明日10/3は、総務費の質問です。
本年3月の予算特別委員会で、私は、総務費で90分質問しました。
まず、それを振り返り、質問を考えたいと思いますので、その質疑を転載します。
****3月20年度予算特別委員会 総務費*****
第2款「総務費」について、質問者の発言を願います。
○小坂委員
おはようございます。
私、本日、90分時間をいただきました。どうもありがとうございます。
御質問をさせていただきたい点は、まず1番目は行政改革、その中でも人に関してです。人は命、人は宝ですので、そのことに関してお話しさせていただきます。
2番目は、まちづくりのあり方に関して御指導いただければと思います。
3番目は、情報公開、情報開示に関して。
4番目は、市民参加に関して。
5番目は、連携のあり方に関して。
6番目は、区長さんが所信表明でもおっしゃった平和の大切さに関しまして。
7番目、最後が防災に関しまして、このあたりを90分の間で御質問させていただければと思います。
その最初に当たりまして、まず、私も資料を要求させていただきたいと思います。今ごろ要求いたしますので、会議まで間に合わない場合もあるかもしれませんが、それはそれで構いませんので、よろしくお願い申し上げます。
〔議事係長、小坂委員から資料を受け取り、総務部長並びに委員長に渡す〕
○益田総務部長
それでは、早速調製の上、提出をさせていただきますが、すべて新しい内容のものでございますので、場合によってはかなり時間がかかるものがあるかと思いますけれども、そのあたりについては、また御相談をさせていただければと思います。よろしくお願いします。
○小坂委員
資料は、間に合わなければ、それはそれで構いませんので、よろしくお願いします。
では、質問に移りたいと思います。
<1番目の話題:人は組織の宝、人は組織の命>
まず、行政改革、特に人に関して御質問させていただきます。
これは、きのうの委員会から引き続き、人の問題、あり方に関してお話を聞いていて、私もどうかなと思いましたので、急遽このことも取り上げさせていただきました。
きのうの質疑の内容では、現在、この区役所の中では病気療養の職員の方が14名、休職の方が8名、計22名の方が病気で休んでいるということなんですけれども、これは果たして心の病からこういうふうになっているのかどうか、ちょっと気にかかりましたので、そのあたりを教えていただければと思います。
また、組織というのは本当に人が命ですので、どうしても人が元気であってほしいと思っております。行政というか、自治体に別に予算がなくてもいいと思うんです。ただ、職員が元気であれば、それで何とかなるのではないかなと思っておりますので、そのあたりで、まず人が命だと思いますので、人のことを質問させていただきます。
きのうのお話では、管理職試験を目指さない方々が多いという話もありました。やりがいの湧く職場環境づくり、それが大事だと思います。これは我々の会派の高橋区議が一般質問の行政改革の中でおっしゃっていましたが、やりがいの湧く職場環境づくりで、私はとてもいい意見だなと思ったのは、現場の職員からの提案制度です。何かこれを実現したいと、現場でやっている人が思ったら、その提案をダイレクトに区長に届けるというふうな提案制度があればいいんじゃないかなと、一般質問を聞いていて思いました。このあたり、やりがいの湧く職場づくりの一つのアイデアではないかと思いましたので、まず質問させていただきます。
病気療養中の職員に関してと、やりがいの湧く職場環境づくりに関してです。よろしくお願いします。
○島田職員課長
病気休暇の職員でございますけれども、3月1日現在で14名の休職の職員がおるというお話をさせていただきました。すみません、正確に何人かということでありますけれども、半数以上が大体メンタルの関係ということと、あと、例えば脳の出血の関係だとか、それから糖尿の関係だとか、そういった理由で長期に休暇をとっている方あるいは休職に至った方もございます。
それから、職員の提案制度等についてでございますけれども、一般質問でも御答弁させていただきましたが、私どもの職場の中では、例えば予算要求だとか、それから行政計画などをいろいろボトムアップでつくっていくときに、それぞれ職員のほうから意見を出し、議論しながら、そういったことを区のいろいろな場面で政策反映につなげていってございます。そういったところの中で、区長も職員の意見を組み入れながら、数々の計画の中に反映させているところでございます。
以上でございます。
○小坂委員
御答弁ありがとうございます。
やはり職場での病気の状態は心の病が多いんだなと、それは感じました。これは、私も医療関係を専門としておりますので、お話しさせていただきますけれども、心の病、これはなって当然のものでありますので、なった職員の精神が弱いとか、そういうふうには考えないでいただければと思います。心の風邪はだれでもひきますので、それをサポートするという体制づくり、温かく見守る、帰りを待つ、そういう職場づくりをやっていただければと思います。本当に燃え尽き症候群というのが、きっとこの中央区の職場の中でも多いと思いますので、ぜひそのあたりのサポートをよろしくお願い申し上げます。人は命だと思います。
また、職場、職員提案制度に関しましては、現在のところされているというところですので、ぜひ現場の声を大切にしていっていただければと思います。また今後ともやりがいの湧く職場環境づくりに関しましては、お互い話し合い、よりよいものをつくっていければと思います。
では、次の質問に移ります。
<2番目の話題:まちづくり>
2番目は、まちづくりに関して、ぜひ御指導いただければと思います。
この中央区基本計画2008では、まちづくりに関しまして、大きなものとして2つ取り上げられているんですけれども、1つは日本橋の高速道路の件ですね。これをぜひ地下化しようというふうなことで持っていこうとしておりますので、まずこの日本橋のところに関して教えていただければと思うんですけれども、この案をつくり、かつ実現させていく手法は、どのようなものを用いて実現させていこうと考えているんでしょうか。ちょっと漠然と大きな考えでの御質問ですけれども、これというのは区だけではどうしても実現できない部分がありますので、都・国との関係はどのようにして実現させていくのか御指導いただければと思います。
○田村地域整備課長
日本橋の首都高速道路の移転の件でございますけれども、こちらにつきましては、現状、日本橋川の上空にございます首都高速道路を日本橋川の川岸の地下に埋めていくという、そういった考え方で、今、検討等を進めている状況でございます。場所でございますが、基本的には日本橋川の北側の川岸街区の地下部分ということでございまして、こちらを国の事業の中で移設をしていくということでございますけれども、当然ながら、相当な費用がかかるということが想定されてございます。そういった中で、実現を図るために地元としてどのようなことに取り組むのかということについては日本橋の連合町会、一の部から七の部までございますけれども、この代表の方々にお集まりをいただく中で、日本橋再生推進協議会というようなものを19年に設立をいただきまして、その中でも基本的な議論をさせていただいているところでございます。
その実現に向けては、やはり日本橋川の川岸を空地化していく、これはまちづくり等を通じながら、空地化をしていこうということでございまして、川岸に今、既に建っている建物を所有されている権利者の方々の御理解をいただきながら、東京駅前等で今現在検討されてございます再開発等の関係とも連携をとりながら、そういった権利あるいは建物の移設をしていく、容積を移転するというような考え方でございます。こういったような考え方を地域として、まちづくりとして実施していくということで、まずは空地化をしていこうと。空地化をすることによりまして、その首都高速道路を地下に移すというようなことに係る費用がある程度圧縮できるのではないかというような大きな考え方でございます。
容積の移転というようなものにつきましては、現行制度の中ではまだ具体的な形として位置づけがなされておりませんので、容積移転というようなことについて、今現在、国の方では制度設計をはじめ、さまざまな検討をしていただいているという状況でございまして、そういった検討の場には東京都も、それから私ども区も参加するという形の中で、そういった内容等について、今、検討を進めているという状況でございます。これらについては、まだ具体的にその制度設計の内容等は明らかにはなってございませんけれども、そういった検討については、区も積極的にそういった場に参加する中で働きかけ、それから地域の要望等を出しながら、一日も早い実現を目指して、今現在、取り組んでいるという状況でございます。
以上でございます。
○小坂委員
大変詳しい御説明ありがとうございます。
その内容に関して、少し御指導いただければと思います。まず確認ですけれども、日本橋再生推進協議会、この会で話されたことが、前半部分で言っていた内容が考えられた場所なんでしょうか。それとも、今、前半部分でおっしゃっていた、空地化して地下に持っていくというプランは、区が独自に考えられたのですか、日本橋再生推進協議会が考えられたことなんでしょうか。そのあたりはどちらが考えられたことなのか、念のために確認させてください。
○田村地域整備課長
地下に埋めておくという計画でございますが、こちらについては、平成14年でございますけれども、東京都心における首都高速道路のあり方委員会、これは国が設置をした委員会でございます。有識者の方々によって設けられた委員会でございますけれども、開通後40年余を過ぎる都心環状部の首都高速道路、やはり構造的にも、それから機能的にも改善の必要があるということで考え方が示されまして、その中で最も象徴的な箇所として、日本橋の上空の首都高速道路というものが位置づけられたわけでございます。
その改善の方法として、4つほどの案が示されました。その中には、建物の中央部、中間部を抜けるというような案も、当時としては有力な案として示されてございましたけれども、そういった計画案について、地域としては、日本橋川の上空から高速道路はなくなるけれども、やはり中央通りの上に高速道路がそのまま残るというような、そういった景観的なこともございまして、こういったものはなかなか認められないと。そういった中で、その4つの中の一つに、地下に埋めていくという計画案が示されてございまして、それを具体化していくというようなことで、地元の意見を受けながら、国として考え方を整理したというようなものでございます。
以上でございます。
○二瓶委員長
ただいま総務費の款の質問でございますので、質問者、また答弁者の方も詳細な質問は、その款、土木費に当たると思われますので、総務費に関連した質問、また答弁をよろしくお願い申し上げます。
○小坂委員
ありがとうございます。そうですね。大分詳細に入りましたので。詳細な御説明ありがとうございます。
私がお聞きしたいと思っている点は、日本橋再生推進協議会というものが区や地元住民の意見をまとめる場だと理解いたしました。この意見がまとまったものを、どれだけ権威づけて国や都に届けることができるものなのか。これは国や都の言いなりで、その案をつくっているのか。それだと、だめですよね。住民の声をきちんと反映させる必要がありますので、そのあたりの権威を持ったものであるのかどうか、そこだけ教えていただければと思います。
○田村地域整備課長
国との検討の場の一つの中で、直接国が地元の方々と協議をする場がございまして、その場に地元の方の出席もいただいておりますので、地元の考えというのは直接国も聞き、それを踏まえて検討を進めているというふうに認識してございます。
○小坂委員
わかりました。
ぜひ、地元の意見、要望を国や都に届けて、計画案を作成していっていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
では、もう一つ、基本計画2008のまちづくりのところに書かれている築地のまちづくりに関して、次に御質問をさせていただきたいと思います。
まず、質問に当たり、これも不要な質問かとは思いますけれども、一応念のために御確認させていただきます。築地市場の豊洲移転を断固反対するという意思は、2月19日の築地市場等街づくり対策特別委員会や今回の第一回定例会の一般質問の区長答弁でもありまして、この豊洲移転は断固反対であるということの意思は、これは確認されたものと受け取ってよろしいのでしょうか。そこを、まず御確認させてください。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
この問題に関しましては、問題が起きたときから終始一貫して築地市場移転には反対の立場をとり続けております。
以上でございます。
○小坂委員
ありがとうございます。
また、これに関しましては、区政を運営していく両輪の輪の一つである行政とともに、我々区議会もやはり断固反対の立場であるということは、これはもう前提として考えておいてよろしいんでしょうか。議長、御指導よろしくお願いします。
○鈴木(久)議長
小坂委員が、議員に就任以来、何度もそのお話をされておりますので、恐らく確認する必要はないと思っています。
○小坂委員
すみませんでした。時間を無駄に使ってしまいました。申しわけございません。また、御起立していただきまして、申しわけございません。
では、質問を続けさせていただきます。
では、断固反対ということでございますけれども、築地市場の豊洲移転を断固反対するということの理由を再確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
築地市場におきましては、昭和の初期からずっと東京都民の食の安全を守るとともに、食材を提供してきた歴史ある場所でございます。ということは、中央区にとっても一番まちづくりにおいて中心をなす場所でございます。当初、東京都は、市場が老朽化してきたということがございまして、現在地で再整備をするということで、区も相当の費用を注ぎ込んで、それに協力してまいりました。ところが、突如、豊洲のほうに、土壌汚染で問題のある場所に移転をするという理不尽な要求を突きつけてきたわけでございます。したがいまして、もともと今の場所でできるものをあえて移転するというのが出てきたことで反対だと。それと、さらに申し述べますと、築地は世界に通用するブランドであると。中央区の活気とにぎわいを形づくる中心的存在であるということの理由から、移転には反対しているところでございます。
以上でございます。
○小坂委員
わかりました。御確認させていただきますけれども、1つには食の安全を守るため、また2つ目には築地のまちづくりのため、3つ目には築地のブランドを守るためというあたりで断固反対ということで理解させていただきます。
では、断固反対の姿勢をとりながら、今後、築地のまちにどのような理想を将来像描いているのか御説明してください。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
断固反対しておりますので、移転がなくなれば、今のところで再整備をしていっていただいて、今以上の活気とにぎわいが発展していければというふうに考えてございます。
以上でございます。
○小坂委員
今、2つのことを言われたんでしょうか。移転がなくなれば、その場所での繁栄、移転された場合はそのままその場所でまちづくりをしていく……。そのあたりをもう一度、申しわけございません。教えてください。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
移転がもしなされなければ、これは万々歳でございますので、今の場所でさらに築地が発展していくために、中央区は惜しみない協力をしていくということでございます。それと、万が一の場合、移転を強行された場合に備えましては、中央区といたしまして、基礎的自治体といたしましては、地元の方々の生活等を守っていく必要がありますから、再三これも申し上げておりますけれども、鮮魚マーケット等、今の活気とにぎわいを維持し続けるようなまちづくりをしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○小坂委員
やはりこれは2つありますよね。万が一移転した場合の計画と、残った場合の計画、その2つを描かれているというふうに私は理解したんですけれども、それでよろしいんですか。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
そのとおりでございます。
○小坂委員
わかりました。
このまちづくりに関しまして、いろいろなプランを行政は用意していく必要があると私も同感いたします。すなわち、万が一移転した場合の計画、もう一つは、残った場合はどういうふうにつくっていくのか、それを考えていく必要があると認識いたします。
そこで、もし残った場合にはどのようなまちづくりをしていくのか、さらに何か案を準備されているのでしょうか。万が一移転されたときには、以前見せていただきましたが、平成19年3月につくられた築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書、万が一の場合の計画はここにあるんですけれども、では、万が一でなく、築地市場がそのまま残った場合にどのようなまちづくりをしていくのか、そのあたりの計画はあるのでしょうか。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
残った場合ですと、基本的には今の市場が老朽化しているということがございますから、現在地で再整備となると思います。そのときには、それに協力する体制はありますけれども、具体的に残った場合、区がどこをどう整備するというような計画は現在のところございません。
○小坂委員
その計画に関しても、このようにまとめていらっしゃるんですか。
○辻副参事(都心再生・計画担当)
今御答弁差し上げましたように、移転しない場合の計画はつくっておりません。
○小坂委員
まちづくりを考える場合、今あるのは万が一移転した場合の計画だけということになりますよね。それで果たして十分なのかどうか、私は心配しております。これが執行された場合に、これで述べられているのは万が一移転した場合の築地の場外のあり方に関して述べられています。まだ我々は考えるべきことがあるのではないかなと私は思います。すなわち、万が一移転した場合、この場外のプランとともに、場内の、市場がある場所がどのようなまちになってほしいかというのも、責任を持つ地元自治体としては案を東京都に届けていく必要があるのではないかなと私は考えます。
また、万が一移転しない場合、そのときにはどのように再整備をしていくのかというのも、これと同じレベルで準備する必要があるのではないかなと私は思いますし、最初に御質問させていただきました日本橋上空の高速道路の地下化に関しても、それなりに話が進んでいるわけですから、それであれば、東京都の高速道路を地下化するという話を進めているわけですから、東京都の土地であるところの築地市場に関しましても、我々が、移転した空き地をこのように区のために使ってほしいというのを考えるべきではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
(下のブログへ続く)