「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

10/31 第3回保健医療専門部会 報告

2008-10-31 23:00:00 | 医療

 本日10/31 中央区の第3回保健医療専門部会が開催されました。 
 傍聴してきましたので、ご報告致します。午後6:30からの会議でしたが、傍聴者は、私一人でした。  

 専門部会の中で、委員から出された課題を挙げます。 
 どのようなことが、議論されているかの参考として、見ていただければと思います。

  現段階では、予算の裏づけのある具体的な施策になるかは、未定であります。
 パブリックコメントもなされ、予算的裏づけのある最終報告ができあがっていくものと思います。  

 『中央区保健医療福祉計画推進委員会中間報告素案』というたたき台の資料があり、それに対して出てきた意見を課題として、下に書きます。

<委員が、取り上げた課題>
①子どもの事故
予防初期対応の啓蒙も力を入れていく。

②全体的な虐待対策を。
新生児訪問だけでなく、各健診や保健所でのイベントなど通して。

③予防接種の接種率向上を目指してほしい。
未接種者への、未接種の理由を問うアンケートもする。学校側の協力が不可欠。

④小児のメタボリックシンドローム対策の推進
国の方針でもあり、力を入れるべき。

⑤「ママの健康診断」の標記があるが、パパももれのないように。
現状で、もれがないかたちになっている。

⑥青年・壮年期の療養支援は、難病だけでなく、がんや若年者の脳卒中後の在宅療養支援も行っていくべきである。

⑦緊急時の入院できる病院を区民のために整備すべき

⑧介護予防を青年期・壮年期から継続的に

⑨高齢者の口腔ケアの大切さ
8020の健診は、75歳までという現状がある。

⑩緊急入院ベッドは、区に1床を確保している。その1床で十分なのか?

⑪在宅療養、在宅医療の充実に向けた環境整備を

⑫外猫対策
公費で虚勢手術をしている。5年後には、数の減少を見る予定。

等等。  

 パブリックコメントでは、是非、区民のみなさまの保健医療のあり方への声を、区へ届けていただきたいと考えます。 
 パブリックコメントが開始される時は、区からお知らせがあるとは思いますが、このブログ上でも、あらためてアナウンスいたしますので、お待ち下さい。

 なお、この会議の情報は、区のホームページから得ることができます。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kuseizyoho/hokeniryofukusikeikakunosuisin/hokeniryouhukusi20/hokeniryousenmonbukai/index.html

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