「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

子曰、朝聞道、夕死可矣

2008-08-26 00:49:11 | 仲間・先生
子曰わく、朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可(か)なり。(第四 里仁篇 八)

訳:私は、朝、わが国が慈愛と寛容の政治を採用すると聞いたなら、昼間にそれをたしかめ、その日の夕方に死んだって悔いはない。(佐久 協 氏)
訳:先生が、いわれた。「その朝に真実の道をきくことができたら、夕暮に死んでも本望なのに」(貝塚 茂樹 氏)

孔子の言葉であるが、

高校時代、私の友人は、「道」を、
「美しい解答を導き出す数学の問題」に当てはめ、
そのような数学の問題に遭遇したなら、
夕方死んでもいい、と冗談で言っていた。
その彼は、某大学に合格し、希望通り、宇宙工学を専攻、
企業に勤めた後、父親の後をついで、和歌山で、
事務機器の販売の会社を経営している。
親友の一人である。


私にとって、「道」のところにあてはまるものは、
書物と、いったところだろうか。
読み始めると、時間を忘れて、
吸い込まれてしまう書物にであったなら、
夕方死んでもいいという満足を得る。
(死んでしまったら、もう本は読めないのだけど。。。)

8/25もまた、そのような書物に出会えた。
早稲田大学教授 坪井善明(つぼいよしはる)氏著の、
『ヴェトナム新時代ー「豊かさ」への模索』(岩波新書)

坪井先生は、私達に、月に一度程度のペースで、
ゼミを開催くださる。
毎回、その推薦図書やゼミは、
学問する喜びを私達に与えてくれる。
その坪井先生のご本人の著書に感動。

さて、『ヴェトナム新時代ー「豊かさ」への模索』
ヴェトナム戦争とは?ヴェトナムの現状、ASEANの位置づけなど、
非常に分かりやすく説明くださっている。

吸い込まれて一気に半分読んだ。
頭のもやが、すっきり晴れる貴重な体験をした。
ヴェトナムから、アジアが理解できたような気がする。

そんな折、仲間の医師にたまたま、携帯電話したら、
「今、ホーチミンにいる。」だって。
ヴェトナムが、とても身近に感じられた一日でもあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治家とは。

2008-08-26 00:12:00 | シチズンシップ教育
ある政治家を経験された方のことが、
私の友達のブログに載っていました。

本質的なことを言っていると思い、
ここに転載します。

****以下転載*****
 彼は政治家になる為にしているのではなく、故郷に戻って役場に入り、故郷のあるべき姿は何なのかを考えると町長になっていた。そして地域の国のあるべき姿を考えたときに国会議員になるしかなかった。
 地方自治の経験から国のシステムの矛盾点(地方自治では当たり前の事)があったり、意思決定のプロセスの明確化も含めて・・・・・
****転載終わり*****

政治家になることが目的であってはならない。
政治家は、手段である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする