
9月末です。 
 

 
上は玄関前から、下は南側道路から見ました。
歩道に出る枝先は切除してありますが、落花の掃除が欠かせません。
 

 

 
10月上旬、たくさんの花を散らし、名残り花を撮りました。 
 

 
落葉低木ですが、茎が年々太くなることは無く、
毎年根元から新芽が出るので、晩秋にば株元から刈り取りますが、
種子を結ぶ前に、上半分を剪定しました。
 
 
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツユクサの花 2020

2020-10-15 | 山野草

ツユクサ」(露草)は、ツユクサ科の1年草で、
全国に分布する道端の雑草で、庭に勝手に生えてきます。
青色がきれいなので、一部を除草せずに咲かせています。
 
1,5~2cm程の青い花、花形も独特で、顔を連想させます。
 
雄しべ
は6本あり、うち長く伸びた2本が花粉を出し、

花弁のすぐ下にある4本は黄色が目立ちますが、
花粉を出さない仮の雄しべです。
真ん中で一番長く突き出しているのが雌しべです。
 

 
自宅西側で、午前と夕方は陽が当たらない場所です。 
 

 
開花も遅れ、8月下旬の花です。
朝、苞を少し開いて、開花直前の花蕾が、 
 

 
開花しました。
花弁3枚のうち、上の2枚が青く大きい花弁で、
下部の1枚は白く小さく目立ちません。 
 

 
午後5時近く、閉じた花を苞に収め、結実します。 
 

 
9月上旬の花、1つの苞から2花咲くものも多い。 
 

 
9月中旬の花、
次の2枚の画像は、雌しべがありません。
 

 
 
 
次の画像は、2花の内1花は雌しべがありません。 
 

 
9月下旬の花、 
 

 
9月末の花です。
 

 
花がほぼ終えたので、殖え過ぎないよう除草します。

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメコウホネの花 2020

2020-10-14 | 水生植物

ヒメコウホネ」(姫河骨)は、スイレン科の多年草で、
本州・四国・九州の湖沼や河川に群生し、
花径4cmほどの黄色花を咲かせます。
コウホネより小型で、日本固有種です。
 

 
 
骨のように見える?根茎が泥の中を横走して増殖しますが、
植え替えてない鉢植えなので、根茎が30cmも水中に伸び出て、
今年はもう開花できないと思っていましたが、
 
9月30日朝、水上に柄を長く伸ばして、
丸い蕾を開こうとしています。 
 

 
昼には開花しました。
 

 
黄色い花弁に見えるのは、5枚のガク片です。 
 

 
翌10月1日の朝、花は閉じていましたが、 
 

 
昼までに、ガクを大きく開き、その内側に細長い花弁が10枚程、
真ん中の雌しべの周りに固まっていた雄しべが、開いてきました。 
 

 

 
開花3日目です。たくさんの雄しべを開きました。 
 

 
開花4日目です。 先に花粉をたくさん付けた雄しべが開き切り、
 

 
雌しべは、柱頭を盤状に広げています。 
 

 
翌日には水中に没しました。
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムクゲの花 2020(2)~宗旦ムクゲ

2020-10-13 | 花木

アオイ科の落葉樹「ムクゲ」(木槿)は、
庭を作り変えた時、最初に植えた花木で、夏から秋に長く咲きます。
犬散歩で見て、気に入った2種の枝をいただき挿し木しました。
 

 
白の一重花で、中心が赤い底紅種は、
茶人の千宗旦(そうたん)が好んだことから宗旦ムクゲと呼ばれます。
 

 
2種を同鉢で育て、玄関前でオオヤマレンゲの南側に移植しました。
樹高は3mを越えます。
 

 
樹が大きくなって、菜園コーナーに行く通路を塞ぐようになり、
昨年の強剪定で、宗旦系の枝が減ってしまいました。
 

 
7月中旬から開花しました。
その年に伸びた枝に次々と開花するので、毎年晩秋に強剪定します。
放任すると大きくなり過ぎます。
 

 
7月下旬の花、下の樹は
後に挿し木で殖やした1株を、東庭に植えたものです。 
 

 

 

 
8月上旬の花、 
 

 

 
8月中旬の花、 
 

 
9月中旬の花、
1日花とも言われますが、2~3日もつ花が多いようです。 
 

 

 
10月上旬、花期が長く、まだまだ咲き続けます。 
 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする